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「A man in Pink with Almond」

20_01_23_アーモンド着物

1/23はアーモンドの日

ということで、ピンク色の着物を着てアーモンドオーレを飲む男性を描きました。
2019年に神戸のアーモンドフェスティバルに行ったら
花の色と合わせたであろうピンク色の着物を着た男性とすれ違って
「粋〜〜〜めっちゃかっこいい〜〜〜〜〜〜!」て思ったのです。
(似顔絵ではありませんが)
他にもピンクを身に纏った人がちらほらいて、いいな〜風流だな〜こんなふうに人生を楽しみたいものだな〜と思いました。
(しかし私は防寒優先の着古した白ダウン姿であった)

 アーモンドの花って、ほんとに桜に似ているんですね。
お花見をするにはやっぱりまだ寒かったし、規模の割に人が多くて大変でしたが(バスに乗るのも一苦労)…
こちらで売っていたアーモンドオーレはリピートしたい美味しさでした。
他にもスライスアーモンドを散らしたカレーとか、甘くて香ばしいアーモンドコロッケとか。いいですね、美味しいですね。


2019年はこんな記事も書きました。こちらもよろしければどうぞ。


今回「ピンク色を着る男性」を描きながら思い出したこと。
耳鼻科でネブライザー(鼻に当てるやつ。最近はリラックスできるようにオレンジやミントの香りが付いてたりする)をあてていたとき。
背後で小さな男の子と看護師さんの声がしました。どうやら待ち時間で座る場所に案内されているらしい。席にはピンク、青、白…などのクッションがある。どこでも好きな場所に座っていい、あなたはどこへ座る?と訊かれた男の子が元気よく答えました。
「ピンク!」
「ピンク?」看護師さんは一瞬驚き、それからにこやかにこう続けました。「桜色ね」
そこで私は、なんだかハッとしてしまいました。桜色。そうだ、これは桜色だ。
ピンクといえば女の子の色。女の子はピンクか赤、男の子は青…という固定観念がまだまだ強い。男の子がピンクを選択すると、一瞬、違和感で驚いてしまう。けれど、これは桜の色。
桜の花を愛でるのに、男も女もないじゃないか。老若男女問わず、春には桜の花を見上げて「綺麗だな」と呟いているじゃないか。
あらためて、男の子がピンクを好きだって何の不思議もないよなぁと思いました。

しかし一方で、こうした出来事を漫画やアニメやドラマや映画のワンシーンで描くと「ポリコレに配慮して”わざわざ”こんな表現を入れたのだな」としか解釈できない層はまだ多いだろうな、とも。
だからこそ、”わざわざ”、”意識的に”こういう表現をすることはまだまだまだまだ意義があるよなっ!と、思ったりなんかしました。
(もちろんお仕事の場合はクライアントさんの意向に添いますが)

あと、「ポリコレに配慮したっぽいピンク色を身に纏った男性」て「やさしい・フェミニン」な印象のものが多くないかなーという気もしたり。
(そういう配慮をする媒体は、やさしく明るく健康的なイメージを求めているからというのもあるのでしょうが)
別にそれが悪いわけではないんですがもっとこう、「かっこいいピンク!」「渋いピンク!」ていろいろなピンクをエンジョイする男性像はいくらでもあるよな。描いてみたいな。とも。
今後気まぐれに挑戦するかもです。

いろんなピンクを愛でたい。

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