2020年サガン鳥栖選手名鑑 MF編

2 原輝綺

 1年越しのラブコールが実り、昨年加入したこの選手は、2019年シーズンはWB、SB、SHと様々なポジションでプレーした。守備的なポジションならCB含めどこでもできるという触れ込みの通り、そこそこ強い対人守備、スペースを埋める動き、SHやSBと連携しながら行う質の高いチャレンジ&カバーで鳥栖の守備に安定感を与えた。
 ミョンヒ監督になった後には守備時はSB、攻撃時には高いポジションを取る役割を行っていた結果、シーズン中盤ごろからはキレッキレのドリブル突破も披露。『お前さん、そんなこともできたんかい。』というサポーターとして嬉しい驚きもあった。そのキレッキレのドリブルでPK奪った代償として怪我を負ってしまい、2020年シーズンに間に合うかは微妙なところである。しかし、鳥栖に必要な選手であることには変わりない。キャンプでけがを悪化させない程度にトレーニングし、万全の状態で合流してほしい。
 浦和移籍の噂があったのは何だったのだろうか??まあ、うちの方が海外移籍緩いし、若手ばっかだからやりやすいと思うよ。後、ついでに同級生の高君か杉岡君もつれてきてもいいのよ。

4 原川力

川崎時代は中々起用されなかったが、2017年にうちに加入後、ミステルの薫陶を受けた結果、守備面が大幅に上達。2019年シーズンのDHのレギュラーとして活躍した。個人で突破というタイプではなく、どちらかというと、コンビネーションで崩すタイプである。2019年シーズン左サイドで組んでいた、三丸とクエンカが移籍してしまったため、今シーズンは小屋松や湯沢、内田、森下と言った新加入選手と組むことになる。早めに互いの特徴をつかんで、2019年シーズンを超える左サイドを組んでほしい。
 こんな感じの、空気を引き裂くFKがいっぱい見れるといいな。

14 高橋義希

 サガン鳥栖在籍年数がのべ15年を超えた『Mrサガン』である。1時期は走行距離ランキングベスト5全員高橋義希としたこともある、Jリーグ屈指のダイナモである。同じような、ダイナモタイプであった福田が湘南へ移籍したため、チーム唯一のダイナモとなった。
 DHにタイプが被る選手はいないが、松岡、原川、秀人先生、樋口、梁と実力者が多くいるポジションのため、2020年シーズンは正念場である。ちなみに、梁とは2011年の仙台以来の再開である。

22 小屋松知哉

 京都で活躍したアタッカーが完全移籍で加入。京都ではWGとしてゴール、アシストを量産した。2019年シーズンはサイドで独力で突破できるのが安とクエンカしかおらず、どちらかがいないと非常に苦労した。そのため、1対1で強みを見せれて、大外ワークのできる、小屋松の加入は非常にありがたい。
 WG以外にも、3-5-2の中盤や4-4-2のSHも形経験しており、サイド一辺倒の突破のみのタイプではないのも魅力である。今年加入の選手の中では目玉の選手であるので、本当に頼む。

23 本田風智

 ユース昇格組、第3号。ユース時代のポジションはトップ下やインサイドハーフを務めていた。また、2種登録として2019年シーズンはルヴァン杯のFC東京に出場した。
 ルヴァン杯では初のプロの舞台でありながら堂々したプレーを披露。また、特徴である攻撃時のポジショニングのうまさを披露した。
 おそらく2020年シーズンは、カップ戦がメインになると思うが、頑張ってくれ。

25 安庸佑

 右サイドからの突破やクロスが持ち味のサイドアタッカー。2019年シーズンはクエンカと同様に1対1で違いが作れるプレーヤーとして、重宝された。しかし、守備面に課題を持ち、クエンカと併用するのは難しいと判断されたのか、2019年シーズンは先発出場が12試合、途中出場が10試合と出場がそれほど多くなかった。
 2020年シーズンは4-3-3のフォーメーションのWG起用が予想される。ヨンウの突破力は必要不可欠なので、ぜひとも怪我無くフルシーズン過ごしてほしい。後、守備はもうちょいうまくなって……

30 樋口雄太

 サガンU-18から鹿屋体育大学を経てサガンに復帰した、大卒2年目のDH。大学時代は主にDHでサイドに質のいいボールを供給していた。2019年シーズンはカレーラス時代はWG、ミョンヒ時代はSBやDHでプレーした。
 特徴は1発でサイドを変える大きなサイドチェンジ。ルヴァン杯などのカップ戦では、その特徴を見せていた。今期はSB、DHどちらで起用されるかは不明だが、期待はされているはず。(大卒1年時の福田や山崎より起用されていた。)
 目力が強く、笑顔が可愛い癒し系なので、ファンの皆様はそこも注目してください。

32 湯澤洋介

 京都より完全移籍で加入したサイドアタッカー。
 京都時代はあまり出場機会を得られなかったが、前々所属の水戸ではスピードに乗ったドリブルを披露していた。(2017年のドリブル回数はトップ)特に偶に見せる、右足のアウトサイドから繰り出されるクロスは中々すごい。4-3-3をする場合、出場機会は得られるはずなので、京都で見せられなかったドリブルを鳥栖で是非見せてほしい。
 ちなみに、大学時代にデンソーカップの際、元鳥栖の富山とええ感じの漫才を見せているので、お暇な方はぜひ。動画

36 高橋秀人

 2019年シーズンはチーム最多の32試合に先発出場した、鳥栖の頼れるDH兼DH。DHとしてもCBとしてもスペースを的確に埋める動きが正確で、割とスペースが空きがちな鳥栖ディフェンス陣の穴を埋めた。2020年シーズンは攻撃的なサッカーをすると思われるので、秀人先生の負担がすごいことになると思うが、頼んだ。
 ちなみに穏やかな顔をしているが、偶に激高して堂々と削りに行くし、さわやかな顔をしながらもえげつない削り方をする。別名『鳥栖の経済ヤクザ』(母命名)ちなみに、舎弟は岩下とジョンス。サイコパスなヒットマン役は樋口である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?