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なんだか素敵な献立だったから。

ブリ飯、ふき味噌、湯豆腐、野菜天ぷら、三つ葉のおひたし、、、
普段から好きな物を作って食べるようにしてるが、この日はいつも以上にいい感じだった。
こんな料理をだしてくれるお店があったら通うなぁ…と思うほど気に入った。

料理の作り方やコツ、ラブレターなんかを書きつつ、なんだか色々書きたいことを好き放題書きますね。


・まずは昼飯、セリ蕎麦

この日、良いごはんができたのはきっと昼のセリ蕎麦のおかげだ。
生蕎麦を茹でて、辛めの尖ったつゆ、豚、油揚げ、セリと合わせる。

セリの根っこが無いじゃん??って?
店で売ってるときすでに無かったんよ、、、許しておくれ。
あったら食べるよ!大好きだよ。

セリはどっさり、一人前に1/2束。
多すぎるかな?と思ったけどもっと入れても良かったなぁ。


蕎麦ツユってのは独特なもんで、作るのが難しい。
あの尖った節の酸味や、ツンとした辛味、ツユだけで飲むと尖ってるのにソバと合わせると丁度よくなる。
この塩梅がめちゃめちゃ難しい。

なかでもシンプルな物ほどムズい。
ので、家で作る時は肉やきのこをいれて出汁をパワーアップさせます。
そうすると家の蕎麦でもそれなりのクオリティーになる。
よくやるのは鶏もも肉を切って片栗粉を打って作るかしわ蕎麦。家で作るときは定番。

この日は豚と油揚げで旨味を増した。
ちょっと油っ気あるのをいれるとまとまりやすい。
セリはさっと火をいれてシャキシャキのうちに食うのがオススメ。美味いよ~
春の爽やかな香りがいい!!

・ブリ生姜めし

さて、夕飯。
前日に買い物した時にもう決めていたのがブリ飯。

我が家ではサケ飯をよくやる。
塩鮭を焼いてほぐして、枝豆や青大豆、シソなどと合わせた混ぜごはんで、かなりの頻度で多めにこさえてお弁当用の冷凍おにぎりにしている。
が、最近そればっかだったので、今回はブリで炊き込みごはんに。

前日の内に塩をしておく。(まぁ10分くらいでもいいけど)
塩焼きにするより少し濃いくらいに塩をするのが大事。
あ、あとこれは脂がのってるほうが美味いです。腹側を使おう。

んで、ブリの表面の血やら水分をよく拭いて、飯と合わせる。
味付けは塩、酒、薄口醤油、生姜だけ。
炊き込みごはんは炊く前の水分の味が、スープよりほんのり塩っぱいくらいが目安。

3.5合に塩小さじ1、薄口醤油大さじ1、酒大さじ2くらいいれた。
今回はブリの味がしっかりしてるんで、スープくらいの塩気で止めとくといいかも。
水分はほんのり少なめくらいで、気持ち固めに炊くのが好き。ブリの脂が回って艶々して美味い。

生姜はみじん切りで入れたけど、千切りやおろしでもOK
けどみじんだと弾ける感じが良いのよね~

炊き上がりはこんな感じ。
脂が多い部位なんで一緒に炊いても硬くなったりパサつきにくい。

粗めにほぐして混ぜていく。
皮をしっかりバラすと喧嘩にならない。

盛ったら三つ葉をのせて完成。
今回は茹でた三つ葉だけど、生のでもいいし、ネギやセリ、生姜、うるい、ミョウガ、なんかでも良い。好きなように行きましょ。

塩をして拭いたのと、酒と生姜のパワーでブリの臭みはほとんど気にならない。
良い具合の旨味と脂、そんでもって三つ葉や生姜の香りが合う!!
米の甘さとブリの旨味と塩気最高、、、冷めても美味いのが魚の脂の魅力よね~

この日は湯豆腐もこさえたから〆は湯豆腐の昆布出汁で出汁茶漬けっぽく。
ワサビを入れても美味いのよ。

・ふき味噌と湯豆腐

ご近所さんからふきのとうを貰った。
しかもたっぷり!嬉しいね~

ふきのとうと言えばやっぱり天ぷら!!そしてふき味噌!!
このふたつが好きなんで晩飯の内容は変更。どっちも作ろう。

ふき味噌を作るのは大変だ。
ふきのとうの処理、味噌を練る、すり鉢でゴリゴリ、いちいち大変だし面倒だし、、、、でも美味いんです!!
だから毎春作ってる気がする。

これの作り方を書いていくとnote読むの疲れちゃいそうだから、これはまた近いうちに書きますね。
次に書けるかな~、書きます多分。

ふき味噌に合う食材の代表格”豆腐”
焼いたり揚げた豆腐と合わせるのが定番だけど、湯豆腐ってのも良い。
熱々の豆腐に滑らかでほろ苦くて濃いふき味噌が合うのよ~
味噌で食べると豆の味が強調されて好き。

昆布を食べきりたいので早煮昆布で作る。
早煮昆布を結び昆布にすれば出汁ガラじゃなくて具になる。

絹豆腐と合わせると滑らかでツルツル、木綿だと豆豆しくなる。
どっちも好きです。
個人的には厚揚げを熱々に焼き直して合わせるのも大好き。

他には何の料理にしようかな、焼きおにぎり、ゴマ豆腐、風呂吹き、ホタルイカ、いろんな物と合わせてえなぁ。

・野菜天ぷら

最近は天ぷらをこさえるときは野菜オンリーにしがち。
じゃないと具が多くなりすぎちゃって困る。

この日はふきのとう、椎茸、ししとう、インゲン、サツマイモ、の5種。
最初の最初にサツマイモをいれてじっく~り火をいれる。最低20分はかけて揚げたいなぁ。
甘くてぽっくりなるんです。


んで、あとはポコポコ揚げていく。
椎茸、ししとう、インゲン、ふきのとうの順かな。
揚げ時間の長いものから揚げていくのがお家天ぷら。

この日は塩味で食べたけど、天つゆに大根おろしもいいなぁ~

やっぱふきのとうは天ぷらが美味えなぁ~~~!!
冬眠明けのクマみたいに食べました。うんまい。

・常夜鍋風の炒め物

常夜鍋、豚とホウレン草という素晴らしいタッグ。
その組み合わせを炒め物で。

豚としめじを弱火で優しく炒めて、火が入ったら豚の肉汁や脂を絡めながらホウレン草を仕上げる。
味付けは塩と酒。酒をいれてホウレン草を蒸す感じ。

鍋でならするけど、こういう一品にするとまた違う顔が見れますね。
メインにも、副菜にもいい料理、今後も作っていこう。
こういう料理を覚えておくと、ふとした時に自分をハッピーにしてくれる。

・三つ葉のおひたし

ブリ飯に三つ葉をいれたいのもあって、茹でたのをおひたしに。
鰹節粉と薄口醤油で和えるだけ。
セリとかうるいとかもコレで食うのが好き。

シンプルな春のおひたしっていいですよね。

・いい献立だったと思える幸せ。

そりゃできれば毎日、毎食いいものを食べたいと思っている。
それは値段とか質が高いって訳じゃなくて、その季節その瞬間に食べたい物を作って食べるという、ある意味とっても贅沢な願いだ。

家族の好み、その時ある食材、値段、手間、時間、栄養バランス、昨日の余り物、賞味期限、、、様々な事を考慮して(そしてちょっとずつ妥協して)作るおうちご飯。
そんな中で『あぁ何て素晴らしい献立なんだ!』となるのは希有。


グラタンと前日の余りのおでんが一緒になるなんて日だってあるし、カレーと焼き魚が一緒になる日もある。
日々少しずつ問題を臨機応変にこなしてそれなりに整えている。

まずはなるたけ変わった組み合わせにならないように考えて作り、それでも余ったり出くわした時はリメイクしたり、冷凍保存したり、全然違う物に作り替えたり、そうやって上手くウマくしていく日々だ。

だからこそ、こうやって感動出来る献立ってのができると幸せなんだ。本当に。
普段の食事で満足できる。それって自分の精神衛生にも良いからね。

この日はふき味噌と同時に白切鶏を仕込んだ。
じっくり時間をかけて料理するのも精神衛生的にいいわぁ~



ピース✌

いつもありがとうございます。 書くの大好きだけどやっぱ大変だから、サポートして貰えると持続性が増します。