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ワクワクに忠実に生きる | 決意の朝に

2021年が幕を開けたかと思えばいきなりの緊急事態宣言。VUCA時代を象徴とする1年がまたやってきたと考える方が自然だろう。まさに、先の見えない1年、いや2025年までの5年、2030年までの10年なのかもしれない。気を抜けば不安ばかりが心を占領してしまう。そんな時代だ。

新たな1年がスタートするにあたり目標を考えていた。多くの人と同じように月並みな行動だ。皆、新たに迎える1年を良いものにしたいと心から願っている。私もその1人だ。

でもいったい自分に何ができるだろうか?

ここでしばらく止まってしまった。

私には多くのやりたいことがある。仕事でもプライベートでも。業務効率化・標準化、教育、キャリア支援、ダイバーシティ&インクルージョン、写真に旅行に読書にエクササイズ、さらには資産運用も。もちろん家事・育児にも一定の時間を割きたいし、このnoteをはじめとする情報発信も続けていきたい。

どれもやりたいことだし、理想と考えている姿はある。ただ、そこにいつ到達できるかはわからないし、具体的な期限も設定できない。今自分にできることは、その理想する姿に向かってただひたすらに走り続けることくらいだ。

このまま考えていても行き詰まってしまう_。そう考えた私は違う視点からのアプローチを試みた。

「なんだか楽しそうですね」

この言葉がふと心に浮かんだ。たまに言われる一言だ。「なんだかよくわからないけど、楽しそう。面白そう。幸せそう。」こういった言葉をもらうのが、私はたまらなく好きだ。

考えてみたら、この言葉が聞きたいために何でもやっていたなと思う。
 ・ プレゼンテーション
 ・ SNSの発信
 ・ 友人・同僚との会話
自分なりのエピソード、ユーモア、ワクワクするような何か(?)を交えて情報やコンテンツを発信することで、他者の興味をくすぐる。それが「楽しそう」「面白そう」「幸せそう」言ったフィードバックとなって返ってくることで、私の気分が満たされる。そんな循環だ。

noteでの発信だけを切り取ってみても、そもそも高尚な人間ではないので、知性あふれることを書くことはできない。でもこの感情を、この想いを、言葉に乗せて書き記すことで伝えることはできるように思う。

今振り返る過去のワクワク体験

年末にMacBookをアップグレードし、写真をクラウドに載せ替えたところ、過去の思い出写真とたくさん遭遇した。

2010年 ー 。この年は私にとって忘れられない年だ。2009年10月に仕事を辞め、ワーキングホリデービザで1年間カナダに滞在していた。

バンクーバーではオリンピックが開かれた年だった。街は活気に満ち溢れ、文字通り毎日がお祭り騒ぎの日々を過ごした。

でも、私にとって一番の体験は、オリンピックではなかった。
この年私が最もワクワクした体験 ー 、それは大陸横断鉄道(VIA鉄道)での旅行だった。

私は、西端(左下端)のバンクーバーから東端(右端)のハリファックスまで、この大陸横断鉄道を使って一人で旅をした。バンクーバーから中間地点となるトロントまでが約4,500km。さらにそこから1,000数百kmを移動、ハリファックス到着後、折り返してトロントまで戻ってきたから、総移動距離は、恐らく7,000km近かったんだろうと思う。「7,000km」というと、こちらのサイトによれば、東京からスリランカの距離を越え、中東トルクメニスタンまで行けるほどの距離らしい。

この旅行を決めたのも興味とワクワクからだった。
バンクーバーからトロントに移住しようと思うけど、もし鉄道で行ったらどんなもんだろうか?と。チケットの値段をみたところ安くはないが、決して手の届かない金額でもない。周遊パスもある。時間こそかかるが、そこは当時問題ではなかった。

「よし、いっちょやってみるか!」

実際に乗ってみて、それはそれは得られない経験をした。寝台列車での旅の醍醐味、カナダという大地の広大さ、自然の豊かさ、言語が英語からフランス語に徐々に変わっていく様子。写真という小さな絵だけでは表現できないほどの忘れられない、今でも心に残る経験を得ることができた。

自分の価値を再定義し、周囲にGiveする

「経験が人を育てる」とはよく言ったものだ。私はこう言った自分がドキドキ・ワクワクする経験をベースに自己を成長させ、そのドキドキ・ワクワクを他者に伝えることで周囲の環境を変化させ、その他者が私にもたらしてくれる変化によって私を成長させてこれたと思う。

ワクワクする毎日なんて夢物語のように捉えられる節もあるが、そんな夢物語であったとしても、私はこの感情を意識して、公言して、行動に移していきたいと改めて思った。

それもあって、ライター名に@以降を追加した。

「たかっし @ ワクワクを通じて価値提供」

うん、なんかしっくり来る。まずは「自分自身がワクワクしたい」を中心に考える。でも、そこで終わらせるんじゃなくて、その先にある「他者貢献」(価値を他者、特に自分の周りにいる人に提供する)を考え、自分→周囲→自分へとワクワクを循環させることでどんどんワクワクを加速させる!これを誓おうと心に決めた。

そんな、決意の朝。懐かしのAqua Timezの曲とともに

今年はどんな自分のワクワクを通じてGiveができるか__
今からワクワクしている




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