たいようかぞえうた

東の果ての海の底
湯谷にある扶桑の木
毎日太陽生まれゆく
地中で太陽湯浴みして
梢の先から登りゆく

次々登って西の果て
蒙国に沈み地の下で
ほとぼり冷ましてまた登る

昔太陽はとうあって
あるとき一度に登った
みるみるあたりは焼け焦げて
弓の名手が射抜いた
九つ太陽射抜いた

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