TES vs EDGの感想(LPL 2020 Summer W4D5)

はじめに

※今回時間がなかったので2戦目と3戦目はBAN/Pickのみです。 

LPLの強豪チームとして毎度おなじみEDGとの一戦です。今回のEDGは、TESが初戦JackyLoveが急病により急遽スターティングメンバーの変更を余儀なくされた事と同様に、EDGの顔とも言える存在であるHopeに事件が発生しました。

EDGの公式ツイッターからの告知

 入院という単語があるとヒヤッとしますが、どうやら大事には至らない様子。ついこの前もUziが肉体的に限界を迎えてしまって引退した事は記憶に新しいですが、出来ればこういったニュースはあまり聞きたくないですね。
 そしてEDGはHopeの代わりにあまりにも紛らわしい名前のBBDをスターティングメンバーに据えます。

 連勝街道を歩むTESとしては今回も勝って終わりたい所。しかし本来のメンバーではないとは言え、相手はあのEDG。油断は禁物です。それでは試合の方見ていきましょう。なお、本記事は下記の動画を参考に作成されています。

1戦目

 まずはBAN/Pickから。

無題

何やら見慣れないチャンピオンがBANされている

 今回のBAN/Pickは、PickよりもZiggsをBANした事に注目したいと思います。
 LJLの某midレーナーのポケットピックとして有名なZiggsというチャンピオンですが、当然ながらPick or BANされるほどの強さを秘めたチャンピオンではありません。
 ましてやBAN筆頭のOPチャンピオンであるSyndraを渡してでもZiggsをBANする事は、一般的な考えではまずありえないでしょう。
 それでもZiggsをBANしたという事は、今のApheliosメタのbotレーンに革命をもたらす存在なのか、はたまたScoutやBBDがZiggsをやり込んでいるという情報を掴んで、使われないようにBANしたのか。今となっては真相は闇の中ですが、いつか答えが知りたいものです。試合の方見ていきましょう。

無題2

動画の1:17~。TESにしては珍しい連携ミス

 試合は中盤に差し掛かろうかと言う所、前に出てきたMaokaiをフォーカスし、フロントラインのヘルスを大きく削りこの集団戦の勝ちが見えた・・・と思いきやLee SinとSyndraに上手くいなされてしまい、TPで飛んできたCamilleに捕まりあえなくこの集団戦を敗北することに。
 そもそもな話、JayceのTPのCDがまだ上がっていなかったのでそもそも戦うべきではなかった集団戦でもありました。
 普段のTESからしてみれば珍しいミスですが、この試合はこの後もTESらしからぬミスが散見され、Camilleが止まらなくなりこのマッチを落とすことになってしまいました。
 気を取り直して次にいきましょう。

2戦目

無題

LoLの基本戦術AoEで圧倒する構成を取るTES

 TESはTopにKennen、midにOriannaを置き、二人のAoEウルトでめちゃくちゃにする構成です。
 Oriannaのボールを敵陣奥深くへ運べるTrundleやNautilusを始め、AoEから命からがら逃げた敵を逃さないKaisaのウルトと、Pickの段階で判断するならばTESに分があると思います。

 そして最近また頭角を表してきたNidaleeですが、集団戦での貢献度は低いものの、圧倒的なJungling速度と、立ち回り次第では相手のJungleを封じ込め、Jungle内を縦横無尽に駆け回る事ができるポテンシャルを秘めています。
 一度キルが入ると止まらなくなるので、Jungleからゲームの流れを作っていこうとする構成にマッチしていると思います。

3戦目

無題2

KnightのSyndraついに解禁

 EDGは1巡目のBANこそ1戦目と同じもののPickを大きく変えてきます。KarsaのポケットピックであるLee SinとOrnnを早い段階で確保。そしてmidにAzir、botにApheliosを置くlate game向けの構成を取ります。
 一方のTESはもはや定番と化したOrnnにはKayleを当て、ついにBANからもPickからも漏れたSyndraを満を持してPick。
 Syndraの強さは言わずもがなですが、使うはKnightです。もうこの段階で嬉々としてMejaiを買うKnightの姿が目に浮かびますね・・・。

 本当にKnightがMejaiを買ったかどうかは是非ご自身の目で確かめて見て下さい。(KayleウルトによるKaisa爆弾もあります)

さいごに

 1戦目こそ落としてしまいましたが、終わってみればTESの快勝と言っても良い試合内容だったと思います。
 このまま全勝プレイオフを目指して頑張ってほしいです。

 そして他のチームの試合の話を少ししますと、春のシーズンで1勝すらできなかったV5が現在単独2位にまでつけ、あのFPSをもう少しのところまで追い詰める程の急成長を遂げています。
 このLPLという地域は、春と夏で全くの別物のチームになり、歯牙にもかけなかったチームが突如として牙をむく、まさにジャイアントキリングな展開が容易に発生するので、試合の結果だけ追いかけていてもワクワクしますね。
 今からプレイオフ争いが非常に楽しみですといった所で今回の記事を終わりたいと思います。
 ここまで読んでいただきありがとうございました。

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