地方創生への追い風か?“「地域がやばい」と思って読んだ本“

こんにちは!アボシです。
今回も「地方創生」をテーマに、共有したいことを掲載していきます。

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近年、感染症の影響からリモートワークなど、働き方に変化の兆しが見えつつある。

信憑性はさておき、以下の記事を見つけ、地方での暮らしに関心をもっておられる方が僅かながらにも増えているのではないかと感じている。

7割が興味あり「地方で暮らし、都内の企業でリモートワーク」。脱・東京が鮮明に | Business Insider Japan

こうしたニーズに対して、地方が提供できるメリットとは「土地代(家賃)が安い」「人口密度が低く、落ち着いた生活ができる」であることは言うまでもない。

しかし地域は、彼らを呼び込み、定住してもらえるような魅力的なまちづくりを進めることができているか?
地域事業にフォーカスした本作では、一人の会社員が「まちづくり事業」を行う様子を、物語帖で解説してくれるため感情移入しながら読んでいただけると思う。

地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門 https://www.amazon.co.jp/dp/4478103909/ref=cm_sw_r_cp_tai_UxAzFb5GSHE9K

補助金ありきの体質こそ、地方が衰退する“がん細胞“を生じさせる。

あくまで学生であるため、木下さんの主張の真偽をはかることができない。ましてや、全ての地域が補助金頼りの体質かどうかは分からない。
(詳しくは、ぜひご購読いただきたい。)

とはいえ「稼ぐ力をつけることを諦めた地域が、毎年補助金を取得するために、一過性の事業に走ってしまう」という一連の流れを理解することはできた。地方では、衰退を嘆きながらも、全て他人任せになってしまっている。

地方に人が集まらないのは、その場所に魅力がなく、地元の人間ですら留めておくことのできないことにある。そして、それは問題を先延ばしにしてきた地域の体質が発端になっている。

「せめて就職は関西に行った方がええ」

私は、地域で育つ子供の一人だったことがあり、学生時代から両親のある言動に疑問を抱いていた。

広島県で育った私は、現在東京の大学に通っている。そして、大学への進学を考える時期から

ー就職は、関西くらいの都会に出た方がええで

と一貫して、両親に言われている。地方を活性化させる事業に携わるかどうかは彼らの自由で、子供の苦労を少なくしたいという親心も理解はできる。

しかし、地域が活気付くことを望んでいるならば、なぜ自分たちでは何もしようとしないのか。ましてや、子供には地域を諦めさせようとするのか。自分たちに、事業を起こすほどのエネルギーはなくとも、地域企業を応援し、子供へ地方と都市圏での状況を、中立的に説明することが望ましいのではないのか。

とにかく、高校生の私はこの言動に戸惑っていた。現在も仕事がないと感じる地元ではあるが、そんな地元を変えようとする人物はいる。

次回は、そんな地域で活躍する人物と実際に取材をしたので、自分なりに感じたことを共有していこうと思う...

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