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【美術・アート系のブックリスト】 Vicki Krohn Amorose著『Art-Write: The Writing Guide for Visual Artists: Crafting Effective Artist Statements and Promotional Materials』

アーティストステートメントの書き方指南書。なかなかうまくまとめてあり、私の考えとも多くの部分で重なります。特に作品制作を「What」「How」「Why」の三つの曲面で語るところは、昨年、東北芸術工科大学と広島市立大学で私が話した内容とほとんど同じでした。

作家の常套句である「説明できない」「見る人が自由に考えて」に対する批判も、「何も考えていないアーティストにとっての便利な言葉だ」と手厳しいですが、その一方で「言葉ですべてを語らなければならないいわけではない。作品理解の手助けができればいい」とハードルを下げて言葉を紡ぐことを促しています。本気でアーティストを目指している人は、一読をおすすめします。

英語が苦手な方でも大意はわかると思います。

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2020年2月21日

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