おやてつ

おやてつです。自分の興味があることを綴ってみたいと思います。とにかく今回は継続して思い…

おやてつ

おやてつです。自分の興味があることを綴ってみたいと思います。とにかく今回は継続して思いをぶつける、がテーマです。継続です。教育、旅行、自己啓発などに興味があります。

最近の記事

”蛍”から考える学びの体系化

初夏の気持いい夜風に当たりながら、今日は蛍を見に行った。家から歩いて10分ほどのところに、300~400匹の蛍を見ることができる小さな森(山)がある。今日はストロベリームーンらしい。アメリカ圏では6月はいちごの収穫期。丁度その頃に満月が赤くなることからそう呼ばれているらしい。たしかに、少し赤みがかっているかな。 蛍はたくさん見えた。あちらこちらでピカピカ光っている。実に幻想的だ。蛍が放つ光は蛍光黄色なので、何か力強さを感じる。ついつい見入ってしまう。必死に光を放とうとしてい

    • 「先生も大変なんです(江澤隆輔著)」を読んで②

      前回の続き。 1.時間意識の欠如が問題では? 2.実社会との断絶が問題では? 改めてこのことは前置きをしておく。ここで書いている内容は、学校や教師の傾向性という話だ。江澤さんの社会への提言と同じように、私の提言は、学校や教師がこのような意識を持てばより良い働き方、生き方、教え方ができるのではないかという意見だ。 危機感の欠如が問題では? 私はこの「危機感」という言葉が意外と好きだ。行動の原動力になるからだ。危機感がないと人は動かないし、そもそも何かを変えようとしない

      • 「先生も大変なんです」(江澤隆輔著)を読んで

        本日は読書感想文。 著者の江澤さんは、小学校の現役教師をやりながら、本の執筆活動や講演会等もやられているとても精力的な方。教師が置かれている現状をリアルに描いた所謂教師の暴露本。教育現場や学校の現状に対する問題提起に富む。 さて、今回は穿った視点でこの本について考えてみたい。「本当に教師は大変なのか?」という視点だ。 先に申し上げるが、決して教師や学校を否定する意見を述べるつもりはない。井澤さんのように使命感を持って取り組んでいる現役の先生をたくさん知っている。あくまで

        • アフターコロナの自身の身の振り方②

          前回は組織から個への展開により、個人の市場価値が問われるという記事を書きた。 今回は、アフターコロナの新しい景色について述べたい。 オンライン会議が活況だ。オンラインツールを活用することで、場所、空間、人数の垣根がなくなり、自由に、割と円滑なコミュニケーションが取れるようになった。正確に言うと、もともとこの種のツールはあったのだが、対面至上主義の幻影に縛られ過ぎていた。コロナ危機に陥り、ようやく我々はオンラインの価値を真に理解することができた。 このように、人間は環境が

        ”蛍”から考える学びの体系化

          アフターコロナの自身の身の振り方①

          さぁ、日本社会はどうなるのか…。これは主に不安からくる感情だ。収入、仕事の激減、職の確保、家族のこと・・・不安が9割、リセットして新たな気持ちで取り組もうという前向きな気持ちが1割というのが本音だ。 これから自分自身がどうなりたいのか。どうならなければならないのか。在宅勤務ができて自身と向き合う時間がかなりできた。この充電期間を使って考えて行きたい。自分自身のことは内省するとして。noteでは、社会や会社、仕事が今後どのように変わっていくのか、変わらなければいけないのかを考

          アフターコロナの自身の身の振り方①

          オンライン教育の是非

          コロナ危機の中で一部学校でオンラインによる教育が活況だ。 本日はオンライン教育の是非について考えてみたい。 メリットとデメリットを列挙し、今後のオンライン教育との付き合い方を考察する。 ===オンライン教育のメリット=== ・日本全国どこにいても参加可能(場所の制限を破壊) ・複数人、大人数で参加可能(規模や会場の制限を破壊) ・著名人や有名人の授業を視聴可能(人のつながりの垣根を破壊) ・議論や双方向コミュニケーションが参加可能(空間の制限を破壊) ・何度で

          オンライン教育の是非

          ”平等”と”公平”

          では、平等と公平の定義を見ていく。 平等・・・偏りや差別がなく、みな等しいこと。 公平・・・全てのものを同じように扱うこと。判断や処理などが偏っていないこと。  ※広辞苑より 一見、意味上は両者に大きな違いはないように思える。しかし、生活の場面を想定した時に両者には大きな違いが表れる。 例えば、同じ学年、同じクラスの友達に、プロ注目株の棋士がいるとする。その友達と遊びで将棋をする際は、飛車角抜きのハンデを与えてもらわないと勝てるわけがない。この事例で言うと、”平等”で

          ”平等”と”公平”

          教育における”平等”と”公平”

          コロナ後の学校教育がどうなるのか、という議論が世間を賑わせている。 ・オンライン教育の是非 ・家庭環境や経済格差が教育に及ぼす影響 ・緊急事態宣言解除後の登校や学級運営、履修の仕方 ・教育の地域格差 ・9月入学の是非 などが最近のトピックであろう。最近は様々な議論が活発に行われている。今まで当たり前のように考えられていた教育の健全性が、コロナ危機をきっかけに一気に崩壊したような感じだ。外見は健全に見えて、実は既に教育全般に制度疲弊が起きていたのかもしれない。経済や

          教育における”平等”と”公平”

          営業はいらない 三戸政和著

          ・日本の旧来型ビジネス営業モデルが通用しない時代になった   (ノルマ、煽り方営業スタイル、ルート営業、飛び込み営業、フィールドセールス、年末年始の挨拶など) ・これからの営業とは、「エクスペリエン思考」で戦略を立てることが必要   ※「エクスペリエンス思考」・・・ユーザーが得られる体験や感動を想像しながら製品、サービスの開発、営業にあたる思考法 ・「エクスペリエンス戦略」の代表企業    〇テスラ・モーターズ社  進化し続けるソフトウエア、ビッグデータの蓄積    〇バ

          営業はいらない 三戸政和著

          アフターコロナで求められる力とは

          アフターコロナで変容する教育や学校を考察してきた。 考察を通して私自身のキーワードは「危機感」という言葉に集約されると考える。時代が大きく変わろうとしている変換期が、今だ。そのはざまで学校が、そして教師がどちらに転ぶかによって自身の将来が左右される気がしてならない。子どもたちの将来も。社会は待ってくれない。物凄いスピードで流れている。振り落とされずについて行くことができるかどうか。踏ん張り時は、今だ。子どもたちに明るい未来を見せるために、ひとりひとりの意識と行動が必須である

          アフターコロナで求められる力とは

          アフターコロナ時代の教育考察③

          今までの振り返りから。 考察①個人で学べる環境がより整備される時代 考察②学校の役割・教師の役割の明確化 考察③経済格差の対応 考察④個々人のモチベーションが結果を左右する 考察⑤学力の二極化が進む 考察⑥公教育の機能不全 では、あと三つの考察を加えていきたい。 考察⑦ 教師の選別が始まる アフターコロナにおいて、学校内のICT機器利活用がより一層進んでくることだろう。文科省のGIGAスクール構想における一人1台のコンピューター配備も今年度中に完了していくと

          アフターコロナ時代の教育考察③

          アフターコロナ時代の教育考察②

          前回のあらすじ 考察① 個人で学べる環境がより整備される時代 考察② 学校の役割・教師の役割の明確化 考察③ 経済格差の対応 以上が前回までの考察である。続けたいと思う。 考察④ 個々人のモチベーションが結果を左右する これだけオンラインでのやり取りが盛んになると、ビフォアコロナよりもオンライン上で学ぶ環境が整備された時代に突入することは間違いなさそうだ。現在は、「オンラインでも意外といけるじゃん」が教育界、ビジネス界でも合言葉になっている。この流れを受けて、次に

          アフターコロナ時代の教育考察②

          アフターコロナ時代の教育考察①

          前回、フィンランド教育の特徴をまとめてみた。 フィンランド固有の社会背景、国民性、文化などに紐づいていることも多々あるが、かなり合理的で実践的な教育である。羨ましいと感じた。 日本の教育はどうだろう。どこまで子どもたちの成長に結びついているのだろうか。今後、コロナ後の教育の在り方は大きく変わるであろう。変わらなければならないことがたくさんある。今後の展望を考察してみた。 考察① 個人で学べる環境がより整備される時代 学習塾や教育団体、企業、有志がこぞってオンライン教育

          アフターコロナ時代の教育考察①

          「フィンランドの教育はなぜ世界一なのか」を読んで

          コロナ禍の中で、”教育”がかなり議論されている。 教育の機会均等、オンライン教育、経済格差、9月入学が最近のトピックであろう。ここ最近のマイブームであるフィンランド教育から、現在の問題点や今後の展望を考えてみたいと思う。 まずは、「フィンランドの教育はなぜ世界一なのか 著:岩竹美加子」を読んで、フィンランド教育の特徴を3つにまとめてみた。 ①学校教育と仕事(生き方、人生、幸せなども含んだ意味合いで)が直接的に結び付いている。 これは、フィンランドの社会システムや学校制

          「フィンランドの教育はなぜ世界一なのか」を読んで

          9月入学の是非

          ここ数日で降って湧いてきた「9月入学論」 全国の首長や国会議員も賛成という立場を表明し出した。 一部ニュースでは、その事実や現象しか取り上げられていない。 簡単だが、根拠になるメリットデメリットをまとめてみる。 ●メリット● ・海外の大学や教育制度が9月スタートであるため、日本も世界標準に合わせる。 ・入試時期が春〜初夏になり、インフルエンザや降雪の影響を受けにくい。 ・夏休みの区切りがいい。 (新型コロナウイルス関係) ・現在生じている学びの経済格差を解消してくれ

          9月入学の是非

          フィンランド 豊かさのメソッド

          ・少し古い本(2008年発行)であるが、フィンランドの国民性、社会性、教育、福祉の特性がよく分かる。 ・フィンランドと言えば「教育」・「福祉・医療」 ・フィンランドを表す「教育」のキーワード     平等  私立の学校が存在せず、全て公立の学校。地域間・経済格差が少ない   国の支援  全て無料。大学生は毎月500ユーロ支給される     教師の質  教師という職業の社会的地位が高い。教師になるのが非常に難しい   支援体制  落ちこぼれを出さないサポート体制。普段の授業

          フィンランド 豊かさのメソッド