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大型自動二輪教習

きっかけ

普通自動二輪教習に続いて大型にも臨んだきっかけは、多くの教習所にある「教習中あるいは終了から〇〇ヶ月以内に別の教習も始めると割引き」というキャンペーンだった
元々いずれは大型に乗りたいとは思っていたものの、すぐに大型を購入する勇気も経済的余裕もなく、しばらくは中型バイクで経験を積みたいので、とりあえず免許だけを先に取得しておくことに
こういうのは若いうちがいい…だろうし、今の職場は非常に休みが取りやすいので、できるときに免許取得は済ませておきたい

始めてみて

初めて大型バイクに乗った最初の教習では、普段乗っている自分のバイクとのパワーの差に少しだけとまどった
どうやら発進時もスロットルグリップはあまり回さず、半クラッチによる推進力だけで十分なスピードが出るようだ
初回の教習内容は、ひたすらに半クラッチで超低速走行
ブレーキは使わずクラッチとアクセルワークだけで速度調節するように言われ、すさまじく左手がくたびれた
ただこの操作は普段自分のバイクで走るときの低速走行時にもできるようになったので、そういう意味でも経験してよかったかもしれない

波状路

1速半クラッチのままステップ上で立ち乗りして、前輪がぎりぎり見えないくらいの位置まで前傾した状態で膝でタンクを挟み込む
そのまま前輪が段差に差し掛かる直前でスロットルグリップを一瞬回し、段差による減速をカバーして進む
さして難しくもないが、これが公道で走る上でどう役立つのか教官に質問してみた
いわく、起伏のある悪路でも大きなパワーをもつ車両を操って安全に通行できるだけの技術を涵養するため、とのこと
ではなぜ大型教習にしかないのかと質問すると、正直それを聞かれると困るが、大型二輪免許は二輪免許の中で最高クラスであり、それだけ高度な技術が求められることを反映したものと答えてくれた
正直に「聞かれると困る」と教えてくれたことにくわえて、パワーのある車両でこそ繊細な操作ができることの重要性を考えさせられ、自分のなかで納得できた
一度もエンストせず終わるかと思われた波状路だったが、よりによって第二段階のみきわめ(最終回)でやってしまった

他の課題

一本橋もクランクもS字も目標制動も特段不安を覚えることはない
が、強いていうなら一本橋はまだ最長でも9.8 sec が限界なので、このあたりに余裕をもたせられるように意識していきたい
教習終了間近では10 sec は安定して出せるようになり、自己ベストは11 sec まで伸びた

NC750X 教習車

正直 CB400SF 教習車よりもずっと運転しやすい
ハンドリングが軽く、重心の位置のせいか車重をあまり感じさせない
そのため小回りのときや一本橋のように低速走行時にも不安を覚えることがほとんどない
2時限目にはすっかり慣れて、特に自分のバイクよりクラッチレバーが軽いこともあり、とても楽に運転できるようになった
ただ、自分のバイクとはホーンのスイッチがウィンカースイッチと逆の位置にあり、何度も間違えてホーンを鳴らした
教習から帰ってその日のうちに自分のバイクに乗ったりすると、今度は慣れているはずのボタン配置でもホーンを鳴らしてしまう場面もあった

卒検

普通自動二輪のときと同様、朝08:40集合
なぜこんなに早いのかと恨み言をいっても始まらないので、素直にしたがって愛車で教習所まで
そういえば大型の教習になってからというもの、結局ほとんど電車で行かなかったような
遅刻を恐れて30分以上早く集合場所の部屋に入ると、すでに一人いた
開始時刻までには10名ほどが集まり、検定開始

今回は2番手、早々に出番を迎えて乗車
後方を確認して、またがってサイドスタンドをはらう…寸前で検定的には不正解であることに気づき、降車してサイドスタンドをはらってまたがり直した
そのあとは順調に走行し、ただ一度みきわめの時間でエンストした波状路も、最後まで安定しなかった急制動も無難にこなして終了
今思うと、急制動では2nd で急加速してからすぐ3rd に上げればよいものを、無駄にパワーのある2nd のまま走り続けることで加速しすぎた結果不安定になっていたような(普通自動二輪よりパワーのある大型ならより顕著?)
朝の集合時の部屋で待機するよう指示を受けてそのとおりに戻ってみると、室内のディスプレイには「卒業式 おめでとうございます!」的なメッセージが表示されており…
これは全員合格を前提としているのか、いやそんなはずはと思いつつ、100%合格する気でいたので机に伏せてあった卒業後のアンケート用紙に記入を済ませて待機

全員の検定が終わって、一人ずつ呼び出されて結果発表が始まったのは10:30過ぎ
普通自動二輪のときとは異なり、部屋の目の前の廊下に置かれたベンチで発表(ドアも開け放ったままだし一人ずつ呼ぶ意味はあったのやら)
結果は合格、試験中自覚していた一本橋のミス(8 sec)以外に課題での減点はなかったとのこと
他に減点の心当たりとしては、右折時のダイヤから離れすぎたところが一ヶ所あったように思う
参考までにと聞いてみたが、詳細な採点の内訳も得点も教えてはもらえないようだった

併記

今回は普通自動二輪免許を取得したときと同様、すでに他の免許をもっているところに追加するので「併記」という区分のはず
ひさびさに自転車である程度走りたかったので、卒検終了の翌日にK東運転免許試験場までサイクリング
都内はとんでもない数の三色団子が並んでいるので、ほんの少し進んでは止まることを強いられる、非常に快適でいい道だと思う
なおこの日はめちゃくちゃな強風かつ強烈な花粉日和で、やめときゃよかったかなと試験場の駐輪場で思いかけたが、帰り道もあるので考えるのをやめた

3ヶ月前にも見た入口をくぐり、3ヶ月前にも見た窓口…だったのだが、その間に東京都の免許関連の制度は少し変わっていたので、そっくり同じ景色ではなかった
というのも2024年02月のいつだったかより、新規交付および更新(はがきのやつ)だけ予約制となったようで、予約の有無によって入口が分かれていた
なにやら無人レジのような機械が10台ほどあったか、それに免許証を入れて操作する人たちがいた

裏ではSQL直打ちでもしているのだろうか、それとも紙…

肝心の併記には予約は不要で、申請書の発行を受けたり手数料を支払ったり適性検査(視力検査)を受けたりしたあと、免許証引換券を受け取って上の階での本番へ
ずらっと格子状に並べられた椅子は前に見たのと同じ
そこで待つことどれくらいだったか、新たに呼ばれたと思ったら自分のひとつ手前の番号までで苛立ちつつ、読書で時間を潰して過ごした

注文とはだいぶ違った土産物のカレンダーをなんとか記念撮影の役に使うの図

座ってから呼ばれるまで、体感的には45 min ほどだったように思う

平日ランチの時間帯には半ライスが無料でつくらしい

この時点ですでに14:30、昼を食べていなかったので適当にそのへんで済ませようと帰り始めたところ坂内発見
自転車で来てよかった

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