木材を運んでレシピ通りにして鏝でこねる 非電化工房住み込み弟子の記録 9/3~9/17
こんにちは。
自給自足のテーマパーク 非電化工房 住み込み弟子の宮地です。
今回は前の週と合わせてなので、少々ボリューミーですが、早速スタートしましょう。
木材選び
以前、太陽熱温水器を作成したことを話しましたが、それを立てかけるための台を作ることになりました。そこで、木材の調達に。
木材を選ぶ時は、曲がってないやつで、割れてない節がないやつです。まっすぐきれいなものを選びます。
木材の積み方
いいものを選んだら、軽トラに積みます。
木の下の方は、荷台の端っこに当てています。中央にしてしまうと運んでいる時ズレてしまうからです。また、今回は三本購入、写真のように、山みたいに重ねています。三本連続で横並びに積んでしまうと、衝撃で崩れてしまうかもしれません。さらに、紐も結んでいますが、荷台の両端とが最短距離になるような位置にしています。そうした方がズレにくいから。とどのつまり、積む時には、ズレないようにすることです。
南京結び
結び方は、南京結びです。そもそもロープワークの基本は、引っ張ったら縛られるということです。だから南京結びも、引っ張るとより締まる結びになっています。
南京結びの詳しいやり方は、ネットで調べたら出てきますので省略。ただイメージとしては、こんな感じで覚えます。
輪っかに輪っかで十字して 輪っかに輪っかを通して掛ける…
わっかにわっかでじゅうじして わっかにわっかをとおしてかける…
どうですか、早口言葉みたいでしょう(笑)。これじゃあ何かよくわからないか(笑)
携行缶の運び方
帰りに、携行缶にガソリンを入れて運びました。
写真のように、ゴムで取手を通して端に引っ掛ければ大丈夫です。
台車
さて、以上のように、たまに運ぶものもありますが、毎日運んでるものもあります。農業の水やり用の桶です。
それを台車で川まで運び、バケツで汲んで、畑まで持っていきます。この辺、結構砂利だらけなので、ガタガタいいます。持ち手を押すと、前のタイヤの方に力がかかって、結構突っかかります。逆に、引っ張ってやれば、後ろのタイヤが少し浮き、スムーズに移動できます。台車は、引っ張って使うのがおすすめです。
掃き掃除
運ぶといっても、水じゃなく、ゴミを運んだりもします。掃き掃除です。
掃く前に、新聞紙をちらしてみてください。そうすると不思議。埃が舞いません。新聞紙二枚を、水で濡らし、千切っていくだけ。
なお、ほうきの扱い方も大事です。壁に立てかけるなどはしないこと。先が曲がってしまいます。だから使わないときは、床に置いとくか、吊るしておくことです。
葦掃除
ゴミという、とても小さいものを運んだ後は、とても長いものを運びました。池に蔓延っていた葦です。
葦は根っこから一続きなので、元から引っ張れば簡単に無くなります。
虫食い発見
葦を取っていくと、身体が泥だらけ…。あちこちに泥の粒がついている…そう、そういえば、茶色が散らばっている状態で、知ったことがありました。虫食い発見です。
トマトが虫にやれていて。でも、色が緑だからなかなか見つからない。そうすると、いつの間にかその手のプロになっていた弟子から、「糞が散らばっているところを見るといいよ、特に、新鮮な糞が大事ね。」と教えられ!
なるほどと思い探してみると、確かにあったあった、茶色の粒が散らばっている。
電線図とテスター
白色の粒がここにもありました。外灯です。
写真の通り、真ん中が点いてません。以前直したと思ってたところが、直ってなかったのです。テスターで確認できてないところがありました。僕が確認してたのは、三本全部をつないでいる線だけで、そのそれぞれが電球と繋がっているかは確かめていませんでした。今後は、そういう電線の図を書いて、一箇所ずつ確認していきます。
草集め
今度は、緑色の粒、大きめのまとまりが散らばっています。草刈り後の集められた草です。
草を集めるときは、写真の右半分のように、交互に積み重ねておくといいです。運ぶとき、持ち上げやすいからです。左半分のように繋がってしまってると、取りこぼしやすくなります。
レイキ
草を集めるのは、レイキという道具です。
遠くの草を集めてくるときは、腕を伸ばして引きながら、まとわりついてくる草だけをさらっていく感じです。足元に広がる草をまとめるときは、箒で履くように、かき集めてください。
ネコグルマ
そうしてまとまった草たちは、ネコグルマに乗せて一箇所に集められます。
使うコツは、腰を低くすることです。そうすれば、バランスも取れて、進行方向に運べるようになります。
種蒔き計画
さて、秋冬野菜の種蒔きは、使っている畝とのバランスをとって、ここに育ってほしいという希望のもと、計画していきました。
気を付けるポイントは、連作障害があるか、日当たり、近くの植物による日陰です。
レシピ通りに作る
こうして考えたけれど、果たして本当に計画通りにいくか?!
計画通りに進める練習として、料理のレシピをその通りにやるという修行も始めました。
意外と、そのまま見てもできないことが多い。
まず、レシピの流れを頭に焼き付ける。コツは、レシピを読んでイメージできたなら、逆再生で、完成品からどうなっていったかをイメージしていくといいです。覚えます。思い出しやすいし。
そして、材料を、実際の調理する順番を思い出しながら集めていきます。そしたら、レシピの流れを体が納得するようになる。
最後に、材料の下準備を終えておきます。レシピの途中に下準備が書かれてあったりするので、そういうのを抜き出します。
設計図
木工でも、下準備が肝心です。冒頭の話に出た、温水器を立てかける台の設計図です。
実はこの設計図だと、②の長さが間違っていて、そこだけやり直しになってしまいました。見取り図二だけしかその長さが書いておらず、横からの図にもその長さを書いてみれば、気付いたかもしれなかった。横から見た図や上から見た図にも、見取り図に記載されている長さを書いていくことにします。また、今回、長さを具体的に想像して書くことも要請されたのですが、最初に考えた方がいいのは、材木の長さや厚さをそのまま使うところとかです。つまり、もう最初から決まっている長さから。
板取図
こちら板取図。
振る番号の順番に気を使いました。実際に組み立てる順番で書いていったのです。そうすると、この材料はここに使うんだというイメージがしやすくなります。
予備穴
材料を切って、細い木にネジを打ち込む必要があったので、予備穴を開けました。
予備穴を開けないままネジを入れると、割れてしまうことがあるからです。穴は、入れたいネジより細いものにします。
木工ボンド
台も作る一方、壊れている車輪を繋ぎ直しました。元々、ステージ屋台の側面についていたやつです。
木工ボンドを使っています。隙間が埋まるよう、手で接続部と挿入部の両方に塗りたくります。
畝作り
隙間を埋めるじゃなく、開けるようにする作業もありました。畝作りです。
畝作りのコツは、耕しているときに、畝の後ろの方から引っ張られている感覚になることです。後ろを振り返らないでいい。
ここで使っている鍬は、やっぱり重い。なので、持ち上げたとき、土が鍬に乗っからないようにします。
植樹
一方、土を乗っけることをどんどんやりました。植樹です。
植樹した木は、一週間は水やりしますが、そのあとは基本的にやりません。なので、苗の周りの土は、水が溜まりやすく、けれど栄養が溶けやすいよう水に溶けやすくすることも必要です。要するに、栄養の溶けた土を保ち続けることです。
植えたら、杭に結びます。最初は巻き結びで良いのですが、最後は、割り結びをします。
できた輪っかを一つに絞るようにしてぐるぐるタテ回転させます。そうすると、しっかり固定される。
ヒヨコの掴み方
動かないのが大事です。ヒヨコさんの餌やりです。これまであまりスキンシップをとってこなかったせいか、愛情不足で警戒されていて、小屋に返そうと思って掴もうとしても逃げてしまうのです。そこで、餌やりの時だけは近づくから、そこで掴もうというふうにしました。
ただ、食べ始めた直後に掴もうとするとやっぱり逃げる。しばらく動かないことが大事なのです。それで、警戒度が20%ぐらいになれば、スッと掴ませてくれます。
ながら作業
なので、餌をやりながら、警戒心を見なくてはいけない。ながら作業です。ながらでみるということは、他のことでもやり始めました。トマトに虫がついている話をしましたが、その対策の一つとして、竹酢液をかけている。そして最近は同時に、トマトの収穫できそうなものや元気状態を確認しています。
ながら作業の片方は、目を使って確認するだけになります。
圧力鍋で炊飯
目でなく、耳で確認するものもありました。圧力鍋でご飯を炊くことです。
蓋を閉じて中火、プシューと音がしてから弱火で15分です。待っているだけでいい。
鏝でコネル
待ちすぎるといけないこともあります。セメントです。セメントは、水の化学反応で固まってしまうので、ラップをかけようが3時間以上から怪しくなってくるのです。
ところでこのモルタルは、壊れている壁を直すためです。そこにモルタルを塗ります。セメントと川砂と水を混ぜて作ります。量が少ない時には、写真のように鏝台を使い、こねます。ポイントは、薄く広く伸ばすことです。
さて、二週間分だったので、盛りだくさんでした。
それにしても本当に、毎週毎週、覚えることが増えていく…!!
毎晩、よく寝れます。その瞬間は、いつも幸せです(笑)
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