志望校が決められない人へ

本日2度目の投稿。勉強したくなくなったので逃げてます。ここでは私がどうやって志望校を決めたかをお話しします。進路が決められない人は見て欲しいです。

まず、将来なりたい自分を思い描きます(ありきたりですが)。私は将来演劇を使ったコミュニケーション教育に携われたらと思っています。コミュニケーション教育とは、学校で教わる普通教科とは別の観点から子供たちの創造力、論理的思考力を身につける手段です。演劇で行うシアターゲームや劇についての話し合いを通して、学校内に居場所がない子や話すのが苦手な子もありのままの自分を受け入れてもらえるようにするのが目的です。平田オリザさんが演劇教育の第一人者ですね。まだ広く知られた職業ではないですが、絶対必要な職業だと自分なりに確信しています。

で、まあそれはいいとして、じゃあ上記の事をやりたかったらどこに行けばいいんだ?と思いました。まず思ったのは今そういった仕事をしている方は俳優の方が多いと気づき、じゃあ俳優になればいいのかな、ということでした。でも、俳優になりたいからじゃなくて演劇教育の仕事がしたいから俳優になるのは変な話だと思ってやめました。

次に、大学進学を考えたときに(大学受験を決めた理由は別記事で)学部をまず決めようと思いました。私は数学は無理なので文系。政治、経済学、興味ないなあ...と色々絞っていくうちにやりたい分野が分かってきました。「教育、演劇学、心理学、文学、哲学、社会学、日本文学...etc」などです。結構幅広いですよね。演劇教育に必要な演劇、教育、心理学をはじめ個人的に好きな日本文学や哲学なんかもやりたい分野に入れてます。まず候補に挙がったのは文学部でした。文学部は専門の分野のゼミに入ったりはするけど1、2年の間は割と時間割の選択肢が多いと思ったからです。それに文学部の持つ知的なイメージにも惹かれました。演劇学を専門に学んでサブメジャーで教育、社会の分野を学ぶのも魅力的だ、と自分の中である程度確信を得ました。その後そういった幅広いジャンルを学べる各大学の文学部をピックアップしました。

学部もだいたい決まったら肝心の志望校です。でも私はやりたいことが決まってただけ志望校選びは楽な方だったと思います。やっぱり私は演劇が好きなので、演劇から完全に離れてしまう大学に行くのは抵抗があるんですよね。どこかで繋がっていたいというか。周りに演劇を語れる人がいる環境の大学に行きたい。それを踏まえてさっきの学部の事も考えて絞ると、だいたい5校ほどになりました。その中から夏のオープンキャンパスで受けた印象やネットの情報など色々加味して、今の第一志望を決めました。大学生の方とお話ししてて「なんか違うなあ」と思う大学もあれば実際行ってみて余りにも遠すぎて嫌になった学校もありました笑。だからオープンキャンパスは大事です。また、何にも起こってない普通の日の大学に行く事もおすすめします。オーキャンはお祭りなので大学がよく見えがちですが、普通の日に行くとまた違った印象を受けます。行きたい大学に知り合いがいれば授業に忍び込ませて貰うといいと思います。または自分で大学のシラバスを調べて行くとか...ちょっとハードル高いな。

私にとって今の第一志望校は余りにも高い壁です。今のままでは到底無理な挑戦です。でも、そこに向かう努力をする事で得られる結果もあると考え、今に至ります。合格するかは大して大事じゃなくて、大人になってやりたかった演劇教育の道に進めるかどうかの方が大事だと考えています。そのための努力の練習と思えば苦ではないです。

私が志望校に悩む全ての人に言いたいのは、「進学先は未来を確定するものではない」ということです。俳優養成所行ったからって俳優になれるとは限らないし、大学で科学を学んだけどマスコミの世界に飛び込む人だっています。あまり真剣に考えすぎず、興味のある分野の中から将来使いたい学問を選べばいいんです。逆に、何もやりたいことがなくて進路に悩んでる人は「そもそも大学に行きたいのか」を考えてみてください。どうも世の高校生は大学進学が当たり前と考えているようです。(総芸生は違うけど)私立の大学は年間100万円ほどかかります。公立でも50万ほどかかります。決して安いお金ではありません。ただやることがないまま4年間過ごして多額のお金を無駄にするのでは勿体なすぎます。大学は学びたい学問がある人が行く場所であって、中学や高校のようにほぼ強制的に行く所ではありません。大学以外にも就職、専門学校をはじめ無限の可能性があります。それを考慮した上でもう一度考えてください。しかし、いきなり社会に出るのは躊躇うから逃げ場として大学を使いたくなる気持ちも分かります。そういう人は今からでも学びたい学問を探してください。「何もやりたくない」なんて、逃げなのかもしれません。

長くなりました。質問あれば受け付けます。この記事は本垢のTwitterでリツイートする予定だからとうとう知り合いに記事バレする訳だけれど、軽く読み流してくれれば結構です。おもしろいと思った人は他の記事も見てね。

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