西地区パワーランキング part2
前回の続き!
6 富山グラウジーズ
昨シーズン東地区でCS出場した富山を6位予想するのは気が引けますがいくつかの理由からこの順位に。
やっぱり躍進を支えた若手の流失は痛い。ただ、代わりに入ったKJ、小野、晴山も優れた選手です。特にKJ、晴山は高いシュート力を持っているので宇都、マブンガとの相性はいいでしょう。今シーズンも高いOF力は維持されそうです。
問題点はロスターの平均年齢。ベテラン選手が多く、怪我のリスクを抱えています。特に宇都とマブンガは役割的に換えが効かないので、この2人が怪我をしてしまうと苦しそうです。一部の選手に依存度が高そうなのが減点ポイントということで、この順位としました。
7 信州ブレイブウォリアーズ
ああ、推しチームがこんな順位に!
信州は今シーズン岡田、熊谷、前田と若いタレントを加え、昨シーズンのチームを大きく崩すことなく戦力アップに成功しました。
熊谷は堅実なPGとして、信州の課題であるターンオーバーを減少させることに貢献するでしょう。また、ハンドラーが中心となる信州のOFの中では得点源としての期待もかかります。学生時代から得意としていたピックアンドロールの技術は、信州で花開くはずです。
前田の豊富な運動量とDFマインドは、信州のバスケットに完璧にフィットします。複数のポジションをDFすることのできる前田は、昨シーズン不足していた三ツ井の代役を務めることができます。また、彼のリムへの推進力は信州のOFに、DFからのトランディションという新たのオプションを加えてくれそうです。
岡田は信州が求めていたgo to guyになれる存在です。彼はシュートを打つことを恐れません。昨シーズン、クラッチタイムで苦しんだ信州にとって待ち望んでいたプレイヤーです。岡田にとってもチームの1stオプションとしてプレーすることは大きな意味があることでしょう。日本人選手としてトップの平均得点は現実的な目標です。
ここまでポジティブな意見を書いてきましたが、もちろんネガティブな面もあります。まずは外国籍選手の高齢化。今シーズン中にマックは39歳、マーシャルは36歳を迎える。選手としてのキャリアは最終盤であり、各所に衰えがみられる。特にマックの得点面での衰えは顕著。岡田が期待通りの活躍ができなかった場合、昨シーズンと同じようにOFで苦しむことが予想されるため、順位が上がらなかった。
外国籍が得点のほとんどを占めるこれまでのセオリーを信州は崩すことはできるのか。
8 シーホース三河
西の雄三河がまさかの下位予想に。
ただ、4位からここまでのチームには大きな差はないと思っているので、より不安要素が大きそうなチームが下位に来ているというくらいです。
来シーズンの三河で注目なのは外国籍トリオ。トリプルダブルマシーンのコリンズワースと無敵の点取屋ガードナー。さらにそこに加わるジェロード・ユトフ。前者2人は説明不要だろう。新加入のユトフはNBAでのプレー経験があり、シュートの上手さが光る選手だ。このトリオはOFで抜群の破壊力を誇るだろう。
ただ、三河には疑問も残る。まずは昨シーズンの課題であるDFだ。昨シーズンのCSの結果から、鈴木HCは「DFの向上が必要」との旨の発言をしていたと思うが、現状のメンバー的にはDF面で大きな改善が見込める気配はない。これまでのようにOF力で差をつけるということは各チームの成長もあり、西地区でさえ難しくなっている。であればDFの改善は必須であるのだが...
外国籍トリオは非常に強力だが、日本人選手のメンツは疑問が残る。今オフで三河は金丸、川村とチーム顔と言える選手を失った。特に金丸の流失は大きい。三河のOFは金丸の理不尽シュートを軸にしていたため、金丸の移籍は戦術の根幹が失われたのと同義だ。そして、金丸の代役となる選手をいきなり用意するのはほぼ不可能であった。三河は角野と西田という、若く才能あふれるウィングを獲得した。おそらく彼らが三河のウィングの軸となっていくだろう。しかし、それは今シーズンなのだろうか?角野が活躍したのは昨シーズン終盤のわずかな期間で、これからその活躍がフロックではなかったことを証明しなければならない。西田はまだ今シーズンが実質的な1年目であり、長いシーズンの戦いに適応しなければならない。いきなり金丸のような存在感を発揮することはないだろう。
もはやBリーグは外国籍選手の活躍だけで勝ち進める段階ではなくなった。確かに三河の外国籍トリオは強烈だが、CS出場のためには日本人選手のスッテップアップが絶対に必要である。
9 三遠ネオフェニックス
三遠は過去シーズン苦しい戦いが続いたが、今シーズンは積極的な補強を行い、現状打破の意思を見せています。
津山、松脇、杉浦と各ポジションに若手有望株を獲得し、ロスターの底上げに成功。今の三遠は若手にとって、PTや役割の面で多くのものが期待できるので好まれる環境なのでしょう。今シーズンは若手の成長を重視したシーズンとなりそうで、多くの勝ち星は望めないと思いますが、古豪復活の一歩目となるシーズンになりそうです。そんな中で期待がかかるのはラベナ、松脇、杉浦です。
ラベナは昨シーズン、怪我やコロナ感染が重なり満足にプレーすることができませんでした。本人も大学時代に比べてスケジュールがタフなBリーグ戦うのにはオフの準備が足りなかったと語っています。今シーズンは既に入国し練習を始めているので、100%のラベナが見られるでしょう。
松脇は昨シーズンディフェンダーとしての活躍が目立ち、富山のCS出場に貢献しました。そんな松脇には今シーズンはOFでのステップアップが求められます。もともと世代屈指のシューターとして知られていた選手ですので、下位に沈んだ三遠のシュート%の改善を促してくれそうです。
杉浦は自身にとって勝負のシーズンになりそうです。杉浦は常に世代トップの選手としてプレーしてきました。しかし、Bリーグに入ってからは自らの理想とするプレーと、チームから求められるものに乖離があったようで渋谷→島根とより大きな役割を求めて移籍をしています。しかし、現時点では杉浦のやりたいエースムーブをするには本人の実力が足りていません。すでに中堅といわれるキャリアになっているので、ここで自身の価値を証明しなければいけません。
ハングリー精神溢れる若手たちは低迷する名門を救えるのでしょうか。
9 滋賀レイクスターズ
またしても選手大入れ替えとなってしまった滋賀。しかしそれでも毎シーズンワクワクできるロスターを作ってくるのはすごいことだと思います。
だた、チームを完全に1から作っていかなければならないことも事実です。それには多くの時間を要するはずなので、序盤は特に苦戦するかもしれません。また、B1初経験の若手もいることで、B1へのアジャストも必要になります。ここらへんが似たような状況な三遠との差かな。
シーズン後半に伸びてくることで有名な滋賀なので、ただ絶望的なシーズンとなることはなさそうです。ただし、またここ数シーズンのような主力大放出とならないように、オンコートよりもオフコートでの飛躍が必要となるでしょう。
10 京都ハンナリーズ
正直苦しそうなの京都。
寺嶋、KJなどが抜けたことでOFで主軸となる日本人選手がいなくなりました。代わりに入ってきた選手たちは渋い活躍は期待できますが、得点面では多くは望めなさそうです。
今シーズンはDFに重きを置き、ライスやサイモンによるクラッチ勝負に持ち込むしかなさそうに見えます。
予想外の選手がステップアップしてくれると面白いのですが。正直書くことがあんまりない...
予想をしてみて
ムズい!!
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