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『始動』ひがし北海道クレインズ

ミヨこ

8月･･･ついに待ちに待ったアイスホッケーのシーズンが始まりました。

先日11日も、東伏見にあるダイドードリンコアイスアリーナにて

HC栃木日光アイスバックスvs横浜GRITSの練習試合が行われました。

横浜GRITSの選手として、AHLのウィルクスバリ・スクラントン・ペンギンズで活躍、今シーズンも再契約したことで話題の平野 裕志朗選手が出場！ということで観客席もいっぱいでした！

避暑地と喜ぶ方もたくさん(笑)そう、夏はリンクに来るべし！←

(その日はインラインの選手も何名かお見かけして個人的に豪華な1日でした)

11日の練習試合の様子

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私と『クレインズ』

私がクレインズを好きになったきっかけは、当時まだ日本製紙クレインズだったとき、2018年12月15日に行われていた「全日本選手権大会」に、友達に誘われて行ったのがきっかけでした。

2017年にも1度観たことがあったのですが、そのときはしっくりこなかったのでしょう(笑)

そんな2回目の観戦でようやく「アイスホッケーって面白いじゃん！」と思いました。

速さ、迫力、音･･･全てが初めての感覚でした。

これから応援しようと思った矢先、3日後の2018年12月18日

『日本製紙クレインズ、廃部』

さすがに動揺しました。「これからってときに･･･」

しかし、私なんかよりもショックを受け、受け入れられないファンはたくさんいました。

実際に私の友達も幼いときからクレインズが近くにあって一緒に育ってきたような子だし、全日本に誘ってくれた友達も長いことファンだったので、気持ちを考えると胸が痛みました。

存続を願うための活動

その1か月後くらいでしょうか。

日本製紙クレインズの応援団「つるっ子」の皆さんを筆頭に、「氷都くしろにクレインズ存続を願う会」が発足され、3月末までに10万人の署名を釧路市商工会へ提出、4月20日までにアジアリーグ新規加盟のために必要な運営資金1億5000万円を集めて、クラブチームとして70年目の歴史を作ろうと立ち上がりました。

かつて、HC栃木日光アイスバックスも古河電工アイスホッケー部の廃部を受け、同じような状況下に陥ったとき、10万人の署名を集めたと聞きました。

来シーズンのアジアリーグ新規参入申請まで約3ヶ月。そこに間に合わせたい･･･

この3ヶ月で10万人の署名、そして1億5000万円の資金を集めるというのです。

にわかながら、無理なんじゃないかと思いました。

HC栃木日光アイスバックスとして動き始めるまで何年もかかったというのに、「クレインズも出来る･･･」こんな思いもどこかにあったのかもしれません。

釧路と日光では人口も違いすぎるし、アイスホッケーに対する熱も違いすぎる･･･

正直期待できませんでした。

存続活動を行うも、何がしたいのか、どうしたいのか分からないこともあったり、あのときはクレインズファンの中でもいろいろ意見が割れたと思います。


ですが、誰１人として諦めてなかった。


SNSを駆使し、必死に呼びかけました。

クレインズファンのみならず、王子イーグルス、アイスバックス、フリーブレイズ･･･はたまた日本ハムファイターズ、レバンガ、コンサドーレなどアイスホッケーのみならず野球界やサッカー界、バスケ界まで。

選手はスポンサーを募るため、様々なところへ足を運びました。

私も署名活動に参加させていただきました。

東伏見にあるアイスホッケーショップMAXさんへお声がけをし、署名用紙を置かせていただいたり、またご厚意で大学への呼びかけもしていただきました。

友達とは3月末に東伏見で行われた「アイスホッケーヒーローズ」にて署名活動を行いました。たくさんの人に手伝っていただき、お客様にも選手にもたくさんの署名をしていただきました。

あのとき、梁取選手が1人1人握手しに来てくれたことがいつまで経っても忘れられません。

「アイスホッケーヒーローズ」で署名活動を行うにもいろいろありましたが、やってよかったと心から思っています。

その間も北海道の各地で署名活動に走り、札幌ドームでもやらせていただくことになったと聞いてすごく驚きました。

それだけではなく、日ハムの選手も協力してくださり、署名しただけでなく、署名の呼びかけまでしてくれました。

コンサドーレの試合会場でも署名活動をさせていただくことになったとき、ふと自分のツイッターに「同じ北海道のスポーツとして協力しない選択肢はないってツイートみて、そういってくれる人もいるんだから範囲狭めたらもったいない。がんばろ。」と呟いたら「困ったときはお互い様！」と返信をいただいたのです。とても暖かい気持ちになりました。

また、そのとき札幌ドームで起こっていた素敵な裏エピソードがえのきどさんのツイッターで紹介されています。ホッケーファン、野球ファンのみならずたくさんの人に読んでいただきたいです。

そして他チーム、ファンの方からの弾幕

デミョン戦での署名活動

深まるクレインズ愛

廃部報道の1か月後に霧降にてバックス戦があると聞いて迷わず行きました。

試合後の飲み会にもちゃっかり参加。友達以外もちろん初めてお会いする方たち。

観るのもまだ3回目だし、好きな選手しか顔と名前一致してない･･･

ですが、快く新参者を受け入れてくれました。

(推し選手についてあれこれ言われまくりましたが笑)

また、釧路へ観戦に行ったときもみなさんとご一緒しました。

すっごく楽しかったです。

またこうして一緒に観戦して、試合後にはみんなでご飯食べたりしたいなと思うようになりました。

この時間がとても大切な時間になりました。

クレインズのおかげでいろんな方と出会い、クレインズのおかげでホッケーが好きになり、クレインズのおかげで人生が楽しくなりました。

もうすでに心はクレインズでいっぱい。

だからこそ約3ヶ月という短い期限の中での存続活動にも力を入れることが出来たのではないかと思います。

アジアリーグ正式に参入決定。「Fly Again！ひがし北海道クレインズ」

応援団の「つるっ子」の皆さん始め、クレインズファン、アイスホッケーファン、運営会社を設立してくださった茅森さん、そして今「ひがし北海道クレインズ」の田中代表、本当にたくさんの人の手で出来上がった70年目の「ひがし北海道クレインズ」

運営面ではきっとまだまだ課題だらけだとは思いますが、時間や経験の積み重ねが解決してくれるでしょう。最初から全て上手くいくところなんてありません。

そして新たなスローガンでもある「Fly Again」これを背に、丹頂鶴はもう1度空高く舞い上がらないといけません。

クラブチームとして存続が出来た、今シーズンのアジアリーグ新規参入にも間に合った、アイスホッケー界だけではなく、野球界、サッカー界、バスケ界など『スポーツ』として助けてくれたチーム、協力してくれたホッケーファンの皆さんや釧路市民のために結果で恩を返すときがやってきました。

2019-2020　アジアリーグ日程

クラブチームとして立ち上がった70年目でもあり、1年目でもある「ひがし北海道クレインズ」を一緒に応援しませんか？

今シーズンのアジアリーグがもうすぐそこに！始まりは目前です！

クレインズ開幕戦 8/31 vs HC栃木日光アイスバックス

ホームである釧路の「日本製紙アイスアリーナ」で行われます！

クレインズのファンクラブ名でもある『5TH SET』として、また今シーズンも熱く釧路を盛り上げましょう！

アジアリーグ開幕の前に、王子イーグルスとの定期戦が行われます。

こちらも併せて観に来てください！

そして、12月には東伏見にあるダイドードリンコアイスアリーナにて「全日本選手権大会(A)」も開催されます。

またぜひアイスホッケーに触れていただく機会として、関東住みの方はHC栃木日光アイスバックスのホームが日光にありますし、アジアリーグの日程の中に新横浜で開催される試合もあります。ぜひ、いろんなチームのいろんな試合を見ていただきたいです。

★以下、アジアリーグ日程

アイスホッケーの沼にハマってみませんか？(誘い下手か)

おしまい

今とっても楽しいです。好きなことがあるっていいなっていつも思います。

インラインホッケー、社会人ホッケー、アイスホッケー･･･何から紹介したらいいのやら。これもまた幸せな悩みです。

あ、あと、釧路に行ったら必ず泉屋の「スパカツ」！

食べ終わったあといつも後悔するんですけど食べたくなるんですよね〜

これもまた遠征ならではの幸せです。

最近は厚岸の牡蠣を食べることも幸せリストに追加されました。

確かファン感謝祭前の釧路での試合に私が行かなかったとき、

「ミヨこが食べたいって言うから次にしよう」っていって食べないで待っててくれた友達の優しさ。ちゃんとファン感でみんなで食べに行きました！！！

そうだ、これ見てください。

日本製紙クレインズの選手たちのスパカツチャレンジ

私は最近、最初からソースかけて食べてます。

個人的にオススメなのは松金くんのスパカツチャレンジです。フォークでくるくる巻くとき両手なのが可愛いです！

※スパカツ初めて召し上がる方へ

その日1日何も食べないで空腹の状態で行くことをおすすめします！


アイスホッケーを好きになるのに、最初の私みたいに必死にルールを覚えようとしなくても良いんです。

選手を覚えようとしなくても良いんです。

「あの選手かっこいいな」最初はそれでいいんです。

「アイスホッケーってなんだろう」気になったらぜひ観に来てみてほしいです。


総文字数約3,900文字

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