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【終了】恩送り、始めました。「キャリアコンサルタントさんの初のクライエントになります。」

わたしは、これまでたくさんの良縁に恵まれてきました。

子供の頃から、人一倍、"出会い運が強く"、人に恵まれて生きてきました。良い人と出会うことが多いだけでなく、ひょんなところからご縁が繋がることも多く、チャンスがぽこっぽこっと転がってきます。

夫には「なんでそんなにラッキーが転がってくるのか」と言われれます。笑

キャリアコンサルタント的には、それは「計画的偶発性理論」なのですが、その話はまた今度。気になる人は過去記事へ。<キャリアの8割は偶然から⁈偶然を引き寄せチャンスに変えよう!>

そんなわたしが「恩送り」を始めたので、今の想いを綴っておきます。

恩送りとは?

恩送りとは?
誰かから受けた恩を、自分は別の人に送る。そしてその送られた人がさらに別の人に渡す。そうして「恩」が世の中をぐるぐる回ってゆくということ。
引用:Wikipedia恩送り

わたしが「恩送り」という言葉を知ったのは、ラジオでした。小さな定食屋さんで、お客さんが誰かの分のご飯代も先に支払っておく(チケット買って店内に貼っておき、誰かがそれを使う)…というのを聞き、「幸せのおすそ分けだ~!」と感動した覚えがあります。

そう言えば、映画でも「恩送り」を題材にしたものがありましたね。

11歳の少年トレバーは、社会科の授業中、担任のシモネット先生から「もし君たちが世界を変えたいと思ったら、何をする?」と問い掛けられる。悩んだ末にトレバーはあるアイデアを思いつく。それは"ペイ・フォワード"。他人から受けた厚意をその人に返すのではなく、まわりにいる別の人へと贈っていく…という奇想天外なアイデアだった。やがて、少年の考えたユニークなアイデアが広がり、心に傷を負った大人たちの心を癒していく…。
引用:Amazon ペイ・フォワード

わたしの恩送りとは?

キャリアコンサルタントは国家資格ですが、キャリアコンサルタントがキャリアカウンセリングを実施できる機会は、実はそう多くはありません。

もちろんどんな職種であれ、学んだことを活かすことはできますが、「キャリア支援をしたい!」という意味では、仕事は多くないのが、現状です。

今は、個人がサービスを提供するプラットフォームはたくさんありますが、実務経験がないと、なかなか顧客はつかない(相談者さんが来てくれない…)というジレンマもあります。

悲しいことに、日本にはまだお金を支払ってキャリア相談をするという文化は根付いているとは言えませんし、多くの企業は、社内にキャリアコンサルタントを置くメリットや必要性をあまり感じていないのです。

「せっかくお金も時間もかけて、国家資格を取得したのに、活躍の場がない。実務経験がないから、仕事を得られない。キャリア支援ができない。

そこで、わたしの出番です。満を持して「恩送り」です!!

キャリアコンサルタントさんのデビューを応援

わたしが、実務経験のないキャリアコンサルタントさんの、初の顧客(相談者)になります!本当にお金もちゃんと支払います。

このTwitterをしてから、2日間で4名の方からご連絡を頂きました。

ご連絡いただいた方は、皆さん、有資格者で実務経験をお持ちでない方。プロフィールを見させていただき、皆さん、きちんとされているお人柄とお見受けしましたので、わたしが初の相談者になることを決めました。

~やってもらうこと~
・日程の提示
・金額提示(わたしが本当に支払います)
・支払方法の案内
・オンラインツールの手配
(ZoomやGoogle meetなど)
・キャリアカウンセリング

あとは、実施日までに、わたしがカウンセリング料金を支払い、リアルな自分で相談者になり(=ロープレではない、本当のキャリアカウンセリングをしてもらう)、相談後は本音で感想を伝えさせてもらいます。

やり取りさせていただく中で、わたしもそうだったな~と思うコメントも。

実は試験以降一度も面談をやっていなくて…
面談は初めてなので、お金をいただくということに正直とても躊躇しています。
キャリアコンサルタントの国家資格試験の模擬は、最初の15分のみなので、15分以降が未知の世界で…
面談方法はzoomを使用予定ですが、事前に改めてご案内させていただきます。自分発は初めてなので緊張しますね。(大事な経験!)

この取り組みは、「学んでほしい」とかそんな上から目線のものではなく、"どんな流れでキャリアカウンセリングをするのか"、実際に体験してもらうことで、キャリアカウンセリングでお金をもらうことへの覚悟も含め、今後の活動イメージを持ってもらえたら…という願いを込めています。

「キャリアコンサルタントとして一歩を踏み出すお手伝い」それがわたしの恩送りです!

ちなみに、月4人までが、わたしのキャパシティと財布の限界ですので、あしからず。

わたしが「恩送り」をする理由

3年前、キャリアコンサルタントの国家資格を取得する時、わたしはたくさんの養成講座仲間に助けてもらいました。その「恩」を今回の取り組みで、恩送り、第三者に届けることにしたのです。

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3年半前、実は、キャリアコンサルタントの養成講座に申し込んだ後に、妊娠が発覚し、悩みに悩み、少しでも体調がNGになったら途中でも辞める!と決め、講座に参加したバックグラウンドがあります。(*安定期に講座受講)

3カ月間の講座は、毎週末、朝から夕方までびっしり。主催の方々ももちろん、講座仲間には本当に良くしていただき、どんどん大きくなるわたしのお腹をみんなが見守ってくださり、一緒に学びを深めていきました。

講座を無事終了し、出産も終え、育休に突入してからは、0歳児を抱え、育児にいっぱいいっぱいな日々。(両親ともに遠方)

国家資格受験に向けた勉強会に参加することもできず、次々合格していく仲間の背中をただただ応援&喜びの報告に心を寄せるだけの日々。

そして数カ月後、「よし!わたしも受ける!勉強する!」と決め、0歳の育児しながら、ひとりで勉強を始めました。

養成講座仲間はわたしの決意を聞き、みんなで知恵を出して、学科合格のための最強エクセルシートをつくってくれたり、ロープレ練習をオンラインでしてくれたり、もう、至れり尽くせり、応援してくれました。

後から聞くと、「つきさんが合格するまで、皆で絶対にサポートしよう」と決めていたそうです。涙。

そして、娘0歳の時、わたしは国家資格キャリアコンサルタントに一発合格したのです。<キャリアコンサルタント資格取得と開業までのお話はこちら>

感謝してもしきれない、このご恩。どうすれば返せるか…とここ数年ずっとそればかり考えていました。

そして、「恩返し」ではなく「恩送り」をしよう!と、思いついたのです。

わたしもまだまだ人生勉強中

当時の養成講座の先生がこんなことをおっしゃっていました。

自分のキャリアに真摯に向き合えなくなったら、キャリアコンサルタントをやる資格はない。その時は辞めようと、いつも心に留めている。

なるほど。人様のキャリアどうこうの前に自分のキャリアか。「キャリアに悩むことは悪いことではない、でも、自分のキャリアから逃げてはいかんのだな。」そう理解しました。

わたしもキャリア支援の先輩方に並ぶにはまだまだ力不足ですが、道草食いながら、冬眠を挟みながら(休んでばっかり・笑)、自分のペースでキャリアコンサルタントの道を生きていきたいと思っています。

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振り返りnote

▼強みを見つける方法、解説しています(≧∀≦) https://note.com/1starmoon/n/n12000c9a9323