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オランダでの拠り所や癒し

結構依存体質だし、不安が強いタイプだとは思うのです。

好きなテレビ番組があったらそればかり観てしまうし、好きなお菓子はそればっかり食べて安定を求める。

環境が変わる事も結構ダメージ大きいです。

まぁ海外に来ている時点で『どの口が言ってんだ』って思われるけども。

ずいぶん前にオーストラリアに滞在した事がありました。

その時はバックパックで色々まわったのですが、環境が日々変わるので結構ついていけなくって大変でしたけれど、唯一食べ物はこれでもか!ってくらい同じものを飽きずに食べていました。

飽きずに、というより、それをじゃないと不安で不安でしょうがない。

・りんご

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・プリングルス

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・TimTam

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三食ともにこのラインナップでした。

これしか食べなかった。

すごく痩せました。

肌の調子も悪かった。

でも他の食べ物、全然食べられなかったのよね。

これさえ食べていれば、脳が錯覚するのよ『今自分は自分の場所にいます』ってね。

それからずいぶん経ちました。

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少しづつ自分は自分、という感じ方がわかる様になってきて、自分だけ居れば大丈夫、って事にはなってきたかな?って思っていた。

でもそれも結構錯覚だった。

オランダに来た当初は頑なにご飯やなんか野菜(しいたけとか白菜とかお味噌汁とか)を食べていて”病気になんかならんばい!”って思っていた。

いや、病気になんかなってないんだけど。

だんだん空気が馴染む感じ(半年後くらいかな?)になってきたら、地産地消のごとくオランダで取れる野菜や果物、ご飯もパンもそういうのばかりになった。

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お肉やジャガイモ、チーズなんかも美味しいね、さすが酪農業が盛ん!って思う様になった。

(オランダの野菜はビニールハウス栽培です)

自分で自分の居場所作れて、いいね、いいね!って調子に乗ってきた頃に飛来した出来事。

これから夏休みになるのでオーナー夫妻は別宅へ移動します。

その日程1ヶ月以上。

もちろんお猫様とニワトリ様も連れて行きます。

それを知った時の衝撃・・・。

ですよね、って思う反面、何だか急激に不安になった。

私にとっての”自分空間”って思っていた所は、ハウスオーナー夫妻の生活音を聞く日々や、もちろん、猫様ニワトリ様とのふれあいの日々が”自分空間”だったのだな、と。

今の時期は移動制限があったので、この家にとどまっていてくれていたけれど本来のハウスオーナーのお家はフランスなのだから。

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遅かれ早かれ、こうなる事は予定されていた事。

感謝するべきは、自分が幸運な事にハウスオーナーさん達との時間が多く確保できただけ。

でもね、やっぱり自分で立っていたと思っていたら、オーナーさん夫妻に寄りかかっていたのですね。

だからこそ、外国人の私がオランダの国で自由に生きられていたんだね。

振り出しに戻ってしまったのかしら・・・?

これからは全部自分でやらないといけないんだよね。

もちろん、今までだってそうだったけれど、例えば”オランダ語の勉強を毎日練習しないと”と思えるのは『いつオーナーさん達に質問とか話しかけられてもいい様にスキルアップしないと!』ってなっていたからで、決して自分一人では出来なかった感じがします。

でもこれからは一人・・・。

外に出かけるのも、家にいたら『家にいないでどんどん外に出たらいいよ!』って私に声をかけてくれるから必死で出る用事を作っているだけで、これからは自分で積極的に外に用事を作らないと。

朝、決まった時間に起きるのはお猫様が起こしてくれるからで、これからは自分で起きないと・・・。

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ご飯もちゃんと三食食べようって思うのは、みんながリビングやキッチンに決まった時間に楽しそうに食事を囲んでいるからで、これからは自分で・・・。

という項目がかなりある。

やっぱり、人は一人で生きているわけではないし、少なくとも私はいつも誰かを求めていて、いつも誰かに癒されている。

そんな自分だからこそ、もう少しオランダで自分らしく癒される場所や拠り所をたくさん見つけていく必要があるな、って思う。

ストレス解消とかそういう拠り所や癒しではなくて、自分が生きていくための自分の場所を見つけていきたい。

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もちろん、自分自身に見つけても良いとは思うけど、結局人が好きな自分なので。

・・・生き物が好き。

生き物が生きている空間が大好き。

そこが自分の拠り所と癒し。

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