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セントウルSの調教傾向と考察について

先週の新潟記念は、本命にしたキングズパレスが3着で、1着のシンリョクカが標準併用、2着のセレシオンが乗り込み併用ということで、併用調教を中心に予想したことは正しかったと思いますが、好きな馬と言いながら理屈をつけて切ったシンリョクカが勝つという何とも言えない結果に悶絶しました(;´Д`)
今週のセントウルSも極端に傾向が出ているレースなので、何とか当てて、久しぶりに重賞的中の美酒を味わいたいものです(と、言っていたら紫苑Sでクリスマスパレードの単勝が当たりました😅)

それでは過去のセントウルSの調教傾向を見ていきましょう。

①過去に3着までに好走した馬は、調教の本数が標準以上の馬が多く好走している。調教本数が少ない馬は外国馬か地方馬、坂路4ハロンで50秒台と速い時計を出している馬だった。
②過去に3着までに好走した馬の調教タイプは、12頭中8頭が坂路単一調教馬で、次いでトラック単一調教馬が3頭、併用調教馬が2頭だった。
③勝馬は調教本数が標準以上の馬が占めている。
④過去に3着まで好走した馬は、最終追い切りで上がり1ハロン最速を出している馬が大半だったが、上がり1ハロン最速を出していなかった馬で好走した馬は、軽い調整程度の外国馬か、サンライズオネストは坂路4ハロン50.5秒と速い時計を出していた。

ということで、基本的に調教本数が標準以上で坂路単一調教の馬が好走するレースと言えそうです。
今回の出走馬の調教タイプは次の通りです。

モズメイメイ(少なめ坂路)
アネゴハダ(標準トラック)
グレイトゲイナー(標準坂路)
ストーンリッジ(少なめ坂路)
サウザンサニー(標準併用)
ジョウショーホープ(標準併用)
ヨシノイースター(標準坂路)
キミワクイーン(少なめトラック)
ミッキーハーモニー(少なめトラック)
テイエムスパーダ(標準坂路)
トゥラヴェスーラ(多め坂路)
テンハッピーローズ(多め併用坂路主体)
ピューロマジック(標準併用坂路主体)
ダノンスコーピオン(標準併用坂路主体)
アサカラキング(少なめ併用)
カリボール(標準坂路)
トウシンマカオ(乗り込み併用)
ママコチャ(乗り込み併用)

まずは、好走馬を多数輩出している坂路単一調教馬を見ていきましょう。
標準以上の本数を追われた坂路単一調教馬は、

モズメイメイ(少なめ坂路)
グレイトゲイナー(標準坂路)
ストーンリッジ(少なめ坂路)
ヨシノイースター(標準坂路)
テイエムスパーダ(標準坂路)
トゥラヴェスーラ(多め坂路)
カリボール(標準坂路)

の7頭でした。
モズメイメイは、北九州記念3着、アイビスサマーダッシュ1着と一時の不振を脱却して好走しています。ただ最終追い切りでは上がり1ハロン最速を出さず、全体時計も坂路4ハロン52.5秒と傾向①とは異なっています。そのため、押さえとしたいと思います。
グレイトゲイナーは、前走のCBC賞で、0.8秒差の6着敗退と良いところがありませんでした。そのため、消しとします。
ストーンリッジは、1年以上の休み明けですが、調教本数こそ少ないものの調教の動きはそこまで悪くなく、状態は良さそうに感じます。また最終追い切りのタイムは自己ベストとなる坂路4ハロン50.3秒と傾向①と④に合致します。そのため、ストーンリッジは相手として残します。
ヨシノイースターは、前走で2着と力があることを示しました。このメンバーでも能力的に劣るということはないと思うので残します。
テイエムスパーダは、アイビスサマーダッシュで3着と好走しました。調教タイプで押さえに入れていましたが、この時と同様に今回も調教傾向的には問題ありません。ただ中京競馬場は4戦して全て惨敗と良いところがありませんので、今回は消しとします。
トゥラヴェスーラは、9歳馬ということで全盛期のように走れていませんが、こと中京競馬場においては5戦して1-0-1-4という成績で、見た目はパッとしませんが、高松宮記念で3着1回、4着2回、CBC賞4着とそこまで悪くありません。ただ時計的にあまり速い時計では走れていないので、時計が1分8秒台よりかかるようであればというところでしょうか。
カリボールは、前走のCBC賞で良いところなく惨敗。追い切りもそこまで良いということも無く、消しとします。

次にトラック単一調教馬に該当した馬は、

キミワクイーン(少なめトラック)
ミッキーハーモニー(少なめトラック)

の2頭でした。
過去の調教傾向からみると、トラック単一調教の馬は最終追い切りで4ハロン50~51秒台の時計を出しており、外国馬のテイクオーバーターゲットを除いて上がり1ハロン最速を出していました。
この傾向からキミワクイーンを消しとし、前走でフラットな馬場で0.2秒差で7着だったミッキーハーモニーも消しとします。

最後に併用調教に該当した馬は、

サウザンサニー(標準併用)
ジョウショーホープ(標準併用)
テンハッピーローズ(多め併用坂路主体)
ピューロマジック(標準併用坂路主体)
ダノンスコーピオン(標準併用坂路主体)
アサカラキング(少なめ併用)
トウシンマカオ(乗り込み併用)
ママコチャ(乗り込み併用)

の8頭となりました。
土曜日の中京の馬場傾向は内有利でしたので、コーナーで内を通れそうな馬を中心に考えたいと思います。

サウザンサニーの前走は内有利な馬場でコーナーの最内を回って4着なので、そこまでの評価はできません。そのため消しとします。
ジョウショーホープの前走は、フラットな馬場でタイム差なしで勝利。2着馬の次走はグランフォードが相手で歩が悪かったとは思いますが、0.2秒差の5着でした。3勝クラスでは上位の力があると思いますが、重賞ではどうでしょうか。
テンハッピーローズは、前走のヴィクトリアマイルで初重賞及びGⅠ勝ち。能力は高いと思いますが、1400~1600が合う馬だと思いますし、ヴィクトリアマイルは馬場傾向にマッチした競馬での勝利なので、思い切って消しとします。
ピューロマジックは、重賞を連勝中です。前走の北九州記念ではフラットな馬場でありながら、古馬を相手に勝ち切り力があるところを見せました。土曜日同様に内有利な馬場であれば、逃げるであろうこの馬にとってベストな馬場と思われますので、押さえておきたいと思います。
ダノンスコーピオンは、厩舎が替わってから次第に成績が良くなってきています。今回も状態は良さそうで、2週前追い切りのCW6ハロンで自己ベストを大幅に更新し、1週前追い切りでは上がり1ハロン最速を出すなど状態の良さが見て取れます。しかし、内有利な馬場の通りであれば、良くても3着だと思いますので、押さえ程度としたいと思います。
アサカラキングは、近走で好走していますが、大半が馬場傾向にマッチした競馬をしての好走なので評価できません。そのため、消しとします。
トウシンマカオは、前走の京王杯SCで内有利な馬場で、馬場傾向にマッチした競馬をして0.5秒差の6着と良いところがありませんでした。また左回りでの成績が右回りに比べて悪く、今回は中京競馬場ということもあり、消しとします。
ママコチャはGⅠ馬になってからの2走の成績が振るいませんが、全て馬場傾向に合わない競馬をしての結果なのでまだまだ見限れないところがあります。とはいえ、内有利な馬場で大外枠というのはプラスとは思えませんので、押さえまでとしたいと思います。

結論として、本命は思い切ってストーンリッジとします。調教タイプは、過去の調教傾向で最も好走馬を出している坂路単一調教であり、動きも良く最終追い切りで自己ベストを更新してきた内容からも穴馬としての魅力にあふれています。内有利な馬場にとって有利な内枠に入りましたし、ここは思い切っての本命です。
対抗は1枠1番に入ったモズメイメイとします。こちらも坂路単一調教の馬であり、1週前追い切りと最終追い切りの動きも良かったので、最内を回れそうなこともあり、対抗に指名します。
短穴は競馬が上手なヨシノイースターにします。ヨシノイースターも調教タイプは標準併用と好走する調教タイプとなっています。最終追い切りも上がり1ハロン最速を出していますし、問題ないと思います。
あとは残した馬の、ピューロマジック、ダノンスコーピオン、ママコチャを相手に買いたいと思います。


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