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ノウルーズ2022 1401年を迎えて

!سال نو مبارک 
新年あけましておめでとうございます。
3月20日、イランはノウルーズ(新年)を迎えました😊

3月20日(日曜日)、私はその日、神奈川に住んでいる長女のアパートにいました。4月から都内の大学に通う次女の引っ越し作業を終えて、私、旦那、次女の3人はお米を届けるために長女の所に来たのですが、、、。

3連休だったこともあり、東京(郊外)の道路は思った以上に込んでいたんです(>_<)
長女のアパートは、東京寄りの神奈川なのですが、ここに着くまでとにかく時間が掛かりました!!

疲れている私たちの為に長女がピザを注文するというので、私達は夕飯を長女のアパートで一緒に食べることに。

長女のアパートでくつろいでいると、旦那が突然言ったんです。

「もうすぐノウルーズだよ!」と。

「え!?ノウルーズは明日(3月21日の春分の日)でしょ?」
「?もうすぐだよ。今日だよ」と言う旦那。
確か、2022年のノウルーズを迎える時間は、3月21日の0時33分だったはずなんだけど??🤔

一体どういうこと❓

後でわかったのですが、2022年にイランが春分を迎えた時間は、日本時間では3201903分でした。イランは日本よりも5、5時間遅いので、現地では午後1時33分にノウルーズを迎えたことになります。

3月22日から、イランはサマータイムを開始しているので、現在は日本との時差は-4、5時間に変更されています。

日本が春分になった時間は、321033分でした。イランも同じだろうと思いこんでいましたが、時差があるんだから、当然、春分になる時間も違いますね💦

自分でも、何書いてるか分からなくなりそうですが、なんとか伝わったでしょうか?😥

前回の記事にも少し書いたのですが、春分を迎えた瞬間にノウルーズになるので、このようにイランと日本ではノウルーズを迎える時間に、時差が生じるのです。

ノウルーズを迎えてすぐに、無料アプリ通話を使用して旦那のイランの両親に電話して、みんなでお祝いしました。

あ、それからイランにも日本と同じように「お年玉」があります!
娘たちは旦那から「お年玉」を貰っていました😊

ノウルーズの動画紹介


上の動画⤴は、全編英語ですがイランのノウルーズを上手くまとめて紹介されています。少し長いのですが、お時間のある方は観てみて下さい。


ハフトスィーンとは?

イランのノウルーズに欠かせないハフトスィーンですが、そもそもハフトスィーンって何?という事からお話ししようと思います。

ハフトはペルシャ数字の7スィーンはペルシア文字のسのことなのでハフトスィーンとはسS)から始まる7つのものをあらわします。

sabzeh、سبزه(麦の芽立ち)…快活や笑顔の象徴。
sīr、سیر(ニンニク)…富の象徴。
Somāq、سماق(ハゼの実)…希望の象徴。
Senjed、 سنجد(ナナカマド)…知性の象徴。
sīb、سیب(りんご)...健康、美しさ、実りの象徴。
serke、 سرکه (酢)…忍耐の象徴。
Samanū、سمنو(麦芽のお菓子)…力の象徴 。

ハフトスィーンの意味には、いくつかの説があります。
なので、少し違った意味で紹介されている記事や絵本もあります。

他にも、鏡やろうそく、コイン、コーラン、詩集、また絵を描いたタマゴや金魚なども好みで飾ります。

いろいろなハフトスィーンの画像紹介

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イランのお義姉さん宅のハフトスィーン
毎回、とても素敵なハフトスィーンを飾るので楽しみです。
色合いが好み😊 手前には金魚鉢に入った金魚もいます。

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旦那の妹さん宅のハフトスィーン
昨日送信されてきたばかりの、妹さん宅のハフトスィーン。
テヘランに住んでいた頃から、旦那の妹は私にとって一番話しやすく、良き理解者の一人でした。



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アメリカ(ホワイトハウス内)のハフトスィーン
何と!!ホワイトハウス内でハフトスィーンが飾られているではありませんか!びっくりですよね(@_@)

簡単に書いてあるペルシャ語を訳すと、「アメリカに死を」と言う叫びも、ミサイルも、どんなものもアメリカには届くことは無かったけれど、私達の文化であるノウルーズの飾りは、ホワイトハウスの中に入ることが出来た、というような意味です。(間違ってたらごめんなさい!)
最も強いのは、文化的な力だということをあらわしている画像です!

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自宅のノウルーズの飾り(不完全なハフトスィーン)

記事の表紙にもしたこの写真は、自宅のノウルーズの飾りです。
日本ではハフトスィーンが揃わないので、何となくその気分を味わうために飾りました。
だから、sabzeh、سبزه(麦の芽立ち)は、実は豆苗なんです😅

タマゴの絵は、次女が描いてくれました。

イランの有名な詩人であるハーフェズの詩集も飾ってみました。

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中を開くとこんな感じです⤴

ペルシャ語を少し勉強したくらいでは、ハーフェズの詩は理解するのが難しいです…。いまだに私には読めないし、意味が分からないけれど、とにかく本のデザインが気に入っています!

挿し絵は、ほとんどありません。
珍しく挿絵があるページがあったので、載せてみました。

美しいペルシャ文字の詩の周りは、どのページも鳥や花などのイラストが描かれています。

おすすめ【ノウルーズ】ペルシャ音楽の動画

最後に、東京都にあるJameJam というペルシャ料理のレストランのサイトからの動画を紹介させて頂きます。

観ているだけで、ノウルーズの気分が味わえます♪


私は、まだ行ったことがないレストランなのですが、いつか食べに行ってみたいと思います😊
踊りも素敵です!!

長くなりましたが、今日も最後まで読んで頂きありがとうございました!

※最近、次女の引っ越しや春休みに伴う小学校の児童クラブでの仕事が早朝からに切り替わっていることもあり、なかなかnoteに参加できていない日々が続いていますが、どうぞ宜しくお願いします!!





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