若くはないけど、「若い子には敵わないね」とも言えない

上司から「新卒の子の方が仕事出来る」と言われたことがある。
入社して3年目なのに、お客さんから「あなた新人さん?」と言われるレベル。
そのぐらい、私は仕事が出来ない人間です。

そして先日、他の部門の手伝いをしたのですが、慣れない作業なのもあって時間がかかってしまい、その部門の人から「遅いなー」という反応をされました。
相手の方が正論ですし、メンタルが弱い私がそれに傷つくのも、まあ仕方ないことなのですが、家に帰って、もし、「遅いなー」の後に、「バイトの高校生の方が出来てる」と言われたことを想像したら……、大癇癪を起こしてしまいました。
冒頭の二つの言葉、そして今回大癇癪を起こした想像、私にとって「劣っている」という評価は、トラウマになっているのだと思います。


また、歳を取れば体力や記憶力も落ちて、「年をとると身体がきつくてねー」とか、「若い子は物覚えがいいね」と言えるようになるのでしょうが、そういうことを言っていいのは、経験豊富な人や、人として深みのある人なのだと思います。
体力、記憶力以上にその業務に対する知識や技術があり、人間性も素晴らしい人になっていたりするわけですが、私の場合、積み重ねてきたものもなし、人として欠けていて、それこそ新人や若い子の方がよっぽど人として出来ているくらいです。

「人として欠けている」「未熟」「空っぽ」この評価が妥当すぎて、でもそれを受け入れる器がなく、崩壊してしまいます。

そもそも、私のような立場の人は「中堅」と呼ばれる存在の人が多いのだと思います。
上司からは「良き部下」、後輩からは「頼れる先輩」のような。
私はと言えば、「使えない宇宙人」「頼りにならない気持ち悪いババア」「奇妙」「無駄に歳だけ食って、中身がない変人」なわけで。

若くもない、でも経験値も人間味もない、本当に、「奇妙」しか残ってない、気持ち悪い存在です。
職場で癇癪を起こさないようには気を付けたいのですが、自分のことなのに、コントロールできないことがあって、本当に嫌になります。

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