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本気の千切りキャベツと、軸のきんぴら。

とんかつ、コロッケ、生姜焼き、、、、色んな料理に合う名脇役。
キャベツに含まれるキャベジンことビタミンUは消化を助ける効果があるので、重たい料理に添えるのも納得。

最近は、綺麗につくれるピーラーやスライサーもあるし、パックの千切りも安く買えるから、家で切る事は少なくなった。

けども、切れる包丁でサクサクと刻んだキャベツは、甘さや歯応えがよく、それだけで美味しい料理なのだ。


てなわけで、今回は家で出来る丁寧な千切りキャベツを。

普段はこんなに丁寧にしないし、なんなら芯も一緒に刻みます。
たまには丁寧にやるのも良いもんだ。

・作り方

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①一枚ずつ剥がして、軸を切り取り左右に分ける。
2~4枚重ねる。

一番大きいのを外側にする事。
軸は後ほど使う。
形を揃えることで切り損じや、分厚くなることが少なくなる。

中心の方は、剥がさずにそのまま刻んでも良い。

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②根の方をを内側に強めに巻き、軸側から刻む。

強めに巻いて、切る前に少し押してあげると切りやすい。
なるたけ切れ味の良い包丁で切ること。

根の方を外側にすると、切ってる最中に繊維が飛び出てきやすいので注意。
軸側から刻んでいくと、最後まで厚さがぶれにくい。
削ぐように切ると細くなるが、細切りは慣れが大事。

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こんな感じ、軸側から徐々に厚みが減って切りやすくなる。
最後の方は抑えにくく、分厚くなりがちだが、葉が薄いので多少切り損じても目立たない。

外葉はシャキシャキ、内葉はふわふわなので好みで組み合わせる。
外の青い部分は筋張っていて、青臭い事もあるので、生食より加熱調理が良い場合もある。

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③冷水に落とし一分程度晒す。

晒しすぎると、香りや栄養がかなり抜けるので注意。
更に本気でやる場合は、たっぷりの氷水に落とすといい。

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④ザル上げする。
一気にザッと取ると潰れやすいので少しずつフワッとザルに取ること。

水気を切るときも、勢いをつけて切らないで、ザルを斜めにするなどして自然と切る。

更に本気でする場合は、手や木の箸など脂がつく可能性のある物を使わずに、金属箸などで
盆ザルに少しずつ5cm以下になるように、水切りをするとふわふわになる。

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お皿にフワッと盛る。
今回は高さを出したが、高すぎると底の方が潰れるので、ほどほどに。


どうやって食べるかは好きなように。
ソースも、ドレッシングも、料理のタレも、何でもいい。
けど、丁寧に切ったならば、最初の一口はそのままいって欲しい。
キャベツってこんなに美味しかったっけ?となるかもしれない。

沢山食べてもOK
見た目の割りに量は少ない。


・軸のきんぴら

最初に外したキャベツの軸は、味噌汁に入れたり、炒め物に入れたり、スライスしてサラダにしたりと便利だ。

葉よりも甘さがあるので使い方によっては葉より美味い。
レタスの芯もそうやって使うといい。
白菜は芯使うでしょ?そう言う事でしょ。

今回はきんぴらに使用。

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軸の厚い部分を半分にして、スライス。
きんぴらのサイズは好みで。

今回は、ゴボウ、人参、椎茸の軸、キャベツの軸、生姜の皮が材料。

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ゴマ油を敷き、野菜と輪切り唐辛子を炒め、シナッとしてきたら砂糖(大1)を加えて更に炒める。

砂糖が溶けて、ツヤがでてきたら酒(大2)をいれ煮詰める。

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酒が煮詰まったら、醤油(大2)、出汁(50cc)をいれ、染みさせながら煮詰める。

しっとりしてる位まで煮詰まったら、みりん(大2)で仕上げ。
みりんは半分くらいまで詰めると照りがでる。
味見て、醤油や塩を足しても良い。

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好みでゴマをかけると良い。
ゴマ油でも良い。

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こうして仕上がりを見ると、キャベツに見えない。
そして家族に食べさせたところ、言うまで誰も気付かなかった。

確かに、ほんのり柔らかいが、気にならない。
それよりキャベツの甘さが良い仕事をしている。

アリだぜコレ。


軸の部分は比較的食べやすいが、芯の部分は固いし食べにくい事が多い。
刻んで使うのもいいが、大変なときは出汁に使うと良い。
丸ごと味噌汁に入れると、甘さが出る上に、水溶性の栄養が汁にでる。

・おわりに

寒くなるにつれ甘くなるキャベツ
部位を上手く使い分けて、美味しく食べきりましょう!

食欲の秋、胃もたれや消化不良にはキャベツで乗り切りましょうね!!
最近は寒いけど、この寒さがキャベツの甘味になると思えばちょっとは耐えられるような気がします。

では、また。


いつもありがとうございます。 書くの大好きだけどやっぱ大変だから、サポートして貰えると持続性が増します。