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読むTHINK119_ゲストは四角大輔さん(執筆家)

今回は、2022年9月30日に開催された THINK119 のダイジェストをお届けします。

ーー定期購読マガジン THINK BOOK について
THINK BOOK は,読む "THINK" です.Suppose Design Office の谷尻誠が毎月魅力的なゲストを招き「"考える"ことを考える場所」として開催しているイベント"THINK"を読み物として再構成してまとめています. 多彩なゲストとの間で繰り広げられる本音のトークはここでしか聞けないヒントがたくさん詰まっています.過去100回以上に及ぶ記録資料などの掘り起こしを含め,月に2回程度,定期購読マガジンとして掲載します.ぜひ定期購読していただいて,皆さんの日常をTHINK するきっかけにしていただければ幸いです.(谷尻誠,西尾通哲:共同編集)

告知資料より

[THINK 119]

今回のゲストはニュージーランドの原生林に囲まれた湖のほとりで暮らす執筆家の 四角大輔さんです。学生時代、ニュージーランドに留学中の親友から、手紙と湖の写真が届きあまりの美しさに震え、まだ一度も行ったこともない中、いつかニュージーランドへ移住すると決意。移住される前、新卒入社したソニーミュージックに9年、ワーナーミュージックに5年半勤め、プロデューサーとして数々のミリオンヒットを手掛け、毎日忙しい日々を過ごすなか、自然に触れていないと心が死んでしまうと、過密スケジュールを徹底的に管理し、休日は湖や山に出かけるという生活を続けられていたそうです。

四角さんが生まれたのは、大阪の郊外。里山や田畑、林がたくさんの場所で幼少期の頃から自然のなかで遊ぶことが大好きな少年時代。小学校低学年の頃、地球儀を見て日本の小ささと「日本語しかできないと本当の自由はない」と思い、学校でも英語だけは真面目に勉強。高校3年生の時には、念願だったアメリカ留学へ。海外での人生初チャレンジとなった1年間の留学体験を。大学では、学業に費やす時間は最小限に抑え、1年の大半を自作のキャンピングカーで日本中を旅行。そんな中でも英語の勉強だけは真面目に取り組み結果、学生時代にTOEIC900点、TOEFL650点を取得。

1999年、一枚の写真で夢がはじまり、初めてニュージーランドを訪れたとき、機内の窓から見下ろした湖の美しさは今でも忘れられないと話されます。実際に足を運び、絶対に住むんだという決意を固め、すっかり心を奪われてからは毎年、忙しい仕事の合間を縫ってニュージーランドへ。永住権を2009年に取得し、15年間勤めた会社を退職、今から12年前の2010年にすべてを手放してニュージーランド移住の夢を叶えました。現在は、小さな田舎町から約20kmの距離にある、原生林に囲まれた湖のほとりで暮らす四角さん。目の前に広がる湖は、湧き水ベースということもあり、電気式ポンプで湖水をくみ上げる形で飲料水も自給し、庭にはオーガニック野菜を育てる菜園とハーブ園、小さな果樹園があり、ご自身の働き方は、週3日午前中だけ働き、「今一番やりたいこと=育児」のための超時短ワークスタイルで日々を送る。「不便な大自然での半自給自足の生活は、圧倒的に気持ちよくて感動的、究極の贅沢だと感じています」と語る四角さん。働き方や自然との関わり方、また先日14日に発売されたばかりの著書『超ミニマル主義』についてなど、ぜひ会場でお聞きください。たくさんのご来場お待ちしております。

THINK 119
日時:9月30日(金)
開場 19:00~
開演 19:30~21:30
会場:広島市中区舟入本町15-1 サポーズデザインオフィス3階
会費:1,000円(予約不要)

FacebookイベントページURL→ https://www.facebook.com/pg/SupposeDesignOffice/events

<注意事項>
※感染対策のため換気を行いながらの開催となります。
※感染対策のため、可能な限りマスク着用でのご来場をお願いいたします。
※受付に消毒液をご用意しますので、ご利用をお願いいたします。
※椅子席は先着100席までとなります。以降は立ち見となります。
※ご来場が多数の場合は入場をご遠慮頂く可能性がございます。予めご了承下さい。
※駐車場・駐輪場はございません。恐れ入りますが、近隣のご迷惑となりますので、公共交通機関でお越し頂きますようお願い致します。

人前で喋れなかった


サインボードにメッセージを書き込む四角さん


谷尻誠(以下、谷尻)
みなさんこんばんは。第119回目のTHINKのゲストは、普段はニュージーランドで暮らしている執筆家の四角大輔さんです。

(会場拍手)

谷尻;
いつ日本に戻られたんですか?

四角大輔さん(以下、四角)
ニュージーランドから9月に戻ってきたばかりです。新しくでた本「超ミニマル主義」のプロモーションで2ヶ月間滞在するんですけど、このTHINKに来るのが一番楽しみでしたね。

谷尻;
本当ですか、ありがとうございます。四角さんとは前から仲良くしてもらっていて、家族でニュージランドにも行きましたね。

四角;
以前…コロナ前でしたかね、ニュージーランドで僕の家に泊まってもらって。

谷尻;
そうですね、2017年ですかね。

四角;
今日は誠さんの故郷で話ができるというので非常に楽しみにしてきました。

谷尻;
ありがとうございます、四角さんのことは皆さんご存知だと思いますが、初めての方もいらっしゃるかと思いますし、まずは、執筆家として、ニュージーランドに移住して暮らす、という四角さんがどうしてそのようなライフスタイルになったのかを教えていただけますか?

四角;
分かりました。
みなさんこんばんは、四角大輔といいます。普段はニュージーランドの田舎の町で、湖のほとりで自然に囲まれて暮らしています。こうやって人前で話してますけど、以前は全く話せなかったんですよ、もう赤面症も酷くて。

谷尻;
ほんとですか?僕も一緒です。もう全然喋れなかったです。子供の頃は先生に当てられても何も言えないくらい。四角さんは、それをどうやって克服したんですか?

四角;
僕は、音楽会社にふたつ所属したんですけど。最初ソニーミュージック、その後でワーナーミュージックで仕事をしていました。僕は社会人になっても全然話せなくて。軽く社会不安症でもあって。大阪生まれ大阪育ちなんですけど、もう街の中にいるのが嫌で。自然にいる方が落ち着くというのは経験的に子供の頃から理解していました。大阪の街にも行けないくらいです。

当然、そんな人間なんで営業はダメじゃないですか。それで、プロデューサーのアシスタントの仕事をしていたんですけどね、そんな僕がどうして喋れるようになったかというのは、もう、当時すごく好きだったアーティストを売り出すために、気が付いたら無我夢中で伝えてた、ということがあってからですね。それがきっかけです。その時はもう30歳くらいになってました。谷尻さんはどうやって克服したんですか?

谷尻;
僕は、ある時、もう嫌われてもいいって開き直ったんです。

四角;
でも、そういう状況があったってことですよね。それは何だったんですか?

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