【辻村深月さん】傲慢と善良
作者:辻村深月 さん
タイトル:傲慢と善良
発売日:2019年3月5日
読んだ時期:発売されてすぐ
ざっと感じたこと:主人公の愚かさと自分自身が重なりすぎて読んでて苦しかった。自分自身を変えなくてはいけないなと強く思った。
・感想
真実の愚かさは、私のそれとぴったり重なるところがあって苦しかった。切望したものが手に入ったら私の幸せも私の愚かさで崩れてしまうんだろうか?ただ、幸せになりたいと思ってしたことも自分じゃ気づかない自分の愚かさが壊すなんて悲しいなあ。
美奈子より、アユの方がずっと怖い。自己意思で進む道を決断する人を尊敬する反面、そう出来ない自分を嫌いになりすぎて自分を保てなくなりそうだから。でも、こういう作品を読むたびに自分が嫌な自分の一面は誰しも持ってるのかもしれない、私以外にもきっと悩んでいるんだろうと思えて少し楽になったりもする。
はあ、、架みたいな馬鹿だけど結局迎えに来て愚かなところも含めて包んでくれるような人と一緒に過ごしたい。
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