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日記2020.2.12~2.18

2月12日(水)

週末の某「ちょっとしたパーティー」の出欠はがきを出し忘れていたので今年は行かないつもりだったんだけど、別件で連絡した時に主催者側からよかったらご参加くださいと言われて調整。調整っていうか、家族に相談するだけだけど。

一応バレンタインだしなあ、と連れ合いに申し訳なく思ったけれど、その日連れ合いは有給を取ってライブに行くのだという。娘も塾のない日なのでしっかり戸締りをして留守番してくれるという。好奇心の強い猫なのでお祝い事は大好き。立食だし、一人二人増えても減っても大丈夫なのかな。行こうかな。今年こそビンゴを当てる!

書評用の歌集を読む。
第一歌集なので期間が長いんだけど、後半にいくにつれて視野が広がってきていい歌が増える。こういうの、前半を切ったほうが自信作が見てもらえるんだけど、でも、前半があってこその後半なので前半も大事なのだろう。前半を突破して後半を読んでもらえるかどうか。私は逆年体の歌集はだいたいがこれの対策だと思っている・・・。
数歳違いくらいの年齢の、育児の違和感がメインテーマの歌集。なるほど、これは私が適任のような気がするよ。
「誰でもいいんだけど、コイツにもたまには何か書かせとかなきゃなー」と回ってきた書評ではなくて「これはコイツに書かせるのがいいだろう」と回ってくる書評は嬉しいな。

2月13日(木)

しっかり睡眠時間を取っているし心理的にも楽になっているのに、午前中から眠い。片付けをした後うっかりしていたらよだれを垂らしてうたたねをしていた。眠りが浅いのかもしれない。
ここんとこ高い整体でお財布が精いっぱいで行っていなかったマッサージの予約を取る。

マッサージの帰り、いつも売り切れてしまう食パン屋さんの前を通ったら、一本だけ残っていた。Lサイズは大きいけど一本しか残ってないので選べない。冷凍できるし、買って帰る。
今日は連れ合いと娘がライブに行くので夕食が私一人。分厚く切ってハニーバタートーストというおよそ晩御飯らしくない食事をとる。

2月14日(金)

連れ合いは有給を取ったのでランチにお寿司を食べに行く。連れ合いの奢り! わーいわーい。

夕方から某誌授賞式and懇親会。

俳句の賞と一緒にやるんだけど、いつも思うけど俳句は年齢が高いよね。今年も七十代の人だった。短歌の方は30歳そこそこなのでおじいちゃんと孫娘とかそのくらいの年齢差。
その二人が並んで写真を撮るときに俳句の受賞者が「もっと近寄った方がいいですか?」とふざけたので心が凍る。芸能人の結婚会見とかのイメージなんだろう。図々しいというかなんというか、いやしくも受賞者に向かって、短歌に対して酷い侮辱を感じた。

懇親会では楽しく飲んで、籤でチョコレートを貰って帰る。冗談半分で「ハッピーバレンタイン💖」と連れ合いに渡したらすごく喜んだので真実を言い出せず。まあいいか。

2月15日(土)

眠い。飲み過ぎだ…。

樋口智子さんの新しい歌集が届く。札幌歌会に行ったときにお会いしたことがあって、とても素敵な人なのだ。育児の現場を主なテーマにしていて、どこか童話的な温かみのある、読んでいて幸せな懐かしさを感じる歌集。
誰でもそうだと思うんだけど、育児って現場はすごく大変で、ほぼ本能で乗り切ってる時間なのよね。子どもってかわいいよね、とか、大変だけどかけがえのないひと時だよね、とか、そういうことって後から思うことで、私なんかは「この子ちゃんとまっとうに育つかしら」とか、「人に迷惑かけてないかしら、泣かないでのけぞらないで」とか、そういうことでいっぱいいっぱいだったから、こういう歌集は本当に凄いと思う。器が違うというか…。

夕食は唐揚げにした。唐揚げはお弁当でもお惣菜でもおいしいけど、揚げたてはやっぱり違うよねえ。

2月16日(日)

今年の大河は4K放送が朝の9時からやっている。せっかくなので見る。

今日から細川幽斎が出てくる。小夜左文字の持ち主だよねえ、と思って国歌大観で歌を見てみる。個人の歌集を持っていて、9巻の巻頭に載っていた。ほぼほぼ題というか、テーマがある。過去の情趣を踏まえて、なにかを付け加えるという感じなのかな。この時代のことはよくわからない。
何首か見ていくとだんだん上手な気がしてくる。二条派で古今伝授を授かった人というので、つまりその時代いちの歌人だったということなのか。なんだなんだ、すごいな。
ま、大河では一切触れられないだろうけどな!

2月17日(月)

まひる野の校正。

心なしか電車も空いている。大学が休みだからか、みんな家にいるのか。

私が最後の到着だったんだけど、着いたらチョコレートの箱を貰う。一人2個ずつはないから残ってるの全部食べていいって。やったー! おいしーい!!

帰宅したら短歌往来が到着していた。定期購読分。今月号の歌集アンケートに回答しているのだった。本気で3冊選んだのだけど、1冊まひる野の人を混ぜてもよかったのかな…。

ざっと見たところ、小池さんの『梨の花』と花山さんの『鳥影』が1、2を争っている感じ。吉川さんの『石蓮花』と桑原さんの『秋夜吟』、久々湊さんの『麻裳よし』、波汐さんの『鳴砂の歌』、川野さんの『歓待』、そして私も選んだ齋藤芳生さんの『花の渦』がそれに続いている。だけど、1票の歌集もずいぶんあって、人の評価は様々だし、歌集の魅力も様々なのだな、と思う。添えられている文章がアツくて楽しい。歌人みんな短歌好きだなー。

そんなことを思いながらちょっとダラダラしていたらどっと疲れてきて、早めに布団に入った。

2月18日(火)

朝から書評を1つ送信。あとひとつ。こちらは明後日までだけど、無理かもしれない。まだ読み込みが全然足りない。

添削が届いていたよね、と思って開けてみると、明日までの締め切りだった。あれ? 時間泥棒がいるな? あわてる。

山内さんと電話。京都空いてるらしいねえ、などの話。25年くらい前に京都で大きなイベントあったよね? と言うが山内さんは覚えていなくて、あれは一体なんだったんだろうと考える。

BGMを兼ねてYouTubeでステキ奥様の暮らしのお手本的な動画をつけっぱなしにする。声とか顔とか入らずひたすらのんびりした音楽と共に料理したり掃除したりお花を生けたりするやつ。どうも私は致命的にせっかちだな、と思う。箱から部品一個ずつ取り出して見たりしないよ…ざーって開けちゃうよ。