1on1ってなんだろう?

最近たくさんの方から1on1ってなぜやるの?どんな話をしたらいいの?  どうやってやればいいかな?なにか効果的なスキルや質問の仕方はあるの?などいろいろとお問い合わせやご相談をいただくことが多くなってきました。
実際に僕が1on1で実践していることや、いろんな視点で経験してきて感じたことなどをNOTEに書いていこうと思います。
この記事から少しでもみなさんのお役にたてることができればと思います。

【1on1にあたって僕が持っている視点】
 ・上司の立場としてメンバーに1on1を日々実施している
 ・部下の立場として上司から1on1を受けている
 ・人事として1on1導入を制度として推進した経験がある
 ・研修講師として1on1を推進する立場であったこと

といろんな視点から1on1についてNOTEに書いていこうと思います。

ちなみに僕は最初から1on1がすごくいいと思っていたわけではありません。
実は僕が所属している会社が導入した当時(2012年)は、なんでこんな制度を改めて導入するんだろう?メンバーとのコミュニケーションは日々とっているんだけどな・・・と感じてました。

今では組織で業務を行うにあたっては、1on1はとても有効な手段だなぁと感じています。

■1on1ってそもそもなんだろう?
1on1ってあくまでメンバーと1対1で話をするコミュニケーションのことをすべて指しています。
面談(評価や人事など)との違いは?制度として面談と1on1を分けるべき?というご質問をよくいただきます。
僕の考えは面談も含めて1on1と感じています。
単なるコミュニケーションツールに過ぎないので、あまり難しく考える必要はないんじゃないかと思っています。
人事面談も評価面談もつまりは1on1の話すテーマの内容であって、あえて分ける必要はないのではと思っています。

■1on1と面談の違いとはなんだろう?
世の中にはいろんな面談がありますね(3者面談、人事面談、評価面談などなど)
面談って聞いてワクワクしますっていう人はどれくらいいるんだろう?あまり多くはないのではないかな?
面談ってジャッジメントされる(評価された内容を聞く)そんな要素が裏にあるように思います。
だらかワクワクしないんだろうなと(悪い評価だったらどうしようとかそういった不安がでてしまいますよね)
一方1on1ってジャッジメントするものだけではないので、1on1がなにか不安を与えるものではない気がします。

■1on1が必要になっている理由は?
今多くの企業が1on1の導入をしようとされているんじゃないかと思います。
それはつまり今まで以上に組織内のコミュニケーションをより円滑にしようとされているんじゃないでしょうか。
なぜ組織内のコミュニケーションが今重要なのか?とうことですが、
僕自身が感じることは、VUCAな時代と言われるようになり、変化の激しい、不確実性の高い世の中になったことが起因しているのではないかと思っています。
技術革新のスピードがどんどん速くなり、便利になる一方、今まで僕たちが経験したことのない課題に直面してきているからではないかと。(それはつまりだれも解決したことのない課題ということ)
そしてその課題に向き合うためには、いろんな人のアイデアとアイデアを組み合わせて、新たな解決策を見出していくことが求められているんだろうと感じます。

アイデアを組み合わせるためには、対話つまりコミュニケーションなくして成り立たないということなんだろうと思います。
それゆえ1人1人のコミュニケーションスキルの向上が今まで以上にとても重要になっているんだなと感じています。
なぜ、そんなことを感じたのかというと、実際に僕がやっている1on1研修なんですが、実は大半は基本的なコミュニケーションスキルについてなんです。傾聴することや相手をしっかりと観察することなどです。

なんだこんなことと思われるかもしれないのですが、僕が感じたのもVUCAな時代だからだけではありません。
最近よく耳にするパワハラ、メンタルこういったものって僕はすべてコミュニケーションに起因しているように感じるのです。

例えば、”そんなの当たり前だろ!” ”ちゃんと考えて仕事してるか?” ”前にも言ったよね?” などの言葉って組織内ではよく聞くのではないでしょうか。
※この言葉って部下の疲れを倍増させる言葉だそうです。

この言葉なんですが、なぜ発してしまうのでしょうか?
(答えは ”ズレ” なんだと思っています。なんのズレかというと 期待値、結果のイメージ、価値観などです)

こういった相互のズレをなくすには、相互のコミュニケーションを適切に行い、しっかりとすり合わせをすることが大事なんだと思っています。

だからこそ、1人1人がコミュニケーションスキルを向上し、ズレをなくしていくことが組織において、良い結果につながるのではないかと考えています。これが今もとめられているので1on1が必要なのではないかと思っています。

不定期になりますが、こんな記事を投稿していこうと思います。

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