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平成最後の日

今日は平成最後の日。
というわけで、TVでは色んな番組で平成の時代を振り返っていた。

TVを見ていた父が「平成元年に消費税が導入されて、令和元年に10%にまで上がる予定なのか。平成と同じ年月を歩んでいるんだな。」と呟いていた。

よくわからないお祭り騒ぎが落ち着いてきた頃の10月か。
最初からなんだかなぁ~。

私は昭和の最後あたりに誕生したので、記憶のある出来事は平成の時代のことばかり。
地元の幼稚園、小学、中学、高校を卒業し、県外の大学へ進学した。
ドラマ『オレンジデイズ』のような甘酸っぱい青春はなく、アルバイト、勉強、旅の学生時代を過ごし、就職した。
苦しい新社会人時代を過ごしているとき、同時期に就職した姉が鬱になり実家へ戻っていった。穏やかだった姉は荒れ、両親はとても大変だったようだが、「それでも生きててくれてよかった。」と母は言った。
私はなんだかんだでやりきったと思えるまで続け、私も実家に戻った。
その後しばらくしてから、15年飼っていた実家の犬が亡くなった。私が飼いたいといって決めた子だったものの、進学で実家を出たりして、ほとんど母が世話をした。足腰が痛くなるまでは父も朝晩、散歩してくれた。帰ってきてからは姉も。いつもお世話をしてくれていた母や父、姉は出掛けており、最期に立ち会えたのは里帰り出産で戻っていた私だけだった。
その4日後に長女が産まれた。
その11か月後、癌で妹が亡くなった。
その5か月後に一度流産した。
その後長男を妊娠したものの、腎盂腎炎をこじらせて敗血症までなり、母体も危ないと言われた。
治療し、長男を無事に出産したものの、色々あって無理をしたんだろう。30過ぎで初めて喘息と診断された。こじらせて肺炎にもなった。

平凡なりに色々あった31年だったけれど、私にとっての平成は、最後らへんの「生と死」について考える時代だった。

明日の令和を迎えるわけだが、はたして私は令和の時代に命を終えるのか。はたまたその次の元号を迎えてからか。

私が『なんだかなぁ~。』と思った時代での思い出ばかりになるだろう、娘と息子。
どんな時代になることだろうか。

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