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寿司日乗73

2020年6月16日(火) 晴

TBSラジオ「久米宏ラジオなんですけど」を聞きながらお好み焼きを作る。4枚焼く。水100cc 卵Lサイズ2個 山芋150g 小麦粉100g
粉末出汁5g 何度も作るうち、私の好きな生地の味になる分量がだいたいわかってきた。キャベツは千切り、モヤシもザク切りにして生地に混ぜる。それを中華鍋で焼く。
久米宏のラジオゲストが西川美和監督。「こんな声なんだ…」独り言。落ち着いた話し方の中にも好奇心の強さを感じる。重心の低い声を聴いていたら何故か懐かしい感じがした。好きだなぁと、思った。

お好み焼きを食べながら録画していたザ・ノンフィクションを一気に5本観る。疲れた。人に沢山会った日くらいに疲れた。号泣し過ぎて目蓋が重い。独り言にも抑揚がついて喋り過ぎ、1本終わる毎に人様の生き方、在り方、稚部、老いること、無知、社会の仕組み、価値観、仕事とは、愛とは、人生とはなどと、想いを馳せ過ぎてドッと疲れた。道行く人に声を掛けて、「あなたのこれまでの人生を聞かせて下さい」と言ったなら、それぞれに耳を傾けてしまう位の個性があり、いやもう、人生そのものが個性なんだと思い、叩いて埃の出ない人間なんかいるもんかと常々感じてはいるけれど、埃こそ個性、人が隠したいと、誰にも言えない、言いたくないことも抱えながら生きていることがもう、人間ってどこまでも野蛮で可愛いく、難しいですね。どれだけ便利な物を生み出しても、それを使う人間自体の進化が1番、遅れている。というか、使っている脳味噌がアップデートされない限りどうもこうもならんのかしら。昔々に書かれた詩や唄に、変わらず心が反応することなんて、その最もたる部分じゃないかと独り言。ザ・ノンフィクションはまとめてみるもんじゃないと今日、学んだ。夜になってもやる気が起きず、明日に持ち越し。この頃は前にも増して理屈っぽい自分がいる。私にもあったはずの素直さよ、戻ってきてくれ。

朝 なし
昼 お好み焼き
夜 カンナ三段風 次回はエゴマを忘れずに
缶ビール1


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