サワー種 さわどう sourdough
パンとか家で作ってたら、丁寧な暮らしっぽい
が、至って 雑。
ちょうど4年ほど前のコロナpandemic真っ最中、当時、家を出れずにみんなパンを焼き始めた。
私は元々お菓子を作るのは趣味だが、パンは主にパン焼き器を使っている。
きっかけは忘れたけれど、サワドー? サワードウ?sourdough? サワー種… のパンの酵母を作った。
作った、と表現するのもおこがましいくらい、単純な原料。
小麦粉
水
我が家の空気中のバクテリア
小麦粉と水を混ぜ、ホコリが入らない程度にラップなどをふんわりかけ、決まった頻度&量の小麦粉や水を「エサ」として与える。1週間くらいすると(室温にもよる)、ブクブクと表面に泡が出てくる。
しばらくすると酸っぱい匂いがしてくる。
適当ながらもきちんと管理しないとカビが生えたり、発酵しすぎて接着剤みたいな、除光液みたいな匂いがする。そうなってしまったら破棄。
「エサ」を規定通りにやり続けるととてつもなく量が増えるのだが、酵母の量を一定に保ち、しっかりと発酵させるために、過程でかなりの量を破棄する。もったいないので、コレを使ったパンケーキやクラッカーのレシピもあるのだが、そんなに炭水化物ばかり摂っていられない。庭のコンポストの枯葉や野菜クズに掛けてもちゃんと分解する。
きちんとしたこだわりのある人は決まった量の水と小麦粉ををエサに、しっかりと管理する。
私は水道の蛇口からそのまま無計量ジャーっ。小麦粉も無計量。全て目分量。サラサラにならないよう、ちょっとねっとり目のパンケーキのタネくらいで。
普段はジャムの空瓶に入れて、冷蔵庫で保存している。週に一回は冷蔵庫から出してエサをやるはずが、数週間忘れていることも多い。
お腹を空かせた酵母には、グレーがかった上澄みのようなものが出来るが、ここでビビって捨ててはいけない。お腹が空いているだけだ。上澄みを捨て、エサをやり、半日ほど室温に置けばほとんどの場合復活する。
ポイントは清潔な保存容器、だと私は思う。
子育てに通じるものがあると思う。
家をきちんとしておけば、子はあれこれ手をかけずとも普通に育つ。少し放っておいても大丈夫。(過干渉気味な己への戒め)
話をパンに戻す。
無事に焼き上がったパンは少し酸味があり、おかず系。だけど、トーストしてバターとメープルシロップでも美味しい。
つまりこのパンは4年前のバクテリア(の子孫)入り
100年を超える酵母も存在するので、4年なんてまだまだ… でもジワジワ美味しい。