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お気に入りのワッフルを食べに行く

最近読んでいる本『時ひらく』は、老舗デパート三越がテーマのアンソロジーです。

文春文庫オリジナル『時ひらく』


読み始めたら、やっぱりデパートに行きたくなりました。

県で唯一のデパートへ。
デパートの中で気軽に入れるお店ってあまりないのですが、ここのデパートに入っているカフェがお気に入りの場所です。

子供のころは地元にも同じデパートがあり、このカフェによく食べに行っていました。
アーモンドワッフルが大のお気に入りだったのです。
しかし、デパートが閉店してしまってからは
「思い出の味」になってしまいました。

そして、いま住んでいる県にに引っ越してきたとき、また食べに行けることがすごくうれしかったです。
知らない街でも慣れ親しんだ味があると安心できますよね。

今回は開店時間に合わせて行ってみました。
おすすめのプリンパフェも気になるけど、やっぱりいつものアーモンドワッフルとドリンクのセット。
それもホットのレモンティーにするのがお決まりです。
子どものときから、同じ注文をついついしてしまいます。
あまり外食をしないので外したくない願望強めかな。

紅茶だと、ポットで出してもらえるので。
(コーヒーが飲めなかったのもあるけど)
子ども心には、「ポットでお茶を注ぐ」ワンアクションが楽しかったのかなと思います。
今でも、紅茶なら2杯分飲めるお得感に惹かれます。

お馴染みのワッフルがやって来ました。
華やかなトッピングはないけど、シンプルイズベストな王道の味にほっとしました。

デパートの中にあるからなのか、お客さんの年齢層が高めです。
キャピキャピした雰囲気が苦手...な私にとってはこういうお店の方がひとりで落ち着いて過ごせるような気がします。
「デパートの中で、デパートの小説を読む」
あまりない読書経験ができて充実した朝の時間でした。


今まで

引っ越してきたばかりで、知っているお店がなかったとき

資格試験に合格できて、うれしい!好きなもの食べたい!と思ったとき

仕事ですごく落ち込んで、自分を励ましたいと思ったとき

気がつくと、このカフェに足が向いていました。
ここに来たらおいしいものがあるという安心感と、ふだんは行かないデパートの特別感に心が動くのかもしれないですね。

30年後どこに住んでいるかはわからないけど、ここに通い続けたいなと思ったのでした。


また次の記事でお会いできますように🧇


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