対話、心ゆくまで。

5時30分の風が吹く
ほんの少しだけ寒いのが心地よい

お湯を沸かしながら
紅茶を淹れる準備をして

3日ぶりの対話
深いところまで、今の私を

◇◇◇◇◇

まずは波打ち際の言葉から

旅するように生きていたいと
強く願い、実現しようと試みている

今の仕事は充実しているものの
本来的に望むものではないと疑う

それは完全一致ではない、という点において
また自ら業を起こしていない、という点において

毎日を乗りこなすための
自分の中の葛藤との戦い

そんな対話に時間が過ぎ
早くも2年と2ヶ月が経った

月日は月日で見とれていると
最期の日は目前で

結局どうしようもない後悔に
苛まれてしまうのだろう

そこから脱却したい
否、今の衝動や感覚に嘘をつきたくはない

現在進行形の生き方を
未来の道標ありきで実行する

それが心の波打ち際で
よせては返す音の正体

◇◇◇◇◇

続いて防波堤あたりの言葉を

無理に意味を見出してはいないだろうか
納得させようと言い聞かせてはいないだろうか

早起きすること
ご飯を作ること
noteに記すこと

その全てに意味はない
その上で選択しているのだから

無理矢理、心身と接続させても
あまり役には立たないだろう

選択肢は無限にある
走ることも然り
二度寝することも然り

一番納得が起こるもの
ではなく
一番今を感じられるものを

それを選び取る嗅覚を
早く身につけたいものだ

もちろん二度寝をしたら
7時半の私は残念がるだろうけれど

無理にこの眠気に愛を注がなくてもいい
少し深部に潜ると、心はそう囁いていた

◇◇◇◇◇

さらに深いところへ

本能に従って行動すると
社会的にはうまくいかないのだろうか

理性に強く力を与えて
理性的であることが美学としてある世界

それはほんの一部の世界なのかもしれない
これまでの旅路における当たり前であっただけである

黄色の世界に居ただけで
青や緑、赤、黒の世界はどこかに存在する

朱に交わればなんとやら

私が交わった人たちとは
異なる世界の人たちと繋がりたい

そう思えるほどに
私はまだ世界の半分も知らない

だからこそ旅するのかもしれない
衝動的に、求めてしまっているのだ

視界を誰よりも開きたい
世界の視点も価値観の受け皿も手に入れたい

メッセンジャーとして
何色も知り尽くしながら、何色にも染まらない
そんな生き方がしたい

目の前の現実を変える
そのための推進力は心だ

何度も唱えて見せよう
何度も挑戦しよう

それが最期の日に向けての
私の壮大なプレゼント計画

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