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薄いプラスチックの壁

「"しょうた"さんから、薄いプラスチックの壁を感じる」
とある人に言われた。

"ギクッ、ばれた"

僕は、他人と壁を作らないと安心できない体質だ。
壁がないと自分という人格が保てない感覚がある。

本来は、気体みたいな人格と言うべきか
本来は、液体みたいな人格と言うべきか

だからこそ、他者から見て何か、壁に思われるような「容器」に入らなければ無くなってしまうんじゃないかと思っている。

そんな壁を壊すと言うことは、
そんな壁を無くして話すと言うことは、
水が漏れること、空気が抜けることに近いのかもしれない。
まあ…本当は、そんなこと無いのわかっているのに。

でも、壁があるからこそ、僕は僕の感情や出来事を他者から侵入されることなく大切にできるし。相手の心へ過剰に乗り越える事はない。良い表現に直すと「僕とあなたは違う」という境界線がハッキリしているんだろう。

そういう壁・境界線があるからこそ、精神障害者の複雑な相談を聞いても自分の人格を保っていられるのだろう。そして壁で守られているからこそ、僕なりのペースで相手に接近できるのだろう。壁が無ければ、相手からの攻撃や波に飲み込まれてしまうからさ。もちろん、壁が分厚くなって信用されなくなったり、相手の想いを感じなくなったらダメだけど(気をつけなきゃ)

そう思うと、薄いプラスチックの壁って素敵やん。
分厚くないから音も聞こえるし、もし透明なら反対側の色も見える。温度も振動も感じる。

壁はあるけど、お互いの事は何となーくわかるって、案外すごい事じゃん。そう考えると、ますます命名してくれた方に“ありがとうございます!!”と言いたい。

僕の心を客観的に教えれくれて、感謝。

頂いたサポートを基に精進します