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ぼくの将来の”夢”~小さくて、やさしい社会を作るということ~

ウルトラマンコスモスになる。
工事現場のおじさんになる。
宇宙飛行士になる。

僕の夢は時間とともにどんどん変わっていきました。

時間は刻々と過ぎていきます。
大学に入り、今、進路を固めていく時期になりました。

将来の夢は何なのか。僕はどんな道を歩んでいきたいのか。
今までもそうだったように変わってしまうかもしれないけれど、今の自分の想いをここに書き留めておこうと思います。


「小さくて、やさしい社会」


”夢”というと、to do のものとto be のものがあります。to doのものと言ったら、「将来したいこと」です。日本人は夢について聞くと職業を答えますが、それはこちらに分類されます。to be のものと言ったら「将来ありたい状態」です。どんな自分・環境・生活をしていたいか。

僕の中では職業としての夢はありません。(しいていうなら農業関係のなにか)

ただ、どのような将来像でありたいかというものはあります。

『田舎で自然に囲まれ、家族で食べる分の野菜は自分たちで。
朝になれば野菜をつみに行き、夕方になればみんなで水をかける』

これだけ見れば、定年後のおじいちゃん・おばあちゃんがしそうな”あるある”の生活かもしれません。

お仕事頑張ってからそんな暮らしが死ぬまでにできればいいな。いつかいつか。まだもう少し我慢しよう。

そんな話をしているんじゃありません。これを30歳前後には達成したいと思っています。

~目次~
・本来の農業
・みんな農家になっちぇよ
・だから僕は
・最後に

・本来の農業

まず最初に日本の本来の農業とはどんなものだったかを思い出していきたいと思います。

近くの畑を見に行ってみてください。そこには何種類の作物が育てられているでしょうか。トマトだけ。オクラだけ。一つの品目を大規模に。それが産業化された今の農業です。作った野菜を売ることによってお金を稼ぎ、食費からなんから全てを賄う。生活を成り立たせるとなれば効率化させるのは当たり前です。

昔はもっと農業が生活の中に入り込んでいたはず。軒先では多くの品目を作り、家族が食べる分を賄う。余った分は販売して現金収入とする。農業は”産業”ではなく”ライフスタイル”の一部だったと思います。

何か特別なことをするわけではない。昔に戻るだけです。

農業が生活そのものだった時代に。当時はなかった科学技術をもって。

なにも薪でお風呂を沸かすわけでもないし、口笛で遠くの人と話すわけでもないです。

仕事だってパソコン一台あれば完結する時代なんて言われるのですから。
科学技術を使って、昔の生活を再現するんです。

・みんな農家になっちゃえよ

日本の食料自給率はカロリーベースで37%。多くの食料は外国から輸入され、自分が食べているものが何からできているのかすらわかりません。また、多くの食料廃棄も問題となっています。

それじゃどうすればいいか。

「みんな農家になっちゃえよ」ということです。それぞれの家庭が自分たちに必要な分の野菜を作る。各家庭の食料自給率が80%、90%となり、日本全体としてもそのようになる。自分で作って自分で食べるということができれば日本の現状は大きく変わるのではないでしょうか。

これは今の変化しやすい時代。何が起きるかわからない時代においてとても大切なことではないかと思っています。

もし外国で戦争が起きて輸入がストップしたら。
もし日本各地で災害が起きたら。

そんな時あなたはどうするんですか。

消費者が価格決定権を持ち、農家はそれに従う。これが現在の社会構造です。しかし、モノを作っているのは農家さんですからもしものことが起こったときどうなってしまうのでしょう。

・だから僕は

だから僕は地方に、田舎に暮らします。

半農半Xのような暮らしです。
小さく農業をし、ほかの仕事もする。

近くの会社に入ってもいいし、テレワークでもいい。
公務員をしながらでもいい。
自分で起業して漬物屋さんでもしてみればいい。
地域の人と協力してレストランを経営するでもいいし、何人かの仲間とでもいい。

いろんな方法があります。

そうして田舎に若者が集まって、子供の遊ぶ声が響き渡れば最高じゃないか。

だから僕はそのモデルになりたい。
そんな暮らしを実践したい。

多くの若者が僕にもできる。田舎でも仕事を持って暮らせる。そう思って、ムーブメントとなって日本中の田舎が盛り上がってほしいと思う。

・最後に

僕たちはコロナを経験しました。

誰も想像してなかった。何か月も自粛生活が続くなんて。夏の日差しの中マスクをつけないといけないなんて。職場に、学校に来るなとまさか言われるなんて。

路頭に迷う人も多く出たと思います。これからどうしようと。

そういったとき、自分で食料を作れる。住む家がある。そう言ったことがどれだけの精神的安心感をもたらすでしょう。

田舎はセーフティネットになり得るんです。

そこには、小さい集落には、やさしさが循環し小さい社会が回ってるんです。

どんな人もいきやすい「小さくて、やさしい社会」をみなさんと作っていきたいです。


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