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柔術を始めればどんな人でも今の「3倍」は強くなれる話(後編)

こんにちは!かめきちです!

今回は前回の記事の「後編」を執筆していきたいと思います!

「前編」を読んでない方はぜひこちらから読んでみてください^_^

前回の記事ではブラジリアン柔術の歴史を語る上で避けて通ることはできない

木村政彦VSエリオ・グレイシーの死闘


まで執筆しました。

今回の記事ではその続きから

「ブラジリアン柔術を始めればどんな人でも強くなれる」


理由まで一気に執筆していきたいと思います。


前編にて大まかなブラジリアン柔術とはなんなのか。その歴史、概要はおおむね理解して頂けたことと思います。


ではなぜ柔術を始めれば「誰でも」強くなれるのか?

その理由を下記に列挙しました。


☆柔術を始めれば誰でも強くなれる理由
・身体能力に左右される動作が少ない。
・技の理論を理解できれば筋力を必要としない。
・順序通り行えば誰でも技を極めれる。
・怪我のリスクが少ないのでどんどんスパーリングをこなせる。
・体格に左右される技が少ない。


と言ったところでしょうか。


順番に説明していきます。


まず「身体能力に左右される動作が少ない」

これは例えばボクシングやキックボクシング等の打撃系格闘技においてはどの技術(ジャブ、ストレート、ダッキング、スウェー等)においても少なからず瞬発的な動きを必要とします。

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人間は生まれながらにして身体の筋繊維における速筋と遅筋の割合が遺伝により決まっています。(※速筋とは瞬発的な動作に必要な筋肉、短距離走等がそれにあたる)
(※遅筋とは持続的な動作に必要な筋肉、マラソンや競歩等がそれにあたる)

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そして、ほぼ全ての格闘技において必要となる筋肉は「速筋」の割合が高いです。ボクシングしかり柔道(投げ技)しかりレスリング(タックル)しかり。

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もっともこの「速筋」と「遅筋」の割合は筋力トレーニング等により多少の変動は可能ですが根本的な速筋と遅筋の割合の変化は不可能です。


トレーニングによって変化させることができる速筋と遅筋の割合は「1〜2割」程度でしょう。そのくらい生まれ持った才能というのは大きいです。

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話は少し脱線しましたが本題に戻りましょう。世に存在する格闘技は瞬発的な動作(速筋)を必要とする割合が大きいという所までお話ししました。

ということはボクシングの世界チャンピオンやレスリングの金メダリスト等になるには生まれながらの才能(身体能力等)がないと絶対になれないのか?

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というと私はそうは思いません。本人の努力や桁違いの練習量で「才能」という扉をこじ開けて世界チャンピオンや金メダリストに輝いた人は中には居ると思います。

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ですが割合としては「ごく少数」だと思います。

スポーツで世界の頂点に立つ方々の経歴等を見ると幼い頃から数々の大会や競技会で賞を総舐めにしている方々がほとんどです。

上記の例からも「才能」の占める割合は本当に大きいものがあると思います。


しかし、そんな類稀なる「才能」を持っていなくても誰でも強くなれる、チャンピオンになれる可能性がある格闘技こそが「ブラジリアン柔術」です。


柔術の数ある動き(ムーブ)の中で瞬発力を必要とする動きはほぼありません。もっともこれについてはその人のファイトスタイルによって個人差はありますが。柔術本来の考え方としては「柔よく剛を制す」です。

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そもそも柔術は体の線が細く、病弱だったエリオ・グレイシーでも強くなれるようにと思考に思考を重ねて完成した格闘技です。

そして決して体格に恵まれてるとは言えなかったエリオでさえも生涯ほぼ無敗(木村との試合の1敗のみ)です。

上記のように柔術は「身体能力に左右される」ことはありません。



次に「怪我のリスクが少ないのでどんどんスパーリングをこなせる」

です。理由としては、やはり人が強くなる過程において「対人練習」というのは切っても切り離せません。

「100回の練習より1回の試合」という名言があるくらいですからそのくらい対人練習は大切です。


しかしボクシングやキックボクシングなどの打撃系格闘技での対人練習(スパーリング)は総じて怪我が多いのが現状です。

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基本的に当てるつもりで繰り出してしまったパンチやキックを途中で止めることは難しいです。「あっ!」と思った時には遅く、パンチにより鼻の骨が折れてしまったりミドルキックや膝蹴りにより肋骨が折れてしまうなどは打撃系格闘技では日常茶飯事です。

かくいう私もキックボクシングの経験が約3年ありますがスパーリング相手に骨を折られたこともありますし、逆に折ってしまったこともあります。

怪我を負ってしまうとその期間の練習はもちろんできなくなりますし、モチベーションも低下してしまいます。


しかし柔術であれば上記のようなことは起こりません。柔術の極め技は極まるまでの時間を極める側の人間の方で自在に調整可能ですし、極まるまでの間で極められてる側の人はタップすることが可能です。なので柔術のスパーリング、試合で大怪我を負うという話は聞いたことがありません。

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すなわち柔術の練習で怪我を負う可能性は極めて低いです。なのでどんどん道場に通い、対人練習もたくさんこなせます。(体力に限界はあるが)


怪我を負うことが少ないことによって安定した練習ペース、モチベーションを維持できますし対人練習をたくさんできるということはそれだけ早く強くなれるということです。

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最後に「体格に左右される技が少ない」ということについてですが

柔術の技術は基本的に力に頼った技術ではなく、いかに力を使わず相手を制圧するかを極限まで考えて生み出された格闘技です。


基本的に柔術の技術の前ではパワーは無力です。


それを表すかのように国内外の試合において日本を代表する柔術家、湯浅梨香子選手が自分より二回り近く大きい相手に対して一本勝ちを量産しています。

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しっかりとした柔術のテクニックを学べば身体の大きい相手に対しても怖れることはありません。

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ここまでで述べたとおりブラジリアン柔術は体格、運動神経、身体能力等関係なく誰でも強くなれる格闘技です。


打撃系格闘技よりも技の習得には時間がかかる傾向がありますが一度覚えた柔術の技術は体が覚えているのでそう忘れることはありません。


柔術で学んだ技術はいつか必ず自分を助けてくれます。


ここまでの私の記事を読んでブラジリアン柔術に興味を持った方が居ましたらぜひインターネット等で自分の町に道場がないか調べてみてください!意外とあったりしますよ^_^

興味がある方はぜひ一度でいいので見学、体験に行ってみてください。きっと魅力が伝わると思います。そして柔術を始めたあなたの人生は必ずや今より素晴らしいものになるでしょう^_^


それでは今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!

本記事では「柔術を始めればどんな人でも今の「3倍」強くなれる話」をさせていただきました^_^






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