ミライの授業④

こんにちは。なかむらともやです。

今日は「課題発見」を体現した有名な偉人について書きたいと思うのですが、その前に今私たちに求められている力の中で「課題発見力」というのがとても大事です。それについて書きたいと思います。

前提として一昔前と現在では求められている人物像が大きく異なっています。

一昔前は疑う力はそこまで必要ではなく、とにかく同じものを作ったり、繰り返す能力の方が求められていました。

なぜなら物が不足しており、作る際に人に力で物を作っていたからです。

しかし現在ではテクノロジーが発展し、人が作らなくても機械が勝手に作れるようになってきました。

しかも人間よりも作業が早く、効率的です。

前にも書きましたが、今では家も機械で作れる時代です。

物を大量生産する過程で人は要らなくなってきました。

というよりその能力が要らなくなりました。

しかし機械ができないことは、0から1を作ることです。

それが「課題発見」です。この能力が今の時代では必要になってきます。

それを150年以上前から実践していた人物を紹介します。

それがヘンリー・フォードです。

フォードは自動車をこの世に普及させた人物です。

自動車が普及する前の時代は馬車での移動が基本でした。

もっと速く移動するためにもっと速い馬車を作ろうとと考える人はたくさんいました。

しかしフォードは違いました。

彼は馬より速く、馬が疲れない乗り物はないか考えました。

そこで注目したのがヨーロッパで発明されたばかりの自動車でした。(彼は自動車がそのものを発明したわけではありません)

当時はこの自動車が超高級品で庶民はとても買えるような物ではありませんでした。

現在のプライベートジェット機のような感覚です。

フォードはこの贅沢品をどうすれば安く作り庶民にも売れるか考えました。

彼が目をつけたのは「時間」でした。

車1つの部品を作るのに1時間かかっていたのを5分で作ればいい。そう考えました。

そうすれば1時間で12個の部品ができ、仕事の量としては前の12倍にもなる。

こう考えました。

それが「フォード・システム」です。

ベルトコンベアー使って作業の効率化をはかりました。

これは簡単に言えば火災の際のバケツリレーのようなものです。

もし、フォードが課題発見型の人ではなく、課題解決タイプだったらきっと車の普及は遅れ、もしかしたら今でも街中に馬車が当たり前に走っている時代だったかもしれません。

それくらい課題を発見するというのは価値があることなのです。

次回はミライの授業の2つ目の法則である

「冒険には地図が必要だ」で出てくる偉人について書きたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。

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