騒乱荊街・バフスキルの使い方

騒乱イバラシティも13回、36回の陣営戦の1/3が過ぎ、中盤戦へと突入した。
その過程で強力な守護者やイベントボスが登場し、人によっては持ち合わせた手札だけでは力及ばないことも多くなってきたことだろう。
そこで、今回は皆の戦力強化のためにも、25スキルまでで出来る下積みについて見ていく。

能力の上げ方・下げ方

イバラシティにはMHP、MSP、AT、DF、DX、AG、HL、LK、HATE、属性特性、変調特性、属性耐性、変調耐性など多彩な能力が存在するが、能力の上がり方はほとんど共通のシステムが使われている。
増加/減少、上昇/低下、強化/弱化の3つだ。奪取もあったので4つだ。

増加/減少は元のステータスを元にした一定の割合を、増加なら加算、減少なら減算する。増加減少が重ねられても今のところ減衰している様子はない。○を☆化で得られるステータスも増加。

上昇/低下は現在のステータスを元にした一定の割合を、上昇なら加算、低下なら1未満に減算する。1戦闘中に同じステータスに上昇低下が重ねられると、現在の上昇低下回数をNとして1/Nに加減量は減衰する。

強化/弱化は現在のステータスに一定の割合を指定ターンの間乗算する。乗算する割合はスキルの強さによって決まり、先に他スキルの強化弱化がかかっている場合はその強さを延長(強化+強化、弱化+弱化)・相殺(強化+弱化)したりしなかったりする。

奪取は相手の現在のステータスを元にした一定の割合を自分の能力に移動させる。1戦闘中に同じステータスに奪取が重ねられると、現在の奪取回数をNとして1/(2N-1)に加減量は減衰する。敵への低下と自分への増加を同時に、上昇低下と別の減衰カウントでやっている感じ。

つまり、以下のようにバフを重ねると自分の一つの能力を極限まで伸ばすことができる。(装備やスタイル補正は増加と似たようなものだが、増加とどういう関係か細かい部分がよくわからないので置いておく)

元ステータス×(1+増加+増加+増加+…)×((1+上昇)×(1+上昇÷2)×(1+上昇÷3)×…)×(強化の中で一番+%の高い奴)

同じように、以下のようにデバフを重ねると相手の一つの能力を極限まで落とすことができる。

元ステータス×(1-減少-減少-減少…)×((1-低下)×(1-低下÷2)×(1-低下÷3)×…)×((1-奪取)×(1-奪取÷3)×(1-奪取÷5)×…)×(弱化の中で一番-%の高い奴)

伸ばす方と落とす方の両方を出したが、単純に自分が強くなるのに必要なのはもちろん伸ばす方だ。
そして、実は増加は戦闘開始時パッシブが多い、上昇・強化はアクティブスキルが多いという傾向があるので、強くなるための下準備は以下の3つになる。

1. 増加スキルと付加を集められるだけ集める。
2. 上昇スキルの中で一番強い物を使う。
3. 強化スキルの中で一番強い物を使う。

基本はこれでOKだ。

ただし、スキル設定枠や行動数の都合で全てを十分な状態にするのは難しく、特にアタッカーやヒーラーはバフに気を取られていると本命の攻撃や回復ができなくなってしまうので、能力を高めたい時は増加・上昇・強化の中から2つ以上を重ねることを意識するといいだろう。

PTやエイド持ちの場合、他キャラクターにバフをアウトソージング(外注)するという手段で能力を高める効率を上げることができる。簡単なものだと全体強化のマーチやエチュードなどだ。このアウトソージング(外注)でどれだけ効率を上げられるかが、1体で他全攻撃のブリリアンスを撃ってくる巨大ボスや、味方の地耐性を固めて大崩壊グランドレイジを連打してくるなどの卑怯な編成で有利を取ってくる敵に対抗できるかに繋がる。

以降は、こちらで勝手に分類した役割ごとの必要ステータスと、その増加・上昇・強化スキルについて列挙していく。

アタッカーの下積み

強い力で殴れば敵は倒せる。少なくともPTに1人はいないと最悪引き分け地獄になって詰むので欲しい役割。アタッカーに必要なのは火力と命中だ。
火力ステータス:AT、属性特性(属性撃の場合)、DX(痛撃の場合)
命中ステータス:DX、LK

AT増加(自):猛攻、攻勢、魔力凝縮、阿修羅、星火燎原、攻撃LV
AT増加(味):リフレッシュ、レーヴァテイン(破滅の炎LV)
AT上昇(自):トランス、パワフルポーション、アウトレイジ、ブレイドフォーム、グリモワール、アウデンティア、ドリンカー
AT上昇(味):フォースフィールド、アウデンティア
AT強化(自):イクステンション、エファヴェセント、ソウルビート、エレメントフィールド
AT強化(味):マーチ、ブレイブハート、フェイバリティズム、バトルダンス、ナイトフィーバー、ゴッズディサイド、トニック
AT強化(敵):インディグネイション、夢幻泡影、ナイトフィーバー
DX増加(自):猛攻、阿修羅、巧技、器用LV
DX増加(味):レーヴァテイン(破滅の炎LV)
DX上昇(自):フィジカルブースター、キーンフォーム、ドリンカー、一望千里
DX上昇(味):モラール
DX強化(自):エファヴェセント、ヘジテイション、スナイプ、一刀両断、エレメントフィールド	
DX強化(味):エチュード、クリエイト:メガネ、ブレイブハート、ディヴェルティメント、クリエイト:バトルフラッグ、ワイドアナリシス、士気高揚、バトルダンス
DX強化(敵):夢幻泡影
LK増加(自):阿修羅、泡沫、巧技、幸運LV、兎語LV
LK増加(味):ホーリーポーション、アンセム、フェイバリティズム
LK上昇(自):アマゾナイト、ブラッドアイズ
LK上昇(味):クリスタルウォール、アウデンティア
LK強化(自):アドバースウィンド、祈誓、ブラッドアイズ、ソウルビート、エレメントフィールド
LK強化(味):ラッキータイム、クリエイト:ラビリンス、ホーリーベル、ゴッズディサイド
火特性増加(自):火の祝福、熱唱、火纏LV
火特性増加(味):-
火特性上昇(自):フレイムレゾナンス
火特性上昇(味):-
​炎上(自):コールドウェイブ、バーニングチューン、コールドイミッター、マスフレイム、ヴィグール
炎上(味):セイクリットファイア、イラプション、アウデンティア、レーヴァテイン(破滅の炎LV)、炎上LV、獄炎LV、反炎LV、舞炎LV
炎上(敵):ティンダー、ダークフレア、コントラスト、ファイアレイド、クリムゾンスカイ、フレアトラップ(罠《猛火》LV)、ファイアダンス、イラプション、オートイグニション(発火LV)、マスフレイム、ファイアスパウト、ファイアグレネード、バーニングサースト、炎上LV、獄炎LV、反炎LV、舞炎LV
水特性増加(自):水の祝福、滅頂之災、水纏LV
水特性増加(味):-
水特性上昇(自):アクアレゾナンス
水特性上昇(味):-
水特性上昇(敵):ディープブルー
凍結(自):ヒートイミッター、グレイシア
凍結(味):アイシング、クライオセラピー、凍結LV、反凍LV、凍縛LV、舞凍LV
凍結(敵):コールドウェイブ、コールドイミッター、ディープフリーズ、スノードロップ、グレイシア、アイシクルランス、放凍LV、凍結LV、反凍LV、凍縛LV、舞凍LV
風特性増加(自):風の祝福、風纏LV
風特性増加(味):-
風特性上昇(自):-
風特性上昇(味):-
地特性増加(自):地の祝福、地纏LV
地特性増加(味):-
地特性上昇(自):ディープフォレスト
地特性上昇(味):-
光特性増加(自):光の祝福、光纏LV
光特性増加(味):-
光特性上昇(自):サンダーフォーム
光特性上昇(味):-
闇特性増加(自):闇の祝福、如法暗夜、闇纏LV
闇特性増加(味):-
闇特性上昇(自):アウトレイジ
闇特性上昇(味):ナイトフィーバー
無特性上昇(敵):ローエレメンツ

タンクの下積み

タンクは主に隊列やHATEを利用して敵の攻撃を引き付けて、アタッカーへの攻撃をそらし、たまに護衛などで攻撃を肩代わりして継戦能力を維持する役割。ソロの場合は自分が全ての攻撃を受けるので、タンクの下積みも意識した方がよい。また、隊列やHATEを無視する攻撃はいくらでもあるので、PTでも全員が少し意識を持っておくとよい。タンクに必要なのは耐久だが、攻撃を受けられる回数を表す純粋な耐久と、確率でダメージを無視する回避、そして攻撃を受けられる回数を補充する効率の被回復の3つで表せる。

耐久ステータス:MHP、DF、属性耐性(特定属性メタの場合)
回避ステータス:AG、LK
被回復ステータス:MHP(殴らない回復の場合)、DF(アクティブの場合)

MHP増加(自):太陽、剛健、珊瑚樹、活力LV
MHP増加(味):-
MHP上昇(自):フロウライフ、フィジカルブースター、アースタンブア、エネルジコ、フォレストオファリング
MHP上昇(味):-
DF増加(自):堅守、守勢、百薬の長、防御LV
DF増加(味):カームフレア
DF増加(敵):高山流水
DF上昇(自):ガードフォーム、フロウライフ、クリエイト:シールド、ガーディアンフォーム、パワフルポーション、ダイアモンド
DF上昇(味):クリスタルウォール、パストラーレ、ホーリーサークル
DF強化(自):ブロック、祈誓、共存共栄、サークルバリア、エナジータイド、アルクス、堅牢堅固、エレメントフィールド
DF強化(味):エナジーウォール、ハーバルメディスン、沙羅双樹、フェイバリティズム、クリエイト:フォートレス、アナスタシス
AG増加(自):堅守、泡沫、敏捷LV、兎語LV
AG増加(味):-
AG上昇(自):アジャイルフォーム、ブラッドアイズ
AG上昇(味):アラベスク
AG強化(自):ヴィジランス、タッチダウンライズ、パリィ、インデュース、ブラッドアイズ、ハオマ、サークルバリア、プレシアンス、堅牢堅固、エレメントフィールド
AG強化(味):キュアブリーズ、プリディクション、クリエイト:メガネ、クリエイト:バトルフラッグ、ヒールウィンド、スワップ、アナスタシス、クリエイト:ラビリンス
LK増加(自):阿修羅、泡沫、巧技、幸運LV、兎語LV
LK増加(味):ホーリーポーション、アンセム、フェイバリティズム
LK上昇(自):アマゾナイト、ブラッドアイズ
LK上昇(味):クリスタルウォール、アウデンティア
LK強化(自):アドバースウィンド、祈誓、ブラッドアイズ、ソウルビート、エレメントフィールド
LK強化(味):ラッキータイム、クリエイト:ラビリンス、ホーリーベル、ゴッズディサイド
火耐性増加(自):火の祝福、火炎避け、熱唱、火纏LV、耐火LV
火耐性増加(味):-
火耐性上昇(自):アマゾナイト、フレイムレゾナンス、アクアレゾナンス、耐霊LV
火耐性上昇(味):アクアシェル
水耐性増加(自):水の祝福、氷水避け、水纏LV、耐水LV
水耐性増加(味):-
水耐性上昇(自):フレイムレゾナンス、アクアレゾナンス、アイスミラー、耐霊LV
水耐性上昇(味):-
風耐性増加(自):風の祝福、風纏LV、耐風LV
風耐性増加(味):-
風耐性上昇(自):耐霊LV
風耐性上昇(味):ウィンドポーション
地耐性増加(自):地の祝福、地纏LV、耐地LV
地耐性増加(味):-
地耐性上昇(自):ダイアモンド、耐霊LV
地耐性上昇(味):-
光耐性増加(自):光の祝福、如法暗夜、光纏LV、耐光LV
光耐性増加(味):-
光耐性上昇(自):アウトレイジ、アイスミラー、ダイアモンド、耐霊LV
光耐性上昇(味):-
闇耐性増加(自):闇の祝福、如法暗夜、闇纏LV、耐闇LV
闇耐性増加(味):-
闇耐性上昇(自):アマゾナイト、アウトレイジ、耐霊LV
闇耐性上昇(味):ホーリーサークル、ホーリーベル
無耐性上昇(敵):カタラクト、スカイディバイド、フレアトラップ(罠《猛火》LV)、レッドゾーン、イービルサークル

ヒーラーの下積み

ヒーラーは回復の威力か数、もしくは両方で味方をサポートする。殴らない回復スキルが回復対象のMHP依存であったり、回復対象のDFがアクティブ回復の回復量に影響することから、タンクとセットになっていると最高のパフォーマンスを発揮できる。ヒーラーに必要なのは回復力と行動力だ。

回復ステータス:HL(アクティブ回復の場合)、AT(殴り回復の場合)、DX(殴り痛撃回復の場合)
行動ステータス:MSP、AG

HL増加(自):献身、薬師、回復LV
HL増加(味):-
HL上昇(自):トランス、ガーディアンフォーム、コンフィデンス
HL上昇(味):-
HL強化(自):クラウト、エレメントフィールド
HL強化(味):-
MSP増加(自):隠者、剛健、瑠璃樹、体力LV
MSP増加(味):-
MSP上昇(自):アースタンブア、エネルジコ、グリモワール、コンフィデンス、フォレストオファリング
MSP上昇(味):レッドアゲート
AG増加(自):堅守、泡沫、敏捷LV、兎語LV
AG増加(味):-
AG上昇(自):アジャイルフォーム、ブラッドアイズ
AG上昇(味):アラベスク
AG強化(自):ヴィジランス、タッチダウンライズ、パリィ、インデュース、ブラッドアイズ、ハオマ、サークルバリア、プレシアンス、堅牢堅固、エレメントフィールド
AG強化(味):キュアブリーズ、プリディクション、クリエイト:メガネ、クリエイト:バトルフラッグ、ヒールウィンド、スワップ、アナスタシス、クリエイト:ラビリンス

サポーターの下積み

サポーターはバフデバフ変調罠召喚などで味方をサポートする。専業だったり兼業だったりするが、サポート行動に手を取られるのは同じだ。サポーターに必要なのは行動力と、変調使いなら変調特性だ。

行動ステータス:MSP、AG
変調ステータス:変調特性(変調を撃つ場合)

MSP増加(自):隠者、剛健、瑠璃樹、体力LV
MSP増加(味):-
MSP上昇(自):アースタンブア、エネルジコ、グリモワール、コンフィデンス、フォレストオファリング
MSP上昇(味):レッドアゲート
AG増加(自):堅守、泡沫、敏捷LV、兎語LV
AG増加(味):-
AG上昇(自):アジャイルフォーム、ブラッドアイズ
AG上昇(味):アラベスク
AG強化(自):ヴィジランス、タッチダウンライズ、パリィ、インデュース、ブラッドアイズ、ハオマ、サークルバリア、プレシアンス、堅牢堅固、エレメントフィールド
AG強化(味):キュアブリーズ、プリディクション、クリエイト:メガネ、クリエイト:バトルフラッグ、ヒールウィンド、スワップ、アナスタシス、クリエイト:ラビリンス
環境変調特性増加(自):災LV
環境変調特性増加(味):-
環境変調特性上昇(自):環境変調特性
環境変調特性上昇(味):-
肉体変調特性増加(自):疫LV
肉体変調特性増加(味):-
肉体変調特性上昇(自):肉体変調特性
肉体変調特性上昇(味):-
精神変調特性増加(自):狂LV
精神変調特性増加(味):-
精神変調特性上昇(自):精神変調特性、ビューティーフォーム(魅了)
精神変調特性上昇(味):-

デバフスキルの話

能力を上げる方に比べて、下げる方は難しい。デバフは単純な能力操作以外にも変調が存在し、能力操作であれば相手が上昇や強化を使ってくるか、変調であれば相手の変調耐性の有無に成否を左右される。そのため、デバフは基本的に相手の対抗策がない隙間に差し込むか、隙間を作って差し込むことになる。

しかし、成功さえすれば見返りは大きく、バフと合わせて大きな戦力差を作ることが可能になる。デバフに専心すると敵によって行き詰まることがあるのであまりお勧めはしないが、余裕があったら手を出してみるといいだろう。

おわり。

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