勉強大全

受験は、ビジネスだ。

伊沢拓司さんの「勉強大全」です。

伊沢さんはクイズ王として知られ、かの高校生クイズで2連覇をなした方です。本の中では、ご自分のことを勉強に関しては、落ちこぼれと称していました。高校では、下から数えた方が早い順位に位置したそうです。そんな彼が東京大学合格を勝ち取るまでの思考法がまとめられた1冊です。

自分がなるほどと思った点をまとめます。


①受験はビジネス

受験をされる方は、1年ほどは受験生として生活します。そして、合格を勝ち取るための戦略を立て、目標達成のために1日の行動に落とし込みます。これって、サラリーマンのやって居ることと変わりませんよね。伊沢さんは、1日に1点上げるためにはどうするかを考えて学習しました。

・よく寝る。

・集中力が切れたら、少し体を動かして、集中し直す。

など独自のルールを取り入れながら、受験対策を進めました。

対策を進める中で「方向性」は正しいかを常に省みたそうです。ここは僕と同じ考えだと思ったのは、ガムシャラに頑張ってもしょうがない、ということです。成果を出すためには、相手を分析し、それに対策を打つことが必要です。例えば、お酒を飲まない人に、お酒を無理に進めると、気まずくなってしまいますよね。人によって提案は少し変わるのです。


②質と量は共存する概念

どちらも大切です。正しい方向性を持って、たくさん努力する。これ以上に自分の身になるものはありません。僕が思ったのは、「恐ろしいのは慣れだ」です。慣れ切ってしまうと、思考が停止しがちになるので、人に発信する、反省する作業を取り入れながら、フィードバックをもらえる状況に自分を置くことが必要です。


勉強だけでなく、自分の仕事を振り返るきっかけになる一冊でした。

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