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“例えばそう 君が泣き崩れたとしても”

“空気変えるような  ジョークも吐き出せない”

とこれは黒夢の歌から。10代の時分、死ぬほど聴いてたバンドだった。中でも『corkscrew』というアルバムが愛聴盤で、サバ読みなしでたぶん500回は再生したはず。これまでの人生で一番多いと思う。

何故ハマってたのかというと、あたくし中学時代にちょっとグレちゃってたんですね。それでいながらオタクでもあったんで、不思議な話なんですが、不良サイドとオタクサイドの両方のつながりがある中、不良サイドから手渡されたのが黒夢のディスクだった。ちなみにオタクサイドからはギャルゲーが手渡された。

不良少年の心をね、駆り立てたり勇気づけたりするのには黒夢はうってつけだったもんで、ドロップアウトしていく少年期の伴奏としてその音楽はあったのかなぁと。10代の気分って悲しいですから。まだ孤独にも慣れてないでしょう。

と、世代としてはブランキーやミッシェルにもリアルタイムで行けたような気がするが、なんだろう、生まれが少し遅れたのか知らなかったのか。両者のディスク(というか音源)を揃えたのは二十歳過ぎであった。ミッシェルをカラオケで歌えばもう、マイクは握り潰されスピーカーは弾け飛び、モニターは爆発し天井が崩落してそして誰もいなくなったというたいへんな事態が地元で頻発した。

まあそんな盛り盛りの話はいいんですけど、黒夢いいよねってこってす。

昨日、小説とエッセイの書き方を学んできたので、上記がちょっと練習してみた記事になります。いままでなんも考えず書いてたが、エッセイは実は難しいものなのであった。目から鱗です。


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