しぶにぃ

実際にあった物語。

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  • しぶにぃ麻雀物語

    学生時代の思い出

  • しぶにい読み切り短編集

    サクッと読める短編集です お楽しみあれ

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しぶにぃ物語 ファミレス編①

そんな訳でお笑い芸人の道も断たれた俺はしばらくスロットで食っていく事にした クズである 歳はすでに27歳になっていた 人生で1番大事な時期をスロットに捧げたのだ 当時はキングパルサーというストック機で食っていた 朝128ゲーム回して他の店へ 原付で近所のホールをめぐる 設定⑤で5000枚抜いて、優雅にウナギを食って戻ってみるとその台が1000ゲームで捨ててあったりしてまた3000枚抜けた日もあった 基本おじさんおばさんばかりで当時はまだネットもそこまで発達して

    • ヤクザとの思い出

      キャバクラ時代。 実際にいたヤクザの人のお話。 地元じゃ負け知らずUさん 最初に名前を覚えた人。 とにかく喧嘩が強く、地元じゃ複数相手でも負け知らずと評判だった。 リアルの喧嘩は相手が3人以上ならほぼ勝てないと、愛徳の加藤ヒロシも言っている。 Uさんは「壁を背にすれば3人イケる」と豪語していたそうだ。 Uさんとの初めての出会いは働いてたキャバクラでお客さんとして来た時だ。 背は174センチくらいでガタイが良かった。 そんなUさんがハウスボトルの焼酎をキャスト

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      • 麻雀7つの大罪

        気分良く麻雀を楽しむには最低限守らなければいけないルールがある。 自分がひとつでも当てはまるなら悔い改めよ。 周りにいるなら付き合いは考えた方がよい。 それでは行ってみよう。 負けると不機嫌 いきなり本丸から。 基本にして1番多い罪。 大なり小なりはあると思うが、自覚症状がある者はまだ大丈夫だ。 見込みがあるのでこっちに戻って来い。 あからさまに場の空気を悪くする者、また自覚症状のない者は残念ながら手遅れだ。 治す事は出来ない。 お前はそんなにエライのか

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        • キャバクラのクソ客10選

          10揃うとサードインパクトが起きるといわれているクソ客の特徴を紹介 1つでも当てはまる者はコロナが終息しても家で発泡酒を飲む事をおすすめする 「キャバクラに興味が無い」「行かない」という人は読まなくてもいいがこういう世界があるのを知るのもいいだろう それでは行ってみよう ①ノードリンク 根幹にして原点 妖怪で言えば餓鬼 ガンダムで言えばザク クソ客界のスタンダード クソ客のこれの標準装備率は異常 相手に飲ませないで話が出来るのはもはや精神に異常をきたしてる

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          キャバクラにいるナニカ

          店泊という言葉をご存知であろうか? 文字通り店を閉めてそのままそこで寝てしまう事である。 これは五反田のキャバクラで店長をしていた時のお話。 その日お客さんにしこたまシャンパンをいただいた俺はそのまま店でグロッキー。部下の「先帰りますよ〜」の言葉にソファーに突っ伏した俺は手だけを挙げて答えた。 「鉄扉閉めますからね」 キャバクラの入ってるビルにはドアの他に鉄で出来た扉がある。 ギギギ という鉄扉の閉まる音そして ガチャン! カギがかかる金属音は何だが囚人になっ

          キャバクラにいるナニカ

          しぶにぃ物語 麻雀編

          俺の本格的な麻雀デビューは大学に入ってからだ。 それまでは友達の家の手積みで遊ぶ程度。 入ったサークルが映画研究会と言う名のゴリゴリの麻雀&飲み会サークルだった。 キャンパス内にある部室はゼミ(理系)の実験があるという大義名分(実験検証が24時間以上かかるため)で泊まる事が出来た。 狭い部室だが二段ベッドとソファーで4人は寝れた。 1年生ながらほぼ部室にいる俺は当然のように麻雀面子要員になった。 部室に行けば4人そろう。2卓立つのもザラだった。 キャンパス近くの

          しぶにぃ物語 麻雀編