勃発！我が家のガンダム戦争。それは本当に子供のためなのか？

皆さん、お誕生日って、必ずプレゼントが必要なものですか？

子供のお誕生日、必ず、何かモノ（おもちゃ）が必要でしょうか？

こういうことを言うと、『醒めてる』とか、『おかしい』なんて言われますが、どちらかと言うと、そう言う発言を聞く方がげんなりだっつーの！

（…と、密かに心の中で思ったこと。夫氏は、ここを見たときに初めて知ることになるのでしょう。どうか見ないでおくれw）

そもそも、お誕生日に渡すプレゼント。
この意味って、、『無事に生まれて来てくれてありがとう』とか、『ここまで育ってくれてありがとう』みたいな意味ではないでしょうか？

わたしは、その年の記念になるようなモノをあげたくて、自分があげたい物の中で子供に選んでもらうようにしています。

大体、おもちゃはその時ばかり。大事にしない、片付けない、ほったらかすの三拍子が揃うので、わたしが買うことはまずありません。

欲しいもの、あげたいものがない場合は、毎年お誕生日はに好きな本を一冊プレゼントすると決めてます。
自分で選んだ本なら、どんな本でも。（おもちゃ付きの本以外で）

今年も、本をプレゼントしようと思っていたのですが、先日、ガラス作家の前田一郎さんの展示に行って、そこで『これが欲しい！』と言われたので、次女のお誕生日と、上の子がお姉ちゃんになった記念日として、選んだものを一つずつプレゼントとしました。

本人たちは、その場の勢いでほしいといったのかもしれません。

でも、わたしがプレゼントしてあげたかったので、買いました。

自分で選んだものを、大きくなっても大切に使う女性になって欲しいなと言う願いも込めて。

＊
さて、時は変わってプレゼントをあげたい父と、何かを貰いたい娘たちの間で、一悶着ありまして。

「ガンダムが欲しいと言わせる父」と、「なんだか欲しいような気がする娘」とした方が良いでしょうか？

ガンダムをあげたい夫は、『次女が欲しいと言ってるから！買う！』と言って意気込んでいます。

でもね、わたしにはわかる…。多分違うと思うんだよ。
彼女は、『何かが欲しい状態』なだけで、心の底からガンダムが欲しいとは思っていないはず。

私「片付けないのだから、ガンダムは買う必要ないよ？買うなら別のものを買って！」と言うと、

夫『でも、次女が欲しいって言うから買ってあげたい』
（いやいやいや。そもそも、次女は心の底から欲しがっていないのがわからない？と問うと、）
夫『だって欲しいって言ってる！』

私「じゃあ、買ってあげたらいいじゃない？自分が買ってあげたいと言うんだったら買えばいいじゃない」
夫『別にそう言うわけじゃない。次女が欲しいって言ってるから買う！』

子供かっ！！

『自分があげたいから買う』と言う理由なら反対はしない。どうしてもあげたい、もらって欲しいものってあるもの。

でも、子供のせいにして渇望してもいないおもちゃを買おうとするのは気に入らない。

本当は自分が欲しいんじゃないの？

と、いろいろ言っても聞いてもらえなかったので、一つ質問してみた。

私「今の論理でいくと、次女の欲しがるものだったらなんでも買うと言うこと？」
夫『そうだよ！』
私「じゃあ、フリフリのかわいいドレスが欲しい！って言ったら買ってあげるのね？」
夫『それは…』

そう、つまり夫氏は、ガンダムを持って喜んでいる次女の姿を、自分が見たいからガンダムに拘っていたのです。

ドレスを着て喜んでいる次女は見たくないわけです。次女がガンダムを持っているのが夫にとっては嬉しいわけで…

次女が喜ぶ姿ならなんでも良いわけではなくて、自分の満たされるように喜んでもらいたい。

人のため、とか、喜ぶからと言う理由で、プレゼントを選んだりするわけですが、こんな風に、実は『自分のため』になってることありませんか？

また、そのプレゼントが使われていなかったら、『せっかくあげたのに』とか、『いいものなのに』なんて口に出してませんか？

相手に喜んでもらいたい

この気持ちって、気をつけないと、気がつかないところで『自分が満たされたい』という願望に変換されていくのかも…なんて思った、我が家のガンダム戦争でした。

『子供のため』『○○のため』って、

それは、本当に自分のためではないのだろうか？

自問していきたいものです。。。