見出し画像

35歳からの自己分析

先日、「ザ・メンタルモデル」という本から自分を突き動かしてきたものの正体という記事を書いて、周囲の方々から「私は〇〇タイプでした!」や、止まれないと書いたので、「もっと手放して大丈夫だよ」とコメントもらったり「自己開示に感動したよ!」などなど嬉しい反響がありました♪ 

これまでも、ストレングスファインダーやエニアグラム、MBTIなど、様々な自己診断ツールは使ってきたけれど、それらは自身のポジティブな面に焦点を当てたアプローチであることが多い中で、メンタルモデルは、自身の気づいていない恐れ、不安、焦りといった負の側面からの行動特性を読み解いていくというアプローチがとても新鮮で、すっかりハマっております^^

キャリア&ライフ支援を生業にして13年…人の人生の転機に触れる機会やキャリアの棚卸は毎日のようにしているけれど、自分自身の心の声を定期的に聞く作業もとても大事にしています。人生100年時代、何度でも自分自身と向き合う節目(タイミング)が来るように思います。

人それぞれリフレッシュ方法があるのと同じように、自己との対話(自己分析)方法もそれぞれあると思います。そんな私のキャリアの棚卸方法を今日はご紹介したいと思います。誰かの参考になれば嬉しいです。私が現在36歳なので、35歳からの自己分析というタイトルで、書いていきたいと思います。

30代で人生の大きな方向性が決まる

本田健さんの著書「30代にしておきたい17のこと」の中に、人生の90%は30代で決まる、30代は希望と絶望の狭間という表現が書かれています。30代は、結婚、出産、転職などの人生の大イベントがあり、祖父母、両親との別れなど、命の誕生と別れを同時に経験する人生の交代期とも言える時期。
私も30代はまだ中盤ですが、2度の出産、両立の壁、会社設立、父との別れ、2度の引っ越しなど、すでに色々忙しくイベントが続いているような状態で、これらイベントを振り返る間もなく過ぎ去っているような感覚です。
ただ一方で、20代から続いてきた仕事人生12~3年の間で、色々な経験や出会いを通して、自分の得手不得手はだいぶ明確になってきた感じはするし、自分が本質的に関わっていくだろう方向は何となく見えてきた感覚もあるのが現状です。

心の声の聞き方

人はどうしても誰かの期待に応えようとしたり、成果を出すことで、組織から評価を受けていくことが多いので、本音の本音を声に出す機会ってそうないと思います。じゃぁ、自分の声をどう聴いていくのか。
まずは日々の中で感じている幸せだなと感じた感情と、逆にモヤモヤしている感情に対して、それぞれ感情と事実を分けて整理していきます。特にモヤモヤ感情の方は、本音が隠れていることが多く、人を羨ましと感じたり、自分ばっかり…のような感情だったり、今関わっている仕事がしっくり来てない、関わる人へのモヤモヤなど、こういう時は自分のアラートだと思うようにしています。私の場合はこのアラートをネガティブなアラートではなく、新しい自分(環境)になるために必要な時間が来ているという捉え方で、向き合うようにしています。人へのモヤモヤに対しては、相手は変わらないものという認識を強く持ち、自分の心のギアや距離、環境を変える方がとてもスムーズに解決していくことが多いように思います。心の捉え方をコントロールできるようになると、人に流されないし、生きやすくなるなと感じています。感情と事実を分けていくと、自分の思い込みであったり、固定概念が隠れていることもあります。事実をしっかりとらえていくと感情に振り回されにくくなります。

自分の関わっている仕事をmust.can.willに分け、感情をつけてみる

仕事がなかなか思うように進んでいない時や、自分は今の仕事の領域でいいんだっけ?など行き詰まり感や、次の自分のステージに行きたいなと思った時は、スケジュール帳を見ながら、自分の日常や仕事が、MUST(しなければならないこと)、CAN(できること)、WlLL(やりたいこと)が、どのようなバランスになっているかをチェックし、それぞれ、それを実行している時の気持ちを深堀してみます。できるタスクをこなしているCANの割合が多い方が安心感を強く持つ人もいるでしょうし、WILLの割合が低いことが今の満足感に繋がっている人もいると思います。どのバランスが自分にとってベストか、それも人それぞれでしょうし、Willのために今はMUSTを頑張っているなど、ライフステージによっても変化するものだと思います。私は、MUSTは極力自分がやるべきものと、手放すものを整理し、最小限化し、WILLを中心に仕事をしていきたいタイプです(笑)なので時々MUSTに追われていると、苦しい~となります。

細かい目標や計画は立てすぎない

年末年始で2020年の目標ややりたいことなど、私もwishリストを作りましたが、プランドハプンスタンス理論(偶発性理論)という言葉がある通り、ここまで35年間の人生も、毎年計画通りになった年はないし、偶然の出来事で、この1年も予想しなかったことはたくさん起こってきたからこそ、細かい計画ではなく、何となくの方向性だけは決めながら、流れに身を任せていくくらいの柔軟性が大事だという感覚で生きてみるのも大事。行動計画を作りすぎて、それ通りに行かないことがストレスになったり、立てた計画を変更できないなんて、この変化の激しい時代にはあまり合わないようにも感じています。偶然の出会いや出来事でどんどんアップデートしていけばいいくらいの感覚で、今年はどうしていこうかな~とぼんやりした目標と、これは絶対やろうと決める目標とそれぞれを設定しています。行動計画はほぼ作りません(笑)

フォアキャスティングとバックキャスティングという考え

どうしても方向性や目標を書こうとすると、今までの延長線上にある自分をイメージしがちです。これをフォアキャスティングと言い、時には大きく延長線上にある自分ではなく、もし今の環境や背景も全部一旦ない状態で、本当に自分がこうなりたいと選べるなら、どんな人生でありたいかという、バックキャスティングという考えで、自分の人生を描いてみる。私は時々、子どもも手が離れ、今の会社や仕事がなくなったら、何をやるかな~など時々考えたりしています。そうすると、目の前の追われているものから解放され、自分の声が聞こえたりします。

35年生きてきたからこその自己分析

20代は何者かにならなきゃという焦りや、自分はどんなパートナーと、家庭を築いていくのかなど、仕事もプライベートも何かを得ようと必死だったように思います。とにかくCANを増やすことに注力していたような気もします。30代はそれぞれが何となく固まり、それぞれをどう発展させていくかというフェーズに入ってきました。自己分析に終わりはないけれど、自分の物事の考え方、選択の仕方など、35年生きてきて、何となくセルフコミュニケーション方法がわかってきたように思います。40代も見えてきた今…自分が40代何をしているかなんて想像もできないけれど、今すごく感じることは、焦りや不安からではなく、充実感、喜び、幸せ、という感情から、目指したい社会や、ありたい世界などがあるということ。

2020年は「統合」というテーマで、もう少し掘り下げていきたいなと思います^^

皆さんの自己との対話方法(自己分析方法)も知りたいな!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?