見出し画像

記録

2012年1月21日 


ジューン・テイバーとオイスターバンドの20年ぶりの共演2作目。一曲目のカッコいい "Bonny Bunch of Roses" でノックアウトされます。

昨年発売された訳本「隠れた音楽家たち」を日経新聞の書評で読んで、興味を持ったのですが、6600円は高すぎ。原著を探して、紀伊國屋で2000円少々で購入。自分で演奏することに本来の音楽の姿があるという考えをもとに、ロンドン近くの地方都市のアマチュア音楽活動を調査したもの。最初は1989年に発売された本らしい。

2012年1月27日 


フォークとワールドミュージックの専門誌fROOTSの2011年の6位。ジャッキー・オーツはイギリスの女性フォーク歌手で、これは4枚目らしい。彼女のアルバムを初めて聴きました。イギリスの代表的なトラッド歌手、たとえばシャーリー・コリンズ、ジューン・テイバー、マーティン・カーシーは、どこか人を寄せつけない感じがあるので、可愛らしくて温かい声でやさしくもてなされると、かえってドギマギしてしまいます。紙ジャケットやCD盤自体のデザインまで気が利いています。彼女自身が弾くフィドルも含めて、伴奏が適度で、格調高い。孤独をやさしく包んでもらうのも悪くないかな。

2012年1月29日


なんだか硬派そう。

50年代終わりに「戦争と貞操」として公開され、リバイバル時に原題の「鶴は翔んでゆく」となったソ連映画。ア然とする映像の連続ですが、技巧だけが目立つことなく、ちゃんと物語に貢献している感動的な映画。

60年代のチェコ映画集。4月24日ってまだ先だなあ。

2012年2月2日


戦争映画10本が6枚のDVDに収められ、その6枚がDVD1枚分のケースに収められ、さらに送料込みで2200円少々という実に経済的な米版セット(MGM Movie Collection: 10 War Films)

2月3日

34年前に階段から落ちて31歳で亡くなったサンディ・デニーが残した歌詞に、彼女が死亡した翌年に生まれた歌手が曲を付けて歌う。サンディが幼い娘のために書いた歌詞など心打たれるものがあるが、お手本としているサウンドが後期のオーバープロデュース気味のものなのが少々残念。サンディ・デニーが素晴らしい歌手だったことをあらためて教えてくれるアルバム。

2012年2月3日


何か書く…

2012年2月4日


ルビッチの「陽気な中尉さん」から、田舎国の王女ミリアム・ホプキンズをクローデット・コルベールが現代的にするシーン。

2012年2月5日


女性の声が魅力の硬派な英国トラッドアルバム。怖そうな顔のねえちゃんが、やさしそうな顔のあんちゃん二人と怖そうな犬二匹を引き連れたジャケット写真から、ただならぬものを感じる Pilgrims' Way のデビューアルバム。なんといっても女性リードボーカルの歯切れの良い声が目玉。流麗ではなくゴツゴツした感じのフィドルも土臭くて、イングランドの民謡の雰囲気を醸し出しています。基本的にはフィドルとメロディオンの伴奏で、ときどきギター、1曲無伴奏というシンプルさがたまらない。11曲中、6曲目までがトラッドで、7曲目からはアーチー・フィッシャーやラルフ・ベラミーの曲や、フィドルを中心としたダンスチューンになります。楽しみが一つ増えました。

2012年2月10日


小説だけでなく、美術、建築、映画まで含めたゴシック研究本。

小津安二郎のサイレント映画4本「若き日」(1929)、「落第はしたけれど」(1930)、「淑女と髭」(1931)、「青春の夢いまいづこ」(1932)収録のDVD2枚組が2月20日にイギリスで発売。送料込み2,259円で予約。

2011年1月にグラスゴーで行われたコンサートを収録したもので、前半は前年に発表されたアルバム Dream Attic を順番に演奏したもの(13曲中2曲割愛)。後半はおなじみのナンバーが中心。新曲のライブ演奏が収められた Dream Attic と同じメンバーで、このおじさんバンドは強力かつ安定度抜群かつ楽しげに演奏していて、年齢層の高い聴衆同様、こちらもア然としながら楽しい時間を過ごしました。ドラマチックな展開の曲で唸るトンプソンのギターをドラムやフィドルがあおる、あおる。4月のギター一本での来日も素晴らしいのだろうけど、やっぱりバンドをバックにエレキギターをガンガン弾き鳴らしているトンプソンを見たい。

2012年2月11日


トリュフォーの伝記を書いた人ですね。ジャケットが素敵だから予約しました。

2012年2月14日



以前、コーネル・ウールリッチ(ウィリアム・アイリッシュ)の伝記を買ったら、読む気が失せるぐらい分厚すぎたので、もっと手ごろなものはないのかと探したら見つけました。彼の長編や短編22作品と、それらを原作とする30本の映画を分析したもののようです。

Affective Narratology という本でトルストイの「アンナ・カレーニナ」を論じているので、本を買おうと思ったら、なんと米アマゾンがキンドル版を無料で販売しているではないか。一応0ドルの注文メールが来て、不思議な感じ。
2012年2月19日


キートンが助演したロスコー・アーバックル作品とキートンのサイレント主演短編が収録されたお得なイギリスのDVD4枚組。

キートンが助演したアーバックル主演短編十数本を解説した本。

トーキーになってからのキートンの諸作品はサイレント時代の傑作群と比べたら身もフタもないのですが、この本自体は一作ごとにうまくまとめていて、面白い。

2012年2月22日


千部限定のサンディ・デニーの楽譜を購入しました。
Sandy Denny
Maartin Allcock's Sandy Denny Songbook
2012年2月23日

アメリカの貴重な映像を集めたシリーズの第5弾は西部を舞台にした作品を収録したDVD三枚組。仕事を午前中で終わらせて、昼から一枚目を見る予定。

「キャットピープル」や「過去を逃れて」のジャック・ターナー監督に関する本。各作品を論じているようです。二千円少々で紀伊國屋に注文。

2012年2月24日


映画と感情に関する本。昔は高いハードカバーしかなかったのに、最近ペイパーバックが出たようです。私が持っているのはハードカバーしかなかった時代に見つけた千円ほどのきれいな古本で、ラッキー。

2012年2月25日


回想の中の回想の中の回想

第1回アカデミー作品賞

フランスのヒッチコック、クロード・シャブロル監督の「不貞の女」

2012年2月26日



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?