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#コラム

看板のない店 【1st season】

看板のない店 【1st season】

OPEN からしばらくの間は店頭に看板を置きませんでした。
例えばコーヒーがいくらかとか、トーストがいくらかとか、
そもそもどんなメニューがあるのか外からは全く分からない。
屋号ですら扉に貼ったカッティングシートの「1 ROOM COFFEE 」だけ。
そこを見て想像力を働かせるか、扉を開けて聞かない限り、
何のお店か良く分からないお店でした。

「なぜ看板を置かなかったのか」

それは誰でも良い

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KUSA.喫茶さんの珈琲豆を使う理由

KUSA.喫茶さんの珈琲豆を使う理由

1 ROOM COFFEEで使用している珈琲豆は、千葉県内で唯一の村、九十九里浜の海沿い、長生郡長生村にあるKUSA.喫茶さんで焙煎して頂いた珈琲豆を使っています。KUSA.喫茶さんを知ったのは10年以上も前、「自休自足」という季刊誌でした。今ではもう無くなっている雑誌です。
田舎暮らしや、地方への移住、地方創生、その暮らしぶりをとても素敵に切り取っている雑誌でした。今思えば田舎暮らしをしたからと

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お店をやるつもりは無かった話

お店をやるつもりは無かった話

「ずっとお店がやりたかったんですか?」という質問もよく受けます。
「いや、そんなつもりは無かったです・・・。」
「ずっと」と言われてしまうと、ホントにそんなことはないんですよね。

飲食店でのアルバイトが楽しくて、大学3年生ぐらいから飲食ビジネスに興味を
持ち始め、4年生の前半には在籍して土木工学科とは無縁の飲食業界で
行こうと決めていました。さすがに周囲にそんな人間は誰も居ませんでしたし、
研究

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売れっ子飲食店オーナーさんに教わった、出店家賃を思いっきりさげる方法

売れっ子飲食店オーナーさんに教わった、出店家賃を思いっきりさげる方法

仕事柄あたりまえなのですが、僕のクライアントさんはお店のオーナーさんばかりです。

で、みなさんお店をもつ時に自分で持っている場合を除いては基本的に誰かから箱=場所を借りてお店を出します。

そうなると不動産賃借契約が必要でして、要するに毎月家賃払って借りることになります。

だいたいの場合はもう借りる場所が決まっていて、そこから僕ら店舗設計者やデザイナーに相談が来るわけです。

でも、出店投資で

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