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【群馬・フリーランス編集者・25歳】2019年の仕事を振り返る

市根井

「まっ別にここで働きたいワケじゃないが腕試しといきますか」と余裕をぶっこいて唯一面接を受けた会社に普通に落とされ、死んだ目で「もうおしまいだ」と悟ったあの日から約3年。今年も終わろうとしています。

ぼくが大学を卒業したのは2017年4月のことなので、2019年はフリーランス3年目にあたります。いろいろありました2019。月ごとに振り返ってみます。

1月 - 「まちの編集社」に拾われる

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・しののめ信用金庫を母体とするプロジェクトチーム「まちの編集社」にお誘いいただきました。それまで僕の生活を支えていた東京の仕事を2018年いっぱいで降り、「さあ群馬で働こう」と思った丁度そのときに声をかけてもらいました。

・仕事の転換期だったのでマジでそれくらいしかなかった。

2月 - ゆっくりと群馬の記事を書き始める

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鳥は唄い、虫は踊る。榛名山麓に暮らす理科の先生が教える、「見ようとしなければ見えない」もうひとつの世界。

まちの編集社でひとつめの記事、榛名山麓で暮らす栗原さんへの取材を行ったのは2月でした。この取材は大変に楽しくて、「ああ、こういうことだけをやって生活できたらどんなに幸せだろうか」と感じたほど。地方でライターをやるのであれば、この質感の豊かさに触れていたいよなあと思いました。

群馬でやりたい100のこと-TABIPPO

ひとつのクライアントから受けられる仕事には限度があるので、観光の記事も書いていました。この記事を執筆していたとき、原稿が一度完全に白紙になって泣きました。

3月 - 人に会いに行く

男の酒・「赤城山」が安い理由にどうしても納得できない。

みどり市観光課から依頼され、記事を書きました。群馬を代表する地酒「赤城山」の作られ方を知ったのは初めてで、かなり感動したのを覚えています。

・また、Huuuuの徳谷柿次郎さんに会うため、山梨県甲府駅前で開催された「こうふはっこうマルシェ」に行きました。地元でライター/編集者として生きていきたい、何かヒントがほしい、その一心で車を走らせました。そして美味しいお酒をたくさん買ってきました。

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レンガ倉庫と運命的に出会い移住。「古道具・熊川」店主が下仁田に見た大きな可能性。

「つぐひ」で古道具熊川の取材をしたのは3月だったと思います。下仁田駅前に佇む「繭の保存倉庫だった建築」を使って営業している古道具屋さん。人はどんな想いをもって移住するのか、もっと知りたくなりました。

・いま現在かなり仕事をご一緒している反町恭一郎さんとの出会いもこのあたりでした。IRORI場のオーナーをされている栗原さんに突然紹介していただき、すぐに仕事をもらった記憶があります。

4月 - 写真ばかり撮った月

・花のきれいな季節なので、ポートレートをたくさん撮影していました。

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「面白がる視点」と「何もないの呪い」。これからのローカルに必要なものとは? 【2/15 徳谷柿次郎トークイベント in Comm】

2月、前橋市議会議員の岡さんと徳谷柿次郎さんのトークセッションが前橋commにて開催されました。そのイベントレポートを何故かこのタイミングで公開。

5月 - 「記事を書く」以外の活動を増やす

・「こうふはっこうマルシェ」で買ったお酒をシェアしたいと思い、渋川市「地酒屋ぽん」さんで日本酒持ち寄り会を開催しました。

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ハレの日を彩る音と色。「毛笛」を最後まで作り続けた玩具メーカーの「静かな愛のものづくり」

日本のお祭りシーンを爆音と極彩色で彩ってきた「毛笛」を最後の最後まで製造していた、富岡市・ヤマガタ玩具さんを取材しました。山縣さんご夫婦から発せられる言葉には、熱意や他己という言葉を超えた場所にある、静かな愛があるように感じました。

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・FM GUNMA「POTLUCK」に出演しました。パーソナリティの木暮あかりさんとトークする形で自分の活動内容(主にgoomaのこと)についてお話しました。

6月 - 登壇、編集長、いろいろ始めました

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1994年生まれのカウンターパンチ、カルチャー発信基地「ジュマンジ」は群馬をどうにかすると思う

渋川市・伊香保温泉の近くに出来上がりつつある、廃しめじ工場をリノベした秘密基地ジュマンジ。中心メンバーが同い年であることもあり遊びに行きました。この記事の時点から比べてもかなりリノベが進んでいますのでInstagram等チェケラです。

・一時的に、群馬の子育て世代向け情報サイト「ママシル」の編集長になりました。編集方針の策定、記事企画、十数名のライターさんたちへの発注、添削などを行っていました。

・高崎市にある元バーの空間を借り始めました。お店をやろうか事務所にしようか色々悩んだりワークショップを開いてもらったりしたのですが、結局なんにもできず2019年いっぱいでの退去。しかし高崎駅周辺の遊び場を発見したのでプラマイプラです。そう思うことにしています

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・共愛学園前橋国際大学「社会文化心理学」でゲストトークを行いました。理想が100%叶うことなんてないけど、だからこそ進んだ先で強かに生きる。そのとき後ろを振り返って、「あの時のアレが効いてんな」としみじみする。人生はそれでしかねェんだよ…!と思いっきり先輩ぶりました。

7月 - めちゃくちゃ記事書いた

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磯部温泉の公式WEBサイトのコンテンツ企画制作を受注しました。現在の仕事の軸のひとつである「土地の編集」の第一歩を踏み出しました。

徒歩で楽しむ高崎市!現地ライターが愛してやまない、美味いメシと文化のまち

観光メディアSPOTで高崎観光記事を書きました。SPOTは初めて仕事をくれたメディアなので思い入れがあり、依頼が来たらすぐに取り掛かっています。バー跡地を借りたことで手に入った高崎情報を詰め込みました。

地域に若者を定住させるために必要な4つのこと

上毛新聞主催の鼎談イベント「ローカルメディアナイト」に登壇しました。「若者の定住」をテーマに、進学や就職のタイミングで県外に出た若者がそのまま群馬に戻らないパターンが多い現代において、どうしたら群馬で暮らすことの魅力が伝わるのか?についてトークしました。これは上毛新聞紙面にも載ったやつですね。

「恐怖」でつながるコミュニティ─高崎怪談会の蠱惑的な魅力

前橋の臨江閣で開催された高崎怪談会の記事を書きました。いまの時代にコミュニティがどんな力をもっているのか。しかもそれが「恐怖」で繋がっているとしたら……。めちゃくちゃおもしろい現象だと思いませんか。

次世代に受け継がれた絶品の干し芋。小さな事業を未来へつなぐ「稼ぐための合理性」

富岡市の静かな地区・下丹生(しもにゅう)で個人が始めた干し芋製造。それを法人が引き継ぎ、未来に残していくお話です。「合理的にしなきゃ、硬いまんまは食えねえよ」のパンチ力よ。

8月 - イベントのレポートと結婚式撮影

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郊外の小さな八百屋に押し寄せる買い物客。カギは「おばちゃん」と「おばあちゃん」の力?

新生姜の漬物が最強においしい八百屋さん、宮石青果店を取材しました。この取材の後もお付き合いがあり(一方的に漬物を買いに行っていただけですが)、ネットショップ用のスチール撮影などの仕事を受注しています。ありがたい…。

磯部温泉花火大会のレポート記事を書きました。花火の撮影ってやってみたらできるもんだな〜と思いました(まだまだですが)。

OtaInlandBeachのイベントレポートを前編後編と書きました。仕事でのイベントレポートは初挑戦。頑張りました。

・誕生日でした。25歳になりました。

・大学の先輩の結婚式の前撮りを担当しました。↓

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9月 - シンカイ出店とイベント主催

IRORI場のトークイベントに登壇しました。オーナーの栗原さんとは学生時代からの付き合いで、定期的に「こんなことできたら面白いね」という話をしています。スマブラをしてくれる貴重な仲でもあります。

やってこ!五穀豊穣マーケットに出店しました。ずっと見上げてきた柿次郎さんやナカノさんと仕事できた瞬間でした。群馬の取材先で発見したエロうまいFOOD & SAKEを出品。土田のイニシャルF、甘楽ほしいも、宮石青果店の新しょうが漬など…食品類は一瞬で売り切れました。シンカイのみなさんありがとうございました。

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・対話で人生を旅するプロジェクト「ちか旅」をはじめました。ここから本格的に反町さんとの仕事がスタートした気がします。必要なものは作っていけばいいのだ、誰も来なくても自分たちだけはシメシメと楽しくやる。そういうことだな、と思いました。

10月 - アート、札幌、温泉、そしてコオロギ

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アーツ前橋の機関誌「&Arts」の特集記事を書きました。アーティストの中島祐太さん、学校教員の樺沢洋子さんへのインタビューです。アートと教育の枠を超えた関わり合い。無料なのでぜひ手にとってみてください。

・前橋市のふるさと納税ジャーナル「みらいのねっこ」の取材をしました(2019.12.31現在まだ発行されていません)。

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札幌市 みんなの気候変動ゼミ・ワークショップレポート

札幌市役所「みんなの気候変動ゼミ・ワークショップ」のレポート記事を書くために北海道に2泊3日で上陸しました。江別市のゲストハウス「ゲニウス・ロキが旅をした」に宿泊し、ひたすら働きまくって飲みまくりました。

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グッズ開発からボイラー修理まで!?「磯部で最も大きな旅館」磯部ガーデン代表の覚悟とモチベーション

磯部ガーデンの社長、櫻井さんへの取材を行いました。あのロボットシアターの制作費など、レアであるはずの情報をなぜかバンバン教えてくれる人でした……。写真のモデルはさやちゃんにお願いしました。

秋の音を食べる

FUTURENAUT合同会社のれんくんにご協力いただいて、コオロギのメシを食べました。そのレシピ記事というふざけた内容ですが食糧問題にも触れているので読む価値ありです。

・リクルートキャリア主催の「関東UIターン転職フェア@東京」に基調講演者として登壇しました。

11月 - 大企業との仕事、アクトローカルなプロジェクト

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これからの地域の魅力を、みんなで紡ぐ。【JR高崎線沿線ブランディング】

JR東日本、高崎線沿線ブランディングの一環で開催されたワークショップのレポート記事を書きました。ブランディングは押し付けるものではなく当事者のみんなが紡ぎ出すもの、だと思っています。

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・ローカルの参加型シゴトづくり、「福業サミット」の記事と動画編集をしました。仕事をつくろう、と集まってワークショップを行うわけですが、幸せに働くための関係性づくりの側面もあります。このつながりは人生に大きな影響となる予感です。

・大きな自動車会社の技術研究所で開催されたワークショップのレポート記事を書きました。

・宮石青果店のネットショップ用のスチール撮影を担当しました。2020年1月ローンチらしいです。

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・安中市・霧積温泉の一軒宿、金湯館を取材しました。台風で車道が寸断されていたので片道3時間のトレッキング。お湯は優しく、食事も美味しく、お話も面白くで楽しい1日となりました。

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「ちか旅@中之条町」「ちか旅@富岡市」を開催しました。これは楽しいぞ、ということを確信しました。余裕があるときに(いや、余裕がないときこそ)やっていきますので是非きてね。

12月 - たしかな軸をもって仕事を調節

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世界のトップが注目する、「転んだらおしまい」な遊び場が安中市に存在していた件

これ、市が作りました。「デスボウル」を企画した元市役所職員に話を聞いてみた

磯部温泉のWEBに、デスボウルというスケートボード場の記事をアップしました。周辺観光施設にしてはハードすぎるので、背景をさぐる方向で関係者に取材しました。

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・共愛学園前橋国際大学「キャリアプランニング」に登壇しました。去年に引き続きです。せっかくの授業なのでレア情報をあげたいなと思い、月々の売上なども公開しました。

町工場と市民が作った「置いておくだけで2億円得する」アイテムとは?

高崎市の町工場ギルド「カロエ」のプロジェクト記録です。可燃ゴミに含まれる水分を少し減らすだけで数億円浮くなら、やってやろうじゃねえかと動いた男たちのお話。環境にも経済にも関わる大切なプロジェクトです。

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富岡市・おかって市場がリニューアル。「食」を通してつながる拠点に

おかって市場を取材しました。「野菜や果物は旬の時期に食べると栽培エネルギーが少なくて済む」、たしかにそうだなと。自分たちが口にするものに意識的であると楽しみが増えますね。


来年の目標は「ちゃんと稼ぐ」

めちゃ忙しいし仕事に価値も感じているのですが、お金にするのは難しいナァと実感した1年でした。だから2020年は稼ぎたい。経済資本だけでなく関係資本も環境資本もしっかり稼ぎます。そのために会社をつくる予定です、今後ともよろしくお願いします。

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市根井

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市根井
田舎で小さな地域編集プロダクションをやっている者です