31 大学の講義は長すぎる
小、中、高校の先生方のnoteを読みまくった結果、今日の講義はいつもより良くできた気がする。
とはいえ本当のところはわからない。学生がしきりに頷いてくれても内容が全く伝わっていなかったり、つまらなさそうに見えても思索にふけるがゆえの真顔だったりする。
それでも学生はまだ正直な方である。大人向けの講演ではフロアがよく笑ってくれるのでつい安心してしまうが、大半が社交辞令である。最初から「なにかあったら笑おう」と思って話を聞いてくれている人が多い。
とまれ、自分なりにベストを尽くしたと思える日を増やしていきたいものだ。
講義時間は、短い大学で90分、長いと100分、105分、110分の大学もある。どんなに優れた話術の持ち主でも厳しいと思う。
大学教員には相手の反応を気にせずに話し続けるタイプがいるが、そうでなければ時間とともに「無」になっていく学生の姿に耐えられない。
かといって前半が座学、後半はグループワークや反転授業というのもお茶を濁している感がある。冷たい視線に耐えられないタイプの私は、一コマ50分か60分の大学があったらぜひ移りたい。