僕にとってのエヴァンゲリオン
※この記事は僕にとってのエヴァを振り返ったもので、シン・エヴァンゲリオンのネタバレが書いてあるものではありません!見る前に書きました!
僕がエヴァを好きになったのは中学生の頃だ。
初めて見た作品が旧劇のアニメ版か、新劇場版か、記憶が曖昧ではあるが、すぐにはまってしまったことは言うまでもない。
エヴァンゲリオンという、ロボットのように大きな見た目のものが、人間のようになめらかに動き、使徒と呼ばれる敵と戦う。そのインパクトと、かっこよさに心を惹かれた。
作品に出てくるシンジと歳が同じくらいであったこともあり、そのときの自分をシンジに重ねたりしていたのかも知れない。
NetflixやAmazonプライムもなかった頃だったので、エヴァを見る方法はTSUTAYAで借りるか、YouTubeで違法アップロードされたものを見るか、もしくは金曜ロードショーで放送されることを願うしかなかった。
とにかくエヴァの情報に触れたくて、テスト勉強をしていた図書館でエヴァの本を調べて、数少ないその本をあさっていたのを思い出す。
(確かアニメ版のセリフ集みたいなやつだった気がする)
細かい設定が書いてあったりして面白かった。
セリフを覚えてみたり、英語の歌詞を和訳してみたりした。
いまでもその歌詞を口ずさんだりする。
また、友達と戦闘シーンのオペレーターの真似っこをしたりした。これが、めっちゃ楽しい(笑)
エヴァを見ていて感じる戦闘中の緊張感や臨場感に憧れたのかもしれない。
これが男のロマンってやつなのかも。
確か、ちょうどその頃は、新劇場版Qが公開されて2年後くらいだった。
新劇場版Qとは、謎が多いエヴァとして広く知られている。
謎の多さとそのクオリティの良さゆえに、2012年に公開されていた映画であることをたまに忘れそうになる。
初めて見た人は、8年前の映画だとは到底思うまい。
そんなQには、その謎を当てるべく、当時たくさんの考察がネット上に溢れていた。
このシーンがあるからこうとか、この会話の意味はこうじゃないか、とか。
時には友達の考察と自分の考察を戦わせることもあった。それもまた楽しかった。いろんな見方ができたと思う。
考察とはいえ、知らないことを知ることに、わくわくした。作品の奥深さを知り、もっと好きになった。
そんな日々も今となっては、ただ、懐かしい。
あれからもう約5年が経とうとしている。
今思い返せば一瞬と感じてしまいそうな僕の中学校時代に、確かに、エヴァンゲリオンはあった。
そんな僕の青春といっても過言ではないエヴァンゲリオンが先日、ついに最後の新劇場版、シン・エヴァンゲリオンを公開した。
長い間待ちに待ったこの日。
まずは生きて迎えられることを幸せに思う。
数々の考察を見ることはもうなくなってしまうと思うと寂しく感じるが、その答え合わせができる喜びを考えれば迷うことはない。
あのわくわくをもう一度、見てこようと思う。
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