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部下を従えているのではない。部下に支えられている。/マネアカ⑬

多くの上司が勘違いをしています。

上司は部下よりも偉いのか?

声を大にして言います。そんなことはありません。
たまたま、「仕事の管理」「メンバーの管理」といった役割やチームの人間関係を構築したり、組織全体の成果をどのようにして高めるか。という役割を担っている。というだけです。

そうです。ただの役割でしかないのです。

上下関係ではない

4月になり、新任マネジャーとして、新年度をスタートした方もいらっしゃるかと思います。

上司として、厳格な態度をとらなければ。とか、厳しく指導しなきゃ。と思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、そんな必要はありません。厳しくすることはただの手段の1つでしかないので、必ずしも厳しくすれば良いものではありません。

にもかかわらず、
「ごちゃごちゃ言わずにやれ」とか、
「口ごたえするな」とか、
「お前はダメだな」とか、
上から威張り散らしている人を見かけることがあります。

これでは部下はやってられないですよね。決して、この上司についていきたいとも思わないし、この人のためにも頑張ろうとも思いません。それどころか、目の前の仕事に真剣に取り組む気力さえ、なくしてしまうかもしれません。

マネジメントという仕事の役割

マネジメントとは何か?という究極的な問いに対して、一言で答えるならば、僕はこう答えます。

「組織を率いて、目標に到達させること」

つまり、付いてきてくれる人がいないと、既に破綻しているのです。

ほぼすべての組織は上司一人では到達できない目標を抱えています。一緒に目標を目指してくれること。目標に向けて努力してくれること。「努力」とまでは言い切れなくても一緒に歩んでくれること。

これがなければ、マネジメントという仕事は成立しないのです。

そういう意味では、
メンバーに感謝しつつ、
肩ひじ張らずに等身大で、
メンバーと共に歩むこと

これが僕の考えるマネジメントをする上で大事にしたい考え方であり、もっと言うと、マネジメントのあり方ではないかと思います。

上司だって人間。失敗することだってあります。間違うことだってあります。それでも、会社・組織が回るのは部下が動いてくれているおかげなのです。

つまり、部下に支えられているということです。

そうは言っても・・・

言っていることは分からんでもないけど、部下のミスの尻ぬぐいが多い。とか、言ったことをやってなくて対応に追われることが多い。

そんな上司もいらっしゃると思います。

「なんで俺がこんなことをやらないといけないんだろう」と思いながら、深夜に残業して対応する。
たぶん、ほぼすべての上司はこんな想いを一度は抱いたことがあるのではないかと思います。

これをどう思うか?と問われると難しいですね。
確かに・・・。と思います。

ただ、残念ながら、部下のミスを責めたところで意味はありません。上司の皆さんも、誰にも迷惑をかけずにこれまでキャリアを歩んだわけではないと思います。

「仕事の管理」もマネジャーの役割の1つです。

ミスが起こる前に。
開けてびっくり仕事が進んでいないことが発覚する前に。
早期段階で気づけるような仕組みを導入したり、日常からメンバーが相談・報告できるような関係性を築くことができているかどうかが重要なポイントなのではないかと思います。

終わりに・・・
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
メンバーとの信頼関係の構築の仕方については、よければこちらの記事もご覧ください。


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