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日本人のヘルスリテラシー意識は低い?🌿L-style サポーター

食文化、自然環境、衛生・福祉行政など、さまざまな面で日本人の市民生活における健康的要素の充実度は決して世界の低水準域ではないはずです。
しかし…聖路加国際大学・中山和弘氏等のグループが日本学術振興会(文部科学省)助成事業として研究された、日本人のヘルスリテラシーに関する意識の調査(2015年)は、オランダなど環境先進国と比べてあらゆる項目で低く、調査したアジア諸国の中でも最も低い結果が公表されています。

論文の中でも気になったのが「ヘルスプロモーション」意識の低さです。
特に、ヘルスプロモーションに関する情報や機会についての質問で、『難しい』と感じる回答が多かったのは、「地域」や「環境」を自分の健康にいかにプラスに取り組むか、という観点でした。

今、これだけ多くの人々が「コロナ感染」という同じ問題意識を共有する中で、再度調査を行ったならば、また違う結果が出るはずです。
それでも、「地域」や「環境」を健康志向で肯定的に理解し、変えて行こうという意識は、まだまだ消極的な傾向があるように思えます。
これは、ヘルスプロモーションに関係する「具体的な機会」が、日本の社会の中ではまだ十分に整備されていない、ということも理由の一つでしょう。

しかし、一度心身のバランスを崩すと、不安から回復意欲が増して人は敏感になり、ヘルスプロモーションの機会を追求し始めます。私も、一つの疾患から、その克服のために、以前よりも真剣に健康について学ぼうとし始めました。ただし、一人で学ぶことには限界があります。
さまざまなヘルスプロモーションのアプローチは、実はニーズに応えて増えて来ています。その中で、それらをナビゲートしてくれる何か、誰かに出会えるかどうか、これも非常に重要なカギになるものです。

自分の場合は、学び続ける中でありがたいことに、自身にあったアプローチを一つ一つ発見し続けることが出来ています。
L-styleで「ナース日記★」をアップされている" INDIBA salon Shine " 清水さんとの出会いも、自身のヘルスプロモーションの向上に非常に重要なものとなりました。
清水さんから教えていただいたことの中でも「身体を温めることの大切さ」、これは自分の健康維持の新しい生活習慣を作る基盤となりました。

◇スペインで開発された温熱療法「INDIBA」の効果については、L-style清水さんの記事「ナース日記★」をご覧ください!◇

一つ一つ、自分にあったアプローチを見つけ、トライしてみて、その結果、気づいたこと、学んだことを、新しい生活習慣や環境改善に繋げて行く。
その機会が多ければ多い程、私たちはもっと自信を持って、「ヘルスプロモーション」について語ることが出来るようになるのかも知れません。

by L-styleサポートメンバーa.u

*ヘルスプロモーションとは:人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし改善できるようにするプロセス(by WHO)


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