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新型コロナウィルスの影響による面会交流の中止

今週末に予定されていた面会交流が新型コロナウィルスの影響を考慮し中止となりました。

昨年の4月から1年間調停を続けてきて、ようやく先月から定期的な面会交流が始まったばかりでしたが、2回目で中止となりました。

現在私は完全な在宅勤務となっており、必要最低限の買い物以外は外に出ていません。

面会交流の現地(約400km離れています)へは車で移動。

マスクの着用、手洗いうがい、アルコール消毒を徹底する事でリスクは回避できると思うんですけどね。

これを聞くと多くの方々はこの状況下で何を言っているんだと思うかもしれませんが、仲の良かった親子が妻の一方的な感情で1年3カ月で4回、5時間会えていない状況です。

正当な手続きを経てようやく得ることが出来た月に2時間と言う貴重な親子の時間です。調停の調査官調査報告書にも父子関係は良好であり、交流をもつべきとあります。子どもも父親に会えなくて寂しい、会いたいと明記されています。

そして延期ではなく中止です。

現状を考えれば、この新型コロナウィルスの影響がいつまで続くかは不透明です。今回中止となれば暫くは今回に倣い中止と言う判断がされるでしょう。そして、新型コロナウィルスの影響で調停も延期が続くでしょう。

面会交流の中止、家庭裁判所の延期。

これらは子どもの心や最善の利益に寄り添っていますでしょうか?やろうと思えば面会交流も調停もZoomやSkype等リモートで出来る事はあると思います。

確かに感染リスクを抑える必要はあります。でも同居親は大丈夫で別居親はダメと言うのは正しい判断でしょうか?

諸外国ではロックダウンの状況下でも離婚や別居中の親子の交流は継続されています。それは不要不急ではないと判断されているからです。

https://www.village-justice.com/articles/confinement-covid-les-droits-des-parents-separes,34270.html


子どもと大人の時間の感覚は全く異なります。その辺りの事は考慮されているのでしょうか?

最近読んだ「離婚と面会交流」と言う本にはこんな一文がありました。

「離婚によってどちらかの親との交流が途絶えることは、悲哀を伴う喪失体験となる」

私は子ともに喪失体験などさせたくはないです。未だ離婚もしていない、親権がある状態でこんな状況に追い込まれてしまう、ましてや子どもが今どんな状況なのかもわからない。日本の司法制度に改めて疑問と憤りを感じています。

感情的になっても良い方向には進まないと承知しておりますので、あくまで冷静に、諦めずに出来る事に取り組んでいきたいと思います。

※写真は今回の面会交流で準備していたトランプ、ウノ、かるた、手作りマスク。早く渡せる日が来るよう努力します。



サポートは別居や離婚を経験した子どもの支援に活用させていただきます。宜しくお願い致します。