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20180206社説から見る現代日本

おはようございます。
本日は全紙で名護市長選結果と普天間問題を取り上げています。
以下、各紙社説からポイントを引用しております。

日経:「普天間移設をめぐる政府と沖縄県の調整は20年を超えた。市街地にあり「世界一危険」といわれる飛行場の閉鎖は先送りできない課題だ。日米両政府は「辺野古移設が唯一の解決策だ」と強調してきた。日本周辺の厳しい安全保障の現状を直視すれば、望ましい選択肢であるのは事実だろう。」

読売:「関係自治体や住民に対し、移設の意義や作業の手順などを丁寧に説明するとともに、騒音・環境対策にも万全を期すべきだ。沖縄では米軍機のトラブルが続発しており、飛行場付近の小学校に米軍機の部品が落下した。北朝鮮情勢の緊迫化に対処した訓練の激化が背景にあるとはいえ、地域住民の安全確保は最優先事項だ。政府は米政府に対し、再発防止の徹底を繰り返し求めていくことが必要である。」

産経:「中国は、沖縄の島である尖閣諸島を狙っている。原子力潜水艦を尖閣沖の接続水域で潜航させて挑発するなど油断ならない。核・弾道ミサイルを振りかざす北朝鮮は現実の脅威である。日米同盟に基づき沖縄に存在する米軍が、軍事的にも政治的にも強力な抑止力となっていることを忘れてはならない。住宅密集地に囲まれた、普天間飛行場の危険性を除くことも急務である。」

毎日:「「移設容認の民意が示されたとは思っていない。私の支持者にも反対の人がいて複雑な民意だ」。渡具知氏はこう語った。正直な心情ではないか。選挙中、移設の賛否を明言しなかった渡具知氏の当選が、直ちに移設容認とはならないはずだ。新市長がまず取り組むべきは、長年、市民を切り裂いてきた分断を修復する作業だ。市民の対立をどうやわらげるかに心を砕いてほしい。」

朝日:「選挙戦さなかの国会で、首相の気になる発言があった。沖縄の基地負担軽減に関連して、「移設先となる本土の理解が得られない」と衆院予算委員会で述べたのだ。本土ではしないのに、沖縄では県民の理解が得られなくても新たな基地を造るのか。それこそ差別ではないのか。」

<社説一覧>
日経:米の核戦略見直しに映る保有国の不作為/普天間移設で理解得る努力を
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:米核戦略見直し 現実を踏まえた抑止強化策に/名護市長選 「普天間」の危険性除去を急げ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:名護市長選 辺野古移設を前進させよ/平昌五輪 北朝鮮の勝手にさせるな
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:ウナギ稚魚の記録的不漁 資源の激減前提に対策を/名護市長選で自公系勝利 対立をどうやわらげるか
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:台湾海峡空路 対話を拒む狭量な中国/名護市長選 民意は一様ではない
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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