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Ideation_CIID winter school service design vol.4

vol.3はこちら

HMW:how might we…

いよいよインサイトを決めたところで、それをHMW(how might we…)という型に置き換えます。

How might we…
[Act on an insight]
For [User typology]
With [constraint]

HMWを書く時に取り扱う課題の範囲の設定が非常に重要です。

範囲が大きすぎる例
How might we improve people’s experience visiting Copenhagen?
範囲が小さすぎる例
How might we create a WiFi ticket machine for visitors?
範囲がちょうど良い例
How might we enable social travelers to bond with locals through shared experiences?


私たちが出したインサイトに対して

Elderly people have less chances to update their bias, because they have less chances to meet new people/challenge new things.

上記をヒントに以下のHMWを引き出してみました。
こちらもチームで何個か出してみました。
やっぱりインサイトからHMWまでがかなり難しかったです。
本質的で、範囲がちょうど良く、アイディア発想しやすいもの。

How might we help update the bias of [I know, but how]type of elderly people in a happy way for both elderly people and the people who pointed them out?

インサイトからHMWからのロジックをもう一回整理すると
(完全に整理のため書いた内容なので、読み飛ばして大丈夫です。)

[I know, but how]のお年寄りは心の底から新しい人間関係を構築したいと思っているが、なかなかきっかけとかプッシュがないと行動に移せない。それは性格だったり、過去の成功体験、人生経歴からのプライドや
Comfort zoneから抜け出そうとしない慣性があると思います。
じゃあどうしたら本人と新しいことを薦めてくる周りの人にとってストレスなくハッピーな方法で本人に新しいことに挑戦してもらうのか。


Brainstorming:解決策をとにかく多く出す

HMWを出したところで、次はIdeateのフェースにいきます。
8分で8個のアイディアを出そう!
ルールとして
字で表現するだけでなく、絵にしたりして手を動かす!
とにかく質より量、どんなクソなアイディアでもまずは出す!
もちろん他の人のアイディアに対しても否定しないこと。そのアイディアに対して付け加えることあれば、付箋に書きます。

8分で8個は結構ハードでした、頑張って6個しか出せなかった。。。

出したところで、みんなのアイディアを貼り出して、テーマごとに分類して、一緒にコメントしていきます。

みんなのアイディアの写真撮るのを忘れてしまった。。。


Clustering &voting:アイディアに投票しよう

全てのアイディアに対して、一人4票、プロトタイプしてみたいなと思うアイディア、課題をちゃんと解決しているアイディアに投票します。票はテーマに対して、アイディアに対しても、同じテーマ、アイディアに何票を入れても良い。

Concept development:サービスの原型を絵にする

選んだアイディアをさらにちゃんとしたサービスコンセプトに落とし込んでいきます。
以下コンセプトの型です。

タイトル
サブタイトル

どういうサービスなのかを簡単に紹介
ストーリーボード
3つのパネルでサービスの流れを表現
重点に置きたいタッチポイントを簡単に説明
プロトタイプで検証したい3つの質問

いろんなアイディアを組み合わせてみて、以下案としてまとめてみました。

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まずはスマホで前からやろうと思ったがまだやっていないこと、自分の中では苦手だなと思うことを選んでもらう。
(お年寄りをターゲットにしているので、媒体をアプリとかウェブに限定しないでねと講師から何回も言われたので、スマホに限らず、紙など他の媒体でもあり)
それを持ってpersonal coachと一緒にmy challengeプランを作成する。
期限を決めてプランを実行してもらう。
personal coachから定期に的にレビューが届く。チャレンジの写真や日記を周りの人にシェアすることもできる。

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みんなにサービスコンセプトをシェアするときの写真。


次回はコンセプトからどうプロトタイプを練って、検証するかについてまとめます。

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