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20180708社説から見る現代日本

おはようございます。
本日のオススメは日経の「中台のサンマ乱獲に歯止めを」です。

中国のサンマ漁獲量は急増しており、2014年には政府報告ベースで2012年の38倍に。同じく台湾は2013年から日本の漁獲量を上回って推移しています。

乱獲に歯止めをかける国際合意の締結が急がれます。

以下、日経社説からの引用です。

「日本や中国、台湾など8カ国・地域は都内で会合を開き、北太平洋の公海域でサンマなどの資源を管理するための具体策を話し合った。政府は資源が減少しているサンマに漁獲枠を設定するよう提案したが、中国がこれに反対し、合意に至らなかった。

(中略)

今年の会合では、資源管理を厳格にする上で前進もあった。中国などの漁船はサンマが大量にとれると商品価値の低い小型の魚を海に捨てる。この「洋上投棄」を禁止することで合意した。また、無許可での操業が疑われる漁船に対しては、それが中国船であっても、日本の取り締まり船が公海上で乗船検査できるようにした。

やはり沿岸への回遊が減っているロシアが漁獲枠の設定に同意するなど、日本提案には5カ国・地域が賛成している。今後は科学的な資源調査をもとに、漁獲枠の設定は時期尚早としてきた中国と中国を支持するバヌアツを説得できるかどうかにかかっている。

サンマもクロマグロなどと同じように広い海域を回遊する魚だ。資源は国際的に管理しなければ効果が見込めない。日本が厳格な漁獲規制へと導くべきだ。」

<社説一覧>
日経:長期的な成果へ公的年金運用を透明に/中台のサンマ乱獲に歯止めを
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:米中制裁発動 自由貿易を危機にさらすのか/米朝非核化協議 北の遅延戦術に対処が必要だ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:女児殺害に無期 裁判員の守秘義務緩和を/貿易戦争 首相は米中の独善戒めよ
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:米国が中国と貿易戦争 戦後秩序の重大な転換点
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:西日本豪雨 全力で被災者の救助を/核禁条約1年 被爆国から声をさらに
http://www.asahi.com/news/editorial.html

※『社説から見る現代日本』マガジンhttps://note.mu/1minute_history/m/m70d97edb0376

※『1日1分歴史小話』マガジンhttps://note.mu/1minute_history/m/m7db9a358d26a

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